1月24日、浜松市立東部中学校(静岡県浜松市南区)。
講演会にて、阿部代表は生徒達に語りかけた。
当中学校の31名の生徒は昨年8月、気仙沼を訪れ、自分の目と耳と足で、様々な事を感じていた。それから半年弱。生徒たちは阿部代表との再会を果たした――。
以下、講演会後の阿部代表の言葉です。
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無事に終えての安堵と、再会を約束した子ども達との桃源の誓いを果たし、素晴らしい一時を子ども達と過ごせた事、須山校長先生と、次に剥けてのスタートを切れた事が、感無量であった一日であった。
と申すのは、
ひとつ、東部中生の変化である。
昨年の八月に小泉自然楽校に訪れた際の生徒が、ネット通信授業で東北に一度も訪れていない一年生、生きることに、右も左も判らなかったお嬢ちゃん、お坊ちゃんが、伝え人が導いてきた、避難三原則の掟を理解し実践出来ていたことにある。
その根拠は、学校の講演会では、必ずお約束の校長も担当の先生にも打合せしていない、突然、子ども達との対話をする為に、想定に囚われるなという三原則を実践してもらうべく、無茶ぶりをさせて頂いた。
大概の子ども達は固まり、先生は狼狽え、生徒に何とか発言するように促すか、1000人近い会場が静寂するだけである。
昨年、12月ご縁があってこの東部中全校朝礼にて、同じように無茶ぶりをさせて頂いた。
会場は静寂し、子ども達は固まり、指名された子ども達も動揺する。
何とかかんとか、その場を納めた程度であった。
講演会の当日、己は講演する前に、更なる想定外を子ども達に突然求めた。
一瞬、間があったが、求められた全員が皆一様に求めに対応した。
次に講演会後は、大概これまたお約束の質疑応答、しかし、ここでも、その前に子ども達に真摯に向き合い、求めた。
これにも見事に応じて貰い武者震いする程に成長した姿を確認した。
更に驚きは続き、質疑応答も静寂の後、一人二人が常道だが、何と、15人近い生徒が自ら名乗りをあげて800名は、いるであろう会場にて、自らの言葉を発する。
物凄い若力を感じて、武士の血が騒ぎ、己自ら壇上を降りて子ども達と真剣勝負に望んだ。
一問一答しか猶予を与えられない中で、至福の一時を過ごせたことが、何よりもありがたかった。
このように、子ども達は、きっかけを導かれれば、必ずや未来への一筋の光を目指して、生きる力を身に纏い、夢や希望に、前進する力を眠らせているのだとも得心した。