音痴・吃音・プレゼンの悩み

ヴォイスティーチャーの高牧康です。
5000人以上の音痴の人と向き合ってきました。

リズムに乗れない、合わせられない

2018-02-21 12:22:18 | 音痴

リズムに乗れない、合わせられない、のは

リズムとビートという言葉の混同がリズム音痴の原因です。

リズムは言葉とほとんど一致しています。

タンタン、タタタン=ニッポン、チャチャチャ のようにです。

ですから、リズムに合わせるというのは、その歌詞の動きに合わせるということです。

この図のように(ここをクリック)三々七拍子、三本締め、打ち分けられたら、それぞれのリズムを覚えていることになります。

ビートは曲の速度と関係しているので曲ごとに覚える必要はありあません。

曲の速さを感じたままに手拍子してみましょう。

最初は合いませんが、やがて合ってきます。なぜなら人の感覚とはそういう風になっているからです。

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「音が合っているかどうか分からない」、という悩み

2018-02-19 17:11:38 | 音痴

音痴の相談の一つに、「音が合っているかどうか分からない」というものがあります。


これは「自分の声と伴奏が合っているかどうかが分からない」更に言い換えると「声と伴奏で使われている楽器の音が合っているかどか分からない」ということになります。


そこで、音の高さについて同じ、異なる、ということが正しく認識できるかどうか確かめる必要があります。


写真のように(ここをクリック)、二つの楽器の音を聴き比べ、音の高さが同じか異なるか聴き分けることができるかどうかを確かめましょう。

二つの音が同じ高さになったときの響き、異なるときの響き、どのように違うでしょう。


そして、同じ楽器→異なる楽器→声と声→楽器と声
というように、音色が異なっても、音が同じ高さになったときどんな響きがするかを感じ取る練習を続けると音感が養われます。


※「カウンセリングから音痴克服へ」のページから引用(ここをクリック)

 

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「めだかの学校」が歌えますか?

2018-02-17 09:38:02 | 音痴

●この歌の中で音程が不安定になったり、あぶなっかしいな?となったところはどこでしょう。

 
▲「めだかーの学校は」のあたりがとても音量が小さいとすると(原因1)では無いかと考えます。

▲「かわのーなかー」であったとすると、(原因2)ではないかなと思われます。
 
▲「そーっと、のぞいてみてごらん」あたりできつくなったのであれば(原因3)じゃないかしら。
 
 
(原因1)
この曲の後半が高くなることを予測して、低すぎるキーで歌い始めていませんか?
または、裏声だけで歌おうとしていませんか?
 
(原因2)
これは会話の声、すなわち地声だけで歌おうとなさっているためです。
この曲の場合、「かわのーなかー」あたりで地声の音域の限界を超えなくてはなりません。
そのために、出なかったり、出にくくなったり、不安定になったりしているのです。

(原因3)
歌を歌うためには「歌声」が必要です。
この歌声には「地声」と「裏声」がバランスよく混ざっている必要があります。
中盤まで歌えた、ということは歌声はお持ちなのでしょう。
でも、この「そーっと、のぞいてみてごらん」のところはかなり高音になるので、バランスが変っていかなければなりません。
恐らく、中音域のバランスだけで歌おうとなさっているので、出にくくなっているのでしょう。
また、声が弱弱しい状態ならば辛うじて歌える・・・ということは声帯の閉鎖が完全ではなく、息漏れしがちな状態になっているということです。
でも、その分高音に進みやすくなります。でも息の力が余計に必要なので、疲労感が残ります。
 
※以上3点は、代表的な原因をお示ししました。
 
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音痴の原因と状態について

2018-02-15 10:10:45 | 音痴
●「音痴」とは、音が合わない、合わせられないということを言いますが、そのメカニズムはこうです。
 
<音の記憶の問題>
 
●音楽は記憶の芸術です。
記憶というと「歌詞」を思い浮かべるかもしれませんが、記憶すべきは旋律(メロディー)です。
楽譜が読める人は記憶が曖昧でも旋律をたどることが出来ます。
歌えない人は音楽から離れていたわけですから、楽譜を読むことも苦手なはずです。
そういう人ほど、完全に旋律を覚えていないといけません。
ところが、音楽から離れていたわけですから、聴く量も少ないわけです。
旋律が正しく記憶されているかどうかも怪しいものです。
歌おうとする曲の歌詞、どのくらい覚えていますか?
 
 
<音の判別の問題>
 
●音感が無いんです、という人がいます。
音感とは、音の高さや、種類(音色)を区別する感覚です。
甘い、しょっぱい、辛い、苦い、という味覚と似ています。
ある音を聞いて、高いのか、固い感じがするのか、低いのか、太いのか、鈍いのか、というように、混乱してしまうことがありますが、整理すればだれでも、聞き分けられるようになります。
つまり、自身について音感が無い、と思う人は、音程と音色を混乱しているのです。
 
 
<声の音域の問題>
 
●歌えない人は、音域が狭い可能性があります。
 
1.音域がせまく、低いほうに偏っている
2.ほんの一部はあっているような気がしても、自分の出せない音域の音が出てくると、違った音で歌ってしまう。
3.違った音で歌い続けているうちに、合っている音自体も判らなくなる。
4.よって、合っているような合っていないような・・・・合っていないんだな!ということが判ってくる
ということです。
 
つまり、原因となっているのは音域がかなり狭いと言うことが多いのです。
歌える人は1オクターブ(12半音)から2オクターブ半までありますが、歌えない人は3半音しかない場合もあります。
 
 
ヴォイステーチャー 高牧康
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