東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城(代表:阿部 寛行)

※H27年4月を持ちまして本活動は(社)Kotネットワーク本吉に引継ぎました。本ブログは4年間の活動の記録です。

浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー2日目《午後》

2015年08月24日 | ボランティア活動報告
浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー2日目《午後》


【キズナ交流プログラム②《中学生交流》】



















































東部中、舞阪中、小泉中が交流するプログラムです。東部中、浜松中の生徒さんは、小泉中の生徒さんの花道に迎えられました。
まずは、小泉中学校今野先生のお話がありました。それから、それぞれの学校の生徒さんが、自分の学校について紹介をしてくださいました。自主性を持った生徒さんが多く素晴らしいなと感じました。
その後、6つのグループに分かれ、人間知恵の輪という遊びをしてから、各グループで自己紹介やお話をしました。
最後に、東部中須山校長からのお話がありました。
帰りは東部中、舞阪中の生徒がバスに乗るまでの道で、小泉中の生徒がハイタッチで送ってくれました。時間としては一瞬だったかもしれません。しかし、この瞬間に共に過ごした事実は消えません。生徒さんは、今そして未来の希望だなと感じました。


【道の駅大谷海岸】





ご家族や、友達へのおみやげなど、たくさんのおみやげを買っていました。先生方もたくさん買われていました。高く積み上げられたおみやげが、皆が買った後には低くなっていました。

【地福寺減災講話】













片山ご住職のご講話をききました。杉の下地区のことを伝えてくださいました。みんな真剣に、片山住職のお話に耳と心を傾けていました。
歩いている時、すぐそばを土をのせたダンプカーが何度も通り過ぎていきました。
その後。地福寺で、震災当時の津波の映像を見ました。


【モーランド本吉】



浜松市にとってプラタナスの木は重要な意味を持っています。モーランド本吉には浜松から贈られたプラタナスが植樹されています。





















































その後、BBQスタート。
千葉一郎さんによるクイズ大会や、先生、保護者の方による景品をかけたジャンケン大会は、白熱していました。
最後に中学生代表の女子生徒さん2名が話しをしてくださいました。このスタディツアーへの感謝の心を述べられていました。心からの感謝を伝えられる生徒さん、本当に素晴らしいなと感じました。



浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー2日目《①午前》

2015年08月23日 | ボランティア活動報告
浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー2日目《①午前》

2日目は①午前の部、と②午後の部に分けて書かせていただきます。

【南三陸歌津地区漁港洋上巡り・生簀体験】





漁港にも津波がきたこと、地盤沈下後漁港をかさ上げしたことを阿部俊洋さんが伝えてくださいました。
中学生は生きている魚を見ました、そして魚に触れました。この魚は昼食でいただく魚です。海…自然の力は恐ろしくもあり、恵みを与えてくれるものでもある…
イナダをはじめヒラメやトビウオなどもいました。阿部さんの息子さんはたくさんお魚の名前を知っていました。


【東日本大震災語り部小泉コース】



鈴木優美さんが震災当時の事を伝えてくださいました。中学生のメモを取りながら必死に聴く姿が印象的でした。
また、現在建設中の堤防についても教えてくださいました。これまでの過去、現在、またこれからの未来…すべてから学びを得ることができると感じました。

小泉小学校近くに、津波の教えという碑があります。そこでは及川善賢さんと阿部寛行さんによる語り部も行われました。
てんでんこ…この言葉が刻まれる碑は大切なことを教えてくれます。何度も原点を思い出させてくれる大事な碑だと思います。
浜松市は海に面した地域です。東部中も海が近く、舞阪中は海のすぐ側にある学校です。地震が起きた時にどのように対応するか… 非常時を考えること、日常から備えておくこと…中学生が減災について考え行動するなら、周囲の人も中学生に学ぶことがたくらさんあると思います。


【キズナ交流プログラム①《昼食》】



お食事処まなちゃんの店主、佐藤学さんはじめ、小泉地区の小泉仮設住宅からのお母さん達、大学生のボランティアの方がお魚をさばいてくださいました。朝生簀体験で触った魚が、おいしいお刺身になりました。



仙台で活動されているヒヨコの杜さんから特別に、東北復興の支援に関わる贈り物がありました。鈴木さんと長田さんから贈り物の紹介がありました。
ひとつは、新聞バック(海の手山の手)、もうひとつは、皮の靴のキーホルダー(山元町放射能汚染から子どもを守る会)です。鈴木さんと長田さんは、苦しんでいる人がいること、また復興のために活動している人がいる事を知ってほしい。発信していってほしいと話してくださいました。



そして、須山校長からTシャツについてお話をしてくださいました。
今回関わっている東部中学校、舞阪中学校の校章、株式会社東海トラベルのマスコットキャラクター、魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)のロゴ、阿部寛行さんの想いをのせたTシャツです。
それぞれが線でつながり円になっています。つながりがあるからこそ、このツアーが成り立っていることを再確認しました。当たり前ではないということが、感謝の心を取り出してくれる気がします。

小泉地区の小泉中仮設住宅からのお母さん達は、三年目の浜松の中学生に携わり、笑顔と元気を共有することができたと感じます。


2日目、午前の部はここまでです。次は午後の部についての書かせていただきます。


浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー1日目(2015/8/19)

2015年08月22日 | ボランティア活動報告
浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー1日目(2015/8/19)

【対面式】@ホテル観洋



各民泊のご家族とのご対面。緊張感も少しありましたが、いよいよこれから始まるという雰囲気でした。
及川善賢議員、ホテル観洋の伊藤さんの歓迎の挨拶がありました。次に中学校の代表の生徒さんの挨拶がありました。これからよろしくお願いします、としっかりした挨拶でした。
モーランド本吉の榧木さん、東部中の須山校長、魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)の長田さんも話してくださいました。この減災スタディ交流ツアーへのおもい溢れるお話しでした。

生徒から支援金が寄付されました。復興支援のために…自分達にもできる事がしたい。中学生の自主的な提案で、支援金を集めることになったそうです。学校内や駅前で募金活動をされました。この支援金は、代表として小泉地区の千葉一郎さんに渡されました。生徒さん自らが自分達にできる事は何かと考え、行動した勇気が素晴らしいと思いました。




【ヒアリング】
対面式後は、観洋から各民泊のお宅へ出発しました。少し時間をおいてから先生が各民泊宅へヒアリングへ。生徒と一緒に夜ご飯を作ったお宅もあったそうです。楽しそうに過ごしていたと聞きました。民泊宅の方と近くで接する中で様々な事を学んだのではないかと思います。民泊宅の皆様、受入を決めていただき、本当にありがとうございました。