私は文章を書くことが好きだし、その好きなことを仕事にすることができているので、本当にありがたいと、ことあるごとに感謝しています ここに辿り着くまでには、一生懸命歌詞を書いたり、小説を書いたりし、応募し続けていた時期もありました。その頃は、書くことで、自分を表現したいという気持ちがとにかく強かった。
今思い返すと私は、自己表現欲求の塊のような人間だったなぁ。認めて!認めて!っていう気持ちがとにかく強かった。私の表現するもので、人を癒したり、励ましたり、なんてことは、あまり考えになかった気がします。
路上で歌っている人達の中には、昔の私のように、自己表現欲求だけに突き動かされ、自己満足で終わっていそうな人も多く目にするけれど、中には、人の心をしっかりつかみ、癒したり励ましたりすることのできる人も存在しているんですね。そういう人達って、インディーズでありながらも、根強いファンをつかむことができているし、歌の力は凄いなぁと、改めて感動させられます。
歌ってやはり文章より、人の心を動かしやすいものじゃないかと私は思います。文章によってすごく感銘を受けることももちろんあるけれど、歌によって心を揺さぶられた経験の方が、私はだんぜん多いかな。
私は詩を書いたり、小説を発表している人じゃないから、ますます人の心を動かすのは難しいかもしれないけれど、人を癒したり、励ましたりできるような文章を書いていきたいと、今改めて強く思います。(時には笑いの要素も散りばめて) 路上で一生懸命に歌っているような気持ちで、心を込めて文章を書いていきたい。
今の私にとっては、言葉によって、人を癒したり励ましたりすることが生き甲斐なんだ!、と気づいたら、すごく力が湧いてきて、これからむかうべき道がはっきり見えてきた気がします