本と図書館の歴史 ラクダの移動図書館から電子書籍まで
モーリーン・サワ/文 ビル・スレイヴィン/絵 宮木 陽子・ 小谷 正子/訳 西村書店 2010年
本日の勉強会の課題本。
児童書ですが、図書館の発生から現代まで
図書館と本の歴史がまとまっています。
事前に読んで、感想などを話し合いました。
ここで上がった項目は
日本の図書館の歴史
地域資料の重要性
あらゆるものが、その土地の現在を伝えるものになり得る
その地域の図書館でなければ収集保存できない資料
司書の重要性
事あるごとに「司書の専門性」と言われるが、専門性とは何か
確かに専門職であるはずであるが、その専門性が見えにくいのか
専門性が発揮できるような環境にないのか
鎌倉市の正規司書の採用を求める陳情に対し、司書の仕事はAIで代替できるという理由で一度不採択になったが、AIで代替できるのか?
誰でもできる仕事だと見られているのなら、何が原因なのか。
専門性を理解してもらうには?
司書資格取得後の研修など
電子書籍について
など、話が広がりました。
「はじめに」に
図書館の目的、
そして「図書館は今日生きている人びとを、過去や未来の人びととつないでくれる」
とあります。
私たちの知る権利を守り、
健全な民主主義を育てる図書館。
未来につなげていくために
地域で図書館を守り育てることが大切だと感じました。