Jr.の試合が近いため OGのJKに来てもらいました。
こういう時に頼りになるのは やはりOGですね
最強の遺伝子を受け継ぐ「粗方さん」に会ってしまいました。
隣には最強の「女王さん」がいました…
んーーー 今日という日に 乾杯!という感じです 笑
10年前の「7代目」のキャプテンの話し。
初代から6代目までは 決して弱くはなかったし 能力の高い子もそこそこいましたが なかなか「優勝」と言うものに恵まれず 準優勝や3位が多く 年に一度 優勝できるか できないかが続いていました。
「7代目」から年に複数回 優勝するようになったんです。 人数的には6代目までのほうが多くいたんです。「7代目」は最初6年生は3人だったんです 最後は5人になりました(綸とガチャが入ってきてくれました) 5年生や4年生(後に5年も4年も 6年になってから複数回優勝しています)が頑張ってくれたことも あるんですが この「7代目」のキャプテンの「童葉(わかば)」がすごい子だったんです。
4年生で お姉ちゃん(6年生)と一緒に入団してきたんですが まぁ4年生のときは試合にもでることはあまりなく 最初に出した試合は何十秒のプレータイムだったと記憶していますが リバウンドに全く届かないのに 一生懸命に何回も何回も跳んでいましたね 笑 ベンチに戻ってきたときに「どうだった?」と聴いたら「全然届かんかった・・けど楽しかったぁ」と無邪気な笑顔で答えていたいたことがとても印象的で今でもその笑顔を思い出すことができるほどです。
4年生の時の話がもうひとつあり ちょうど今の時期に地元の小学校の部活の最後の公式戦があるんですが カップ戦に誘われて この「童葉」を筆頭に4年生3人、3年生2人で試合にいったんですよね 当然勝てないと思って参加したんですが この「童葉」は僕の気持ちとは違うものをもっていたようで 自分よりも体格差で勝る相手チームの6年生に真っ向勝負を挑んでいくんですよね カットしてレイアップにいったときに相手がファールしてマジで2~3m吹っ飛んでいったんです!
こりゃ ケガしたな・・と思いベンチからでて起こしにいこうとしたら 立ち上がって半分泣きながら ディフェンスに戻っていくんですよね しかも全力でですよ あれは絶対痛かったはずなんですよ あれで立ち上がってこれることが凄いのに 走って戻っていくんですからね 4年生ですよ スゲぇやつだなぁと感心してしまいました 笑
「童葉」だけじゃなく「明莉」「佐愛子」3年生の「木乃美」「唯菜」もすごく頑張ってくれて なんと6年生のチームに勝っちゃったんですよ! 快挙!といってもいいことです! すごく誇らしい顔をしていましたね
次の試合で優勝したチームに僅差で負けたんですが こんなに小さい子たちが こんなに頑張れるんだ…そして勝てるんだ!ということを教えてもらった1日でした。
5年生になり 背番号も#6になり チームのエースになりました。 カップ戦で負けた相手の試合は必ず一人でも真剣に観ていました。 悔しかったんでしょうね。 その後「コーチ 私は勝ちたいです そのために一生懸命頑張ってます でも一部の6年生はそうじゃありません どうしたらいいですか?」と聴きにきた時は ビックリしたんですが「それはおまえが考えることじゃない 6年のキャプテンが考えることだから おまえは自分のプレーを頑張れ!」と伝えました。
そして6年になり 身体も大きくなり(でも160はなかったと思います) 1対1で負けることがほぼほぼないような選手に成長していきました。
しかし ここで問題がおきるんです・・・ 自分とチームメイトのギャップです。 自分のプレーにチームメイトがついてこれないんです。 ボールをもらってパスを出せないとゲーム中にイヤな顔を露骨にするようになってきたんです。どこかのカップ戦の決勝でそれが起き 結局準優勝だったんです。 さすがにこれはいかん!と思い帰りの挨拶が終わり 各々送迎の車に乗り込むときに「童葉」を呼び止め 叱責したんです。「おまえはなんであんな顔をしてプレーするんだ?」と 最初はブスっと不貞腐れてましたが 堰を切ったように号泣しながら「私はめっちゃ一生懸命やってます なのに周りが動いてくれない だからパスがだせない 私は一生懸命やってるんです!」と訴えてきました 童葉の言うことは理解できるんです。 あいつの言い分ももっともなところもあるんです。 でもそこでそれを全て鵜呑みにするわけにはいかないんです。 チームですから・・ 僕は彼女に「おまえに言うことはわかる でもよ おれはおまえをプロにしようと思って育てとる そんなやつがそんなことで泣き言いうのか? ましてやおまえきキャプテンだろ! 困ったチームメイトがいたら助けるのがキャプテンじゃないのか? おまえはそんなこともできずにキャプテンをしとるのか? なら バスケなんてやめちまえ! おまえ一人辞めさせるのはいかんで おれも一緒に辞めたるわ! それでええか?」と声を荒げたのが昨日のように思い出されます。 大袈裟に言わせてもらうなら 魂のぶつかりあい! でしたね。 チームメイトも誰一人帰らず車の中でこれを聴いていました。
童葉のお母さんもハンドルを握り じっとやりとりを黙って聴いていてくださいました。 このお母さんは「チームのことはコーチに任せてありますから」と厳しくも温かい目で童葉を見守っていてくれましたね。 思っていたことを全部言葉にしてだしたので わだかまりは一切 お互い残らなかったですね それから彼女は本当に献身的にチームを支え 率先してバカをやり いいチームにしていってくれました。 彼女は彼女なりに情緒不安定になる時期もありました。 6年の女の子が よく頑張って乗り越えたな。と思ってます。 中学は市外の中学にいき そこでクラブチームにはいり 高校はバスケの名門高校に進み その一帯の「強化選手」になりました。 大学からもオファーを受けたみたいですが 今は 消防士となり 日々研鑽していると聞いています。 趣味は「筋トレ」らしく 腹筋はすごいですよ!といつも言ってきます。
社会人となり 毎日毎日 忙しくしているようで 最近は あまりやりとりはありませんが 2年ほど前に「7代目」の子たち全員と飲み会しました。 みんな大きくなりそれなりに忙しく頑張っているようですが やはり会えば 当時に戻りますね また機会があればヤツらと飲みたいですね コート外のキャプテン ガチャに仕切ってもらわないと・・笑
「原点に戻ろう」と遡って 各「代」の子たちのことを考えていたんです。 そしたら「童葉」のことを思い出して・・・
あっ! そうそう あいつが5年のときの試合で残り何秒かで逆転シュートを決めた時は 決めた瞬間にまだ試合中にもかかわらず 僕のところに一目散に走ってきて飛びついてきたことがありました 正面で抱きかかえる格好だったんですが ギューっとしていいのかわからず 戸惑ったことを覚えてます 笑 懐かしい思い出です 笑
久しぶりにLINEでもしてみるか・・・