帰省。

2012年04月22日 18時37分00秒 | 日記

子供が帰省していました。

独身なので、まだそれほど悩み事も無く、一人で車を運転して帰って来るので、交通手段の心配も無く、一番気楽に迎える事の出来る子供です。

明日は普通に仕事なので、昼過ぎに帰って行きました。

定年前は自分達がそうして帰っていく立場でした。

何時の時でも、帰って行く方、去って行く方はあまり何も感じませんが、置いて行かれる方は、やはり寂しいものだと、この頃感じます。

高校生の頃、寮に住んでいました。

先輩が、卒業で東京に就職する為に、上京して行きました。

同じ部屋の大好きな先輩でした。

それまで、人との別れで寂しいとか、悲しいとか感じた事は一度も無かったので、駅まで見送っても平気でいられると思っていたのです。

電車に先輩が乗って・・・。

何故か突然涙がこみ上げて来ました、自分でも初めての経験で戸惑いました。

家族との別れでも経験した事が無かったのに。

残される者の寂しさ、自分にもこんな感情があったんだと気付いた出来事でした。

元来、自分は薄情だと思っています。

しかし、自分達が帰った後の親達も、もしかすると寂しい思いをしていたのかと、今頃になって思いかえされます。


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