天空橋駅のホームは羽田空港の滑走路の下にあります。
多摩川サイクルロードは左岸と右岸のコースがありポピュラーな左岸コースを北上することにしました。別名「たまさい50キロ」と呼ばれるコースは羽田周辺を起点として羽村の阿蘇神社まで約55Kmのサイクルロードです。ところが起点の定義が曖昧で、大鳥居が起点であるとか弁天橋が起点であるとか言われていて実際の起点はハッキリしません。そこで今回は天空橋駅から羽田空港を目指し空港直前のトンネル前を起点とすることにしました。
ここを多摩川サイクルロードの起点としました。
スタートしてしばらくは環状8号線の歩道を走ります。天空橋駅から起点に向かう途中でボトルのキャップを落としてしまい探しながらゆっくり進みます。無事に回収して最初の目的地の大鳥居に到着。この大鳥居はかつて穴守稲荷神社にあったそうで終戦とともに進駐軍により羽田穴守町、羽田鈴木町、羽田江戸見町の住民たちは強制退去され町は取り壊されが、大鳥居だけは取り壊しを免れたそうです。町が羽田空港として生まれ変わった後も、鳥居は旅客ターミナルビル前面に残され「羽田空港の大鳥居」として、旅客や空港で働く人々に親しまれてきたそうですが、滑走路の整備のため撤去を余儀なくされこの場所に移されたようです。鳥居中央の「平和」の文字が、鳥居が辿った数奇な運命と、消えた町に生きていた人々の想いを物語っているとか。
弁天橋手前の大鳥居で記念撮影。サイクリストの休憩ポイントとなっていました。(平和の文字は表側)
弁天橋を渡り川沿いに進むと200Mほどちょっとした遊歩道になっていました。一旦車道に出て100Mほど走ると釣り船屋の脇から車止めがされていていて、多摩川土手沿いのバイクや車が走れないサイクルロードが始まります。
ここが起点になるのでは...。
サイクルロードと言っても自転車はあまり走っておらず、散歩を楽しむ人やジョギングをする人が多く見受けられました。六郷の水門あたりまで来ると道幅も狭くなり前方を注意しながら慎重に歩行者を抜いていきます。たまにマナーの悪いサイクルオジサンを見かけましたが、まだ歩行者とトラブルになっているようには感じられませんでした。
さすがに多摩川はデカイです。
多摩川の河口から4kmほどの左岸にある六郷水門。多摩川河口付近のシンボルとしてたたずんでいます。
多摩川の景色や高層ビルの街並みを見ながらのんびり走ります。河川敷には野球場やサッカー場などのスポーツ施設が多数存在し、眺めているだけでも結構楽しいコースです。川を横切る橋を通過するときは暫し土手道から河川敷に降りて走ります。時々ダート道になるのでブロックタイヤが大変役に立ちましたが、アスファルトが大半のコースなのでツーリング仕様のタイヤがベストチョイスかもしれません(広葉樹さんはツーリング仕様のタイヤでした)。そんなこんなしているうちに川崎へ到着。ここは流れ弾?に注意。河川敷のゴルフ練習場があります。午前中なのに既に満席。日陰もないのに中年ゴルファーが熱心に打っておられました。
左が京急、右がJR東海道線。
暫くは土手沿いをのんびり走ります。新幹線を過ぎて丸子橋が見えてくるとあの「さくら坂」です。しかしすっかり忘れてしまっていてアッサリ通過。多摩川台公園を過ぎると本日最初のダート区間になります。ダートと言ってもかなり整備されていてツーリングタイヤで十分走れます。どうにかすると徐行しながらロードまで走っていました。
土手沿いに一般道も走っているのですが、ここはこだわってダートのサイクルロードを進みます。
河川敷の公園で乗馬フェスティバルが開催されていました。
JR南武線を過ぎた辺りで昼食をとることに。下調べをしてきた大東京卸売りセンターへ向かう為、一旦サイクルロードを離れます。いい加減に調べておいたので場所がわからず少し迷いました無事に到着。ここの中トロ丼が美味いらしい!。駐車場係のオジさんに自転車の停める場所を確認すると意外な答えが返ってきた。「今日はメガネや意外は休みだよ」。仕方なく近くで食事の出来るところを教えてもらい中華屋へ。地元の人に愛されている中華屋はラーメンが400円。味も和風で中華そばって感じで大満足な昼食となりました。
再びサイクルロードに戻り川沿いを北上します。段々雲行きが怪しくなってきて京王本線のガードを通過したところで雨が降り出した。暫く雨宿りして待つことにしたのですが、雨脚が弱くなってきたところで最寄りの駅へ向かうことに。残り20Km地点で中断となってしまいました。
京王線の中河原駅から輪行で帰宅することになりました。
近いうちにまた続きを走りたいと思います。次回は大東京卸売りセンターで中トロ丼を!
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