長径30センチ超え重さ7.5キロの卵巣腫瘍を摘出しました

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2.人生初の婦人科診察

2020-12-28 17:56:00 | 入院まで
叔母に付き添われ婦人科へ。


結果とこれからの手術や治療について言われるのかと思ったら内診、採血、MRI、心電図、、、


初の内診は意外とこんなもんかと思っていたら激痛、、
痛いと言ってもごめんね〜もう少し我慢してね〜。
しばらく生理痛のような痛みで終始ブルーでした。


付き添いの叔母がぐったりするほど長時間めぐりめぐって検査を受けました。



結果、やはり卵巣腫瘍で間違いないでしょう。

摘出の手術を行います。

良性か悪性かは腫瘍を病理検査に出さないと確定の結果は出ません。

大きさが大きさなので、もしこれが悪性だった場合、腹腔鏡だと中身を吸い出す時に漏れたところから悪性の細胞が散らばって播種の可能性があることから開腹手術を行います。

手術中に迅速検査を行い良性ならば問題の左卵巣を卵管ごと摘出。
境界悪性ならばプラス大網と虫垂も摘出。

妊娠の可能性を残せるように子宮と反対側の卵巣は腫れている部分だけ摘出。

日程は最短でとれたのが25日。
前日から入院してください。



たたみかけるように多すぎる情報が入ってきました。


わたしが産む子供が今の1番の楽しみだという叔母はショック半分安堵半分という感じでした。


当のわたしは現実味のないことを言われ実感がわかず誰よりも冷静に聞いていた気がします。


辛かったのは内診とMRIの最中に貧血のような症状で中止してもらったことぐらいでした。
冷や汗が止まらずパニックになりました。
もう2度と入りたくありません。



その後職場と会社に連絡して長期病欠申請。
そのまま入院準備の買い物をしました。

1.発覚

2020-12-28 17:24:00 | 入院まで
コロナ太りという言葉が流行り始めたころ、自粛あけ久々の出勤。


仕事用の制服を着ると余裕をもって発注したウエストがなぜかジャストサイズになっていました。


たしかに大した運動もせず仕事もせず家にいたわけだからサイズアップは自業自得と思い食事制限と自宅での運動をすることに。


でもどんなにストレッチをしても食事の量を減らしてもサイズは戻らずむしろ着実にサイズアップしていきました。
ちなみにもともと細い方で少しの食事制限でサラッと体重が落ちる方です。
今思えばこの時点でなにか疑っておくべきでした。


変にダイエットしようとしたから便秘になったかと思いマッサージやトレーニングをしても変わらず。
便通も量は減ったものの毎日快便でした。


太ったんです〜と仕事で関わるお客様と話してる時にわたしのお腹を見て一言

『あんたそれ胃から出とるよ、おかしいけん病院いき。』

腕や肩周りはガリガリなのに、みぞおちの下から下腹まで妊婦のようにぷくっと出たおなかに普通じゃないと思ったそうです。


そこまで言われると怖くなり翌日近所の内科へ。


内科ではサプリの影響での便秘を先に疑われましたが、エコーをみた先生からは

『これね、お腹に水が溜まっています。
腹水って言うんだけど、詳しいことは大きい病院で診てもらわないとなんともいえないから紹介状書くね。今から行く?』

腹水、、?
頭によぎるのは悪いことばかりで一気に血の気が引きました。


ですがこの後友人と海鮮を食べに行く約束をしていたため翌日受診の紹介で終わりました。
好きなんです、海の幸。



翌日総合病院で総合診療内科に通されたためそちらで問診、採血、エコー、CTとたらい回しに、、


疲れ切って不安も緊張もどこかへ行ってしまった頃呼び戻され、結果お腹にあるものは巨大な卵巣腫瘍ということが発覚しました。


わたしの場合左卵巣由来の腫瘍が長径30センチ以上、右の卵巣も5〜6センチに腫れているという診断でした。


卵巣腫瘍が30センチを超えて大きくなることってあるの?と単純に頭が追いつきませんでした。


婦人科で詳しい検査を受けてほしいとのことでしたが、仕事を遅刻させてもらっていたのでまた別日に。



ちょうど土日をはさみ、タイミングよく叔母から連絡が来たので今までのことを話すと次の診察に付き添うとのことだったので叔母と2人で病院へ。

自己紹介

2020-12-28 16:55:00 | ごあいさつ
20代遊び盛りの冬に巨大卵巣腫瘍が見つかり開腹手術にて摘出しました。

当時は情報を集めるのに必死だったため
今後どなたかの参考になれば幸いです。

人間このような状況になると、自分自身が安心したいため同じ疾患でも自分よりひどい病状、つらい手術から回復した話を探したくなるのだと感じました。

わたしは境界悪性疑い、(結果として良性でしたが)20センチに及ぶ開腹手術でした。

どんなに探せど多いのは初めから良性の可能性が高く大きくても20センチ程度、腹腔鏡で傷も小さく治る内容ばかりで落ち込んだのをよく覚えています。

ここまでの病状になるほどまで放っておかないでほしいのが1番ですが、もしも同じような境遇にあった方の心の支えになれたらと思っています。