私は生まれた時からずっと、精神世界の方に軸を置いて生きてきた感じがします。
物質的な豊かさより、心の豊かさに価値を置く生き方だった。
ただし、若い時代には欲しい物はたくさんあったし、買い物もそれなりにたくさんしました。
でも、お金を得るために無理してやりたくない仕事まですることはできなかった。
やりたくないことはできなかった。
心のままに。やりたいことだけやって生きる。
とりあえずそれが許される人生だった。
このような人はたぶん珍しいんじゃないかな、と思う。
これは単に運が良かったということなんだろうか❔
ただし、好きなように生きられた分、多くの人が持っているものを持っていなかったり、不足している部分はたくさんある気がする。
若い頃の方が、私は今よりもっと物欲はそれなりにあったし、それなりにやりたくないことをイヤイヤながらすることもあった。
今よりもっと、神経質で社会に対する反発感や人に対する緊張感も強かった。
でも、いつも自分のことは幸せだと思えていたし、他の人のことを羨ましいと思ったこともない。
この物質世界ではいつもちょうど身の丈に合った物と暮らしが得られているので、すごく満足。
特にこの気持ちは、歳を重ねるごとに深くなってきた。
そもそも私は物欲はそんなに強くなかった人だけど、歳を取るごとにさらにそれが減ってきた。
物欲が減れば減るほど、自分の心の栄養補給に夢中になり、精神世界への好奇心が高まってきた。
年齢と共に肉体的な衰えは感じやすくなってきたものの、心に関してはむしろこれからが成長期と思ってもいる。
私は日々、心と向き合って、心の声を聞き、心と話し合うことなどによって、心の成長を促していくことがとても楽しみでもあり
それこそが私が今を生きる意味なんだろうな。と思う。