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日光にある400年の歴史が息づく博物館足尾銅山

2020-02-12 11:24:58 | 日記
こんにちは、社長の大類勇人です。
今回は日光市足尾町通洞にある足尾銅山について紹介します。

かつて日本一の鉱都と呼ばれ栄え400年の歴史を誇る足尾銅山の坑内観光施設です。
閉山後に坑内の一部が開放されてトロッコ電車に乗って
全長700メートルの坑道に入り進んでいくと、
当時の厳しい鉱石採掘の状況が年代ごとに再現されています。

足尾銅山観光について
1610年(慶長15年)備前楯山で初めて銅が発見され
1648年には徳川幕府の御用銅山となり、
江戸幕府直営の銅山として大いに賑わいました。
足尾銅山の銅は江戸城や増上寺、日光東照宮などの銅瓦にも使用されたそうです。

足尾銅山の山の中の坑道は横に掘られただけではなく
縦にも多くの穴が掘られており、その高低差は約1200mもあるそうです。
掘られた距離は、東京から博多くらいまでの距離で1234kmというから
びっくりしてしまいます。

江戸末期には廃山同然の状態になってしまった足尾銅山ですが、
1877年(明治10年)古河市兵衛の手により民営化されると、
新しい技術や設備によって急速な発展をとげ、日本一の銅山へと成長しました。
しかし公害問題も浮上し、最終的には銅の生産量の減少もあり、
1973年(昭和48年)に閉山してしまいました。

現在は、足尾銅山観光として坑内の一部が開放され、
その歴史や仕組みなどが分かるようになっています。
足尾銅山観光は国指定史跡として登録されています。

足尾銅山観光3つに分けられたエリア
足尾銅山観光は入り口からトロッコ列車に乗って最初に掘られたという通洞坑に向かいます。
降車場で奥へと続く坑道がありますがそちらは入ることができません。
降車後は歩いて展示物を見学していくことになります。

足尾銅山観光は「江戸時代展示場」「明治・大正時代展示場」「昭和時代展示場」と
3つのエリアに分けられ各エリアで人形が音声で当時の採掘の様子などを教えてくれます。
坑道内は天井から水滴がぽつぽつと落ちてきて実際に使われていた坑道という歴史を
感じることができると思います。
その他、CGによる採掘の説明や発掘された鉱石、
製錬所の模型なども見学することができます。

あなたもぜひ一度400年の歴史ある足尾銅山跡に足を運んでみてください。

所在地:〒321-1514 栃木県日光市足尾町通洞9−2
営業時間:9時00分~16時30分(閉園17時00分)
定休日:年中無休
交通アクセス:
JR日光駅または東武日光駅から市営バスで53分