折り焚く雑の記

気になったことを雑に書き散らかしていこうと思います。読後は、折られて燃えて無くなる薪のような、そんな話になれば。

祇園精舎の鐘の声

2025-03-09 06:35:21 | 雑考
おはようございます。早朝ウォーキング中の減量小父さんです。

この辺りに越してきて20年近く経ちますが、当初気づいたのがお寺多いなぁと言うことと、毎朝ちゃんと鐘を撞くのね。と言うこと。
苦情で除夜の鐘すら肩身が狭いところもあるのに
この辺りの人は敬虔と言うか、おおらかと言うか、まぁ、いいところに越してきたなぁと思ったのを思い出す。
複数のお寺で撞くから、朝6時はあちこちいろんな角度から、ゴ〜ン、ゴ〜ン。距離に応じてタイムラグで聞こえてくるのも、音の高低があるのも聴いていて、いとをかし。
で、こちら、そのうちの一寺。
左手に山門、右手に鐘楼。
今まさに撞いているところだけど、誰もいない。そう、タイマーで撞いてくれるアレを採用している模様。
音は風情があるのに、見るとわろし…なんて思ってはいけない。

色即是空空即是色、ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず、祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり。
この世の中に、永遠不変なもの、変わらないものはない。という、仏道のありがたい神髄を現しているのかもしれないのだから。もしかすると、諸行無常の響きを持つ祇園精舎の鐘はあちこちにあるのやも知れぬ。そう考えると、何やらありがたい。


今の空。風もなく、良い一日になりますように。合掌。




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