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石巻市の北上川河口から、およそ4キロの川沿いにある大川小学校は、地震による津波で全校児童の7割の児童と教師が亡くなられました。
おそらく近代的な建物であったと思われる校舎は、崩れ、歪み、当時のままに残された建物から、3,11の想像を絶する災害の大きさを知ることができます。
私たちの前にも後からも、痛々しい校舎を遠巻きにしてたたずむ方たちが、絶えることなくいらっしゃいました。
☆石巻から車でおよそ100キロ、陸前高田の《奇跡の一本松》へ
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白砂青松の高田松原は、震災前は四季を通して、県内外の来訪者が絶えることのない、美しい名勝の地だったそうです。
約7万本の高田松原も津波に流され、唯一残った一本松が、東日本大震災の記憶を後世に継承する役目を担って、痛々しくも真っ直ぐに空に向かって立っています。
*昨年、海水によるダメージが大きく枯死が確認された後、一本松はモニュメントとして復元されました
(後方には、陸前高田のユースホステルの建物が、大きくゆがんだ形のまま残されています。)
石巻と同様に、砂埃と工事車両の姿ばかりで、そこには人々の日常はなく、まだまだ復興は始まったばかりなのだと感じました。
○今年5月、東北へ《お花見ツアー》に行った際、現地の添乗員さんが言われました
「観光、お花見、なんでもかまいません、東北の地へ来ていただくことが、大きな支援になるのです」
その言葉に勇気をもらって、春に続き夏の東北旅行に出かけてまいりました。
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