デジタル時計

　今から２７年前、憧れの東京へ就職した時のことです。同年は阪神淡路大震災、色々な事が起きた年でもありました。地下鉄に、毒がまかれる事件もありました。通勤は東急東横線と東急多摩川線の利用で１時間半、東京で働くことができることが、何よりも嬉しく、通勤はぎゅうぎゅう詰めでも、全く苦になりませんでした。同年は、米マイクロソフト社のウインドウズ９５が発売され、世界中でインターネットが急速に普及した年でもあります。似てるのは、近年の新型コロナのように、何か事件が起こるたびに、インターネット通信が拡大している。３０年前の若かった時と比べると、年のせいかニュースのネガティブな用語を、まともにとらえてしまい、不安の方が多くなります。あの時も湾岸戦争などあったけれど、遠い国だから、と興味はなかったはずなのにです。あまりに規制が多いと、旅行も、近所の公園も、行かなくなるけれど、振り返ってみて、喜びもあります。通信が普及したおかげで、遠くの場所へ行かなくても、他の人の掲載画像を見ることが出来たり、自分が本当にやりたかった趣味が見つかることができて、有り難いです。グーグールマップの機能もナビが誘導してくれるので、迷子にならずに済んでいます。

　ずっと気になっていることがあります。４９という数字ばかり目にすることです。夜中にトイレに行きたくて目が覚めるのではなく、１週間に１回は突然パッと目が覚めて、２時４９分の時は、ぞっとしています。社員証や携帯電話も全部足すと４９になります。遡ると１０代の頃ビデオが流行し、ビデオ表示画面のデジタル時計で、時間を見るようになった時からです。アメリカでは１９４９年は良い年だったから４９は吉数字、日本では、四苦八苦で良くないとあり残念です。中国では８と９が吉。９は好きな数字ですが、４９を良い方にとらえて、毎日、良くなれ、良くなれと、小声で唱えています。