音痴・吃音・プレゼンの悩み

ヴォイスティーチャーの高牧康です。
5000人以上の音痴の人と向き合ってきました。

音痴ではないかも

2018-08-13 17:42:42 | 音痴

カラオケ採点で70点前後だと、音程正確率も68%以下だったりします。

つまり、半分近く音程が外れているのですから、歌えているとは言えないかもしれません。

だからといって、音痴、と決めつけないでください。

音痴、と決めつけてしまうと、歌う気持ちもそがれ、歌から遠のいてしまい、もっと低い点数になってしまうかもしれません。

なぜ、音程が合わせられないのか?

を考えると同時に、

なぜ、合わせられる部分もあるのか?

を考えましょう。

ひとつは、曲をしっかり覚えていない。

別な原因として、雑になっている、という事かもしれません。

今日、カウンセリングを受けた人は、音痴だと思い込んでいただけで、実際はそうではありませんでした。

ちょっと雑になっていたのです。

書道をされる人のようなので、

「文字をイメージでとらえないで、留め、跳ね、掃い、に注意したり、書き順などにも留意して書くと、上手くいくでしょ。それと同じように、細かいところに留意し、ゆっくり、ゆっくり、あり得ない速度で歌を練習してみてください。」

とアドバイスしたら、うまく歌うコツを掴めたようで、音痴じゃなかった、自分でも練習次第で上手くなれるかもしれない、という希望をもって帰られました。

実は、別な教室に行ったら、「あなたは、音痴です。すぐに直しましょう」と言われたそうです。

そこで、ほんとに音痴かどうか、いわゆるセカンドオピニオン的に、私のところを訪れたようです。

音楽教室、ボイトレ教室も、売り上げを問われているから、だれでもかれでも、「音痴」「オンチ」って決めつけるんですね。

こまったものです。

高牧康