横に動く。
横の動きを大事にすべし。
縦ではなく横に。
例えば、受験に合格したいから、勉強をする。
スポーツの大会で勝ちたいから、その種目の練習をする。
絵が上手くなりたいから、絵の練習をする。
仕事が出来るようになりたいから、仕事上の知識を勉強する。
これらは全て、縦の動きです。
縦の動きは確かに重要、必須といってもいい。
しかし、縦の動きだけだと、そのうちどん詰まりになります。
そこで大切なのは、横の動き。
これは、例えば、
趣味の本を読む、息抜きにスカッシュをする、旅に出る、花を愛でる、俳句を詠む、スポーツ観戦をする、料理を作る、みたいなことです。
これらは、達成しようとしている本来目的からすれば、直接の意味はないことです。
しかし、これが効くし、これが不可欠。
例えばの話、趣味の本で得た知識が営業で役に立つ可能性があります。
スポーツで得た勝負の駆け引きのノウハウが、仕事上の取引で役に立つ可能性があります。
一見関連の薄そうに見える事柄から得られるフィードバックというのは、意外と多いんです。
そしてそれは、縦の動き---直接的な努力---では、往々にして得られないものばかりです。
縦の動きだけではどこかで行き詰ります。
そんなとき、突破の鍵となるのは、横の動き--ー直接的な関連はないけれど、回り回ってフィードバックがあるような努力--ーだったりすると思うんです。
だから、色んな経験を積みなさいよ…っていわれるんですね。
縦に動けないときは横に動きなさいよ…と。