中学卒業まで同じ学校に通い、
家も近所の同級生。
高校も同じだけど、県外の寮生活で、
お互いに違う友人が出来てなんとなく疎遠になってしまった。
田舎は一緒でも、
一緒に帰省する事も無かった。
仲が悪いわけでは無い、
ただ、違う世界で違う生活をおくっただけだと思う。
彼女は卒業後田舎に帰った。
自分は、県外に就職した、
そして、県外で結婚して実家で生活をする事は無かった。
彼女の家には子供の頃随分お世話になった。
家に泊まらせてもらったり、お風呂を借りに行ったり。
まだ珍しかったテレビを見せてもらったり。
お母さんにも、お父さんにもお世話になった。
何時か恩返しをしなくては、
と思いながら、何も出来ていない。
お母さんは随分前に亡くなった。
昨年、喪中葉書が届いて、お父さんが亡くなった事を知った。
秋に訪ねた時には会わないで帰って来たので、
気にはなっていたけれど・・・
お正月明けに実家の整備に行った時、
彼女に出会えたので、話す事が出来た。
長患いではなく、穏やかな最後だったと・・・
そして、あの世で永く待っていたお母さんの元に行ったと。
子供達の望んだ、百歳!
お正月を越えたので、享年が百歳になったと。
元気で何時も優しい方でした。
何でも自分で造る器用な方でもありました。
感謝はしていても、お返しするのは難しいです。
何時もいついつまでも、感謝は消えないのですが・・・!