今年の山初めは、硫黄岳にしようと決めていた。
今回は単独なので、無理せず安全第一ということで。
登山口である美濃戸口の駐車場は大入り大繁盛。
相変わらず冬の八ヶ岳の人気はすさまじいものがある。
もう少し遅れたら駐車場ジプシーになるところだった。
八ヶ岳山荘で駐車料金を支払うと、使用後はステッカーになる駐車券を渡された。
この券と引き換えでコーヒーがサービスされるとのこと。
素晴らしい。下山後のお楽しみにとっておこう。
それより気になったのが、山荘の前に県警のパトカーやら警察官やら遭対協のお歴々が集まっていたことだ。
誰か遭難したのかな?と思ったら、安全登山の啓発イベントだったみたい。
カメラで撮影もしていた。
それを横目に9時45分入山。
林道から雪道が始まった。
よく踏まれているので、快適に歩ける。
ギュム、ギュムと雪を踏みしめる音が心地よい。
1時間で美濃戸山荘に到着。
この時期は営業していない。
ベンチを借りて小休止する。
今日は気温が高いので、ここまで来るのに結構な汗をかいた。
アウターはしまっておくことにした。
今日は赤岳鉱泉まで行けばよいので、あわてる必要もない。
南沢ルートをてくてく進む。
山の神に安全祈願。
いつの間にか祠が新しくなっていた。
これが今年の初詣。
堰堤広場でチェーンアイゼンを装着した。
他の登山者も赤岳鉱泉までのアプローチは、チェーンアイゼンを使っている。
これホントに便利。
南沢を数回わたる橋が出てくれば、やがて前方が開けてくる。
八ヶ岳ブルーをバックに横岳大同心が見えると疲れも吹き飛ぶ。
ぶらぶら歩いて13時20分に赤岳鉱泉に到着した。
白銀に輝く横岳と赤岳がまぶしい。
今日はもうすることは何もない。
暖かい談話室で手袋を乾かしながら漫画三昧で時間を過ごす。
夕食は17時から。
メインはビーフシチュー。
とろとろの牛肉が美味しい。
お代わり自由のポトフが絶品だった。
赤岳鉱泉は、withコロナの対策を早い段階から始めてきた。
少し前には、医師と相談して部屋も食堂も仕切りをなくしたとのことだ。
もちろん建物内ではマスク着用必須で各所に消毒液が配置されているが、登山者はみな笑顔で過ごしている。
以前の活気を取り戻しているようだった。
夜、外の空気を吸いに出てみると、それほど冷え込んでいなかった。
これならテントでもまずまず快適に過ごせるのではないだろうか。
しばらく雪中テント泊をやっていないので、ちょっとうらやましく思った。
二日目。
6時に朝食をすませ、長いトイレ行列を乗り越え(これすら懐かしい)、7時すぎに出発。
今日も良く晴れている。
山小屋の前は、以前と同じようにアイゼンを装着する人々で盛り上がっている。
大同心沢を越えて登りが始まると、朝日に照らされた阿弥陀岳が見えた。
阿弥陀岳もいい山だ。
雪で完全武装している。
何回も立ち止まりながら、でれでれと登っていく。
木々の間から見える赤岳や横岳がときおり雲に隠れたり、また出たりしている。
稜線に出るまで晴れていてほしいと願うが、登るペースはゆっくりなのだ。
気持ちに体が追い付かないお年頃。
ふと顔を上げると、八ヶ岳ブルーに浮かぶ霧氷の樹木とそのさきに硫黄岳の稜線が見えてきた。
赤岩の頭までもうすぐだ。
8時40分、赤岩の頭に着いた。
爆風を予想していたが、そよ風程度であっけにとられる。
それでも森林限界から先は、ある程度強風なのは間違いないので、サングラスからゴーグルに変えた。
赤岳と横岳の山頂付近から雲がたなびいている。
向こうは風が強そうだ。
完全に隠れる前に山頂につきたい。
紺碧の空を突き刺すように伸びていく稜線を進む。
ここから先はお楽しみタイムである。
山頂まではあと少しだ。
山頂直下の岩場。
いつもは夏道と同様に右側を巻いていたのだが、今回は左側に踏み後がついていた。
左側から行くのは初めてだったが、特に危険もなく山頂まで登り詰めることができた。
9時20分、硫黄岳(2760m)山頂到着。
爆風を期待していたのに、そうでもなかった。
コンディションがよいということで、喜ばないといけない?
残念なのは、八ヶ岳オールスターが雲に隠れてしまったこと。
赤岩の頭でちょっとのんびりしすぎたか。
仕方ないのでガスガスの稜線をバックに自撮り。
うう、まったく映えない。
爆裂火口は、よく見えた。
こんちは、久しぶり。
ちょっと待ったが、雲が切れそうにないので下山開始。
下からはぞくぞくと登ってくる。
5~10人のパーティが多い。
赤岩の頭まで戻ってくると、なんと雲が切れて八ヶ岳オールスターズが再び顔を見せてくれた。
この写真を今回のベストショットとしましょう。
ちゃっちゃと下山して10時45分に赤岳鉱泉まで戻ってきた。
ここで12本アイゼンを外して装備を片付け。
アイスクライミングを練習している人々を眺めながら、ボトルのお湯と行動食をむしゃむしゃ食べて大休止。
それにしても暖かい。
まるでゴールデンウィークごろの穏やかさだ。
名残惜しいが帰りましょう。
八ヶ岳くん、また来るからね。
13時30分に美濃戸口に着いた。
八ヶ岳山荘でお楽しみのコーヒーをいただいた。
うーん、沁みる。
厳冬期とは思えない好天だったが、八ヶ岳ブルーを満喫できたので100点満点だ。
よい山初めができた。
昨シーズンはあまり雪山に行けなかったので、今シーズンは少し回数を増やしたい。
ピッケルに錆が浮く前に、次の山を物色せねば。
今回は単独なので、無理せず安全第一ということで。
登山口である美濃戸口の駐車場は大入り大繁盛。
相変わらず冬の八ヶ岳の人気はすさまじいものがある。
もう少し遅れたら駐車場ジプシーになるところだった。
八ヶ岳山荘で駐車料金を支払うと、使用後はステッカーになる駐車券を渡された。
この券と引き換えでコーヒーがサービスされるとのこと。
素晴らしい。下山後のお楽しみにとっておこう。
それより気になったのが、山荘の前に県警のパトカーやら警察官やら遭対協のお歴々が集まっていたことだ。
誰か遭難したのかな?と思ったら、安全登山の啓発イベントだったみたい。
カメラで撮影もしていた。
それを横目に9時45分入山。
林道から雪道が始まった。
よく踏まれているので、快適に歩ける。
ギュム、ギュムと雪を踏みしめる音が心地よい。
1時間で美濃戸山荘に到着。
この時期は営業していない。
ベンチを借りて小休止する。
今日は気温が高いので、ここまで来るのに結構な汗をかいた。
アウターはしまっておくことにした。
今日は赤岳鉱泉まで行けばよいので、あわてる必要もない。
南沢ルートをてくてく進む。
山の神に安全祈願。
いつの間にか祠が新しくなっていた。
これが今年の初詣。
堰堤広場でチェーンアイゼンを装着した。
他の登山者も赤岳鉱泉までのアプローチは、チェーンアイゼンを使っている。
これホントに便利。
南沢を数回わたる橋が出てくれば、やがて前方が開けてくる。
八ヶ岳ブルーをバックに横岳大同心が見えると疲れも吹き飛ぶ。
ぶらぶら歩いて13時20分に赤岳鉱泉に到着した。
白銀に輝く横岳と赤岳がまぶしい。
今日はもうすることは何もない。
暖かい談話室で手袋を乾かしながら漫画三昧で時間を過ごす。
夕食は17時から。
メインはビーフシチュー。
とろとろの牛肉が美味しい。
お代わり自由のポトフが絶品だった。
赤岳鉱泉は、withコロナの対策を早い段階から始めてきた。
少し前には、医師と相談して部屋も食堂も仕切りをなくしたとのことだ。
もちろん建物内ではマスク着用必須で各所に消毒液が配置されているが、登山者はみな笑顔で過ごしている。
以前の活気を取り戻しているようだった。
夜、外の空気を吸いに出てみると、それほど冷え込んでいなかった。
これならテントでもまずまず快適に過ごせるのではないだろうか。
しばらく雪中テント泊をやっていないので、ちょっとうらやましく思った。
二日目。
6時に朝食をすませ、長いトイレ行列を乗り越え(これすら懐かしい)、7時すぎに出発。
今日も良く晴れている。
山小屋の前は、以前と同じようにアイゼンを装着する人々で盛り上がっている。
大同心沢を越えて登りが始まると、朝日に照らされた阿弥陀岳が見えた。
阿弥陀岳もいい山だ。
雪で完全武装している。
何回も立ち止まりながら、でれでれと登っていく。
木々の間から見える赤岳や横岳がときおり雲に隠れたり、また出たりしている。
稜線に出るまで晴れていてほしいと願うが、登るペースはゆっくりなのだ。
気持ちに体が追い付かないお年頃。
ふと顔を上げると、八ヶ岳ブルーに浮かぶ霧氷の樹木とそのさきに硫黄岳の稜線が見えてきた。
赤岩の頭までもうすぐだ。
8時40分、赤岩の頭に着いた。
爆風を予想していたが、そよ風程度であっけにとられる。
それでも森林限界から先は、ある程度強風なのは間違いないので、サングラスからゴーグルに変えた。
赤岳と横岳の山頂付近から雲がたなびいている。
向こうは風が強そうだ。
完全に隠れる前に山頂につきたい。
紺碧の空を突き刺すように伸びていく稜線を進む。
ここから先はお楽しみタイムである。
山頂まではあと少しだ。
山頂直下の岩場。
いつもは夏道と同様に右側を巻いていたのだが、今回は左側に踏み後がついていた。
左側から行くのは初めてだったが、特に危険もなく山頂まで登り詰めることができた。
9時20分、硫黄岳(2760m)山頂到着。
爆風を期待していたのに、そうでもなかった。
コンディションがよいということで、喜ばないといけない?
残念なのは、八ヶ岳オールスターが雲に隠れてしまったこと。
赤岩の頭でちょっとのんびりしすぎたか。
仕方ないのでガスガスの稜線をバックに自撮り。
うう、まったく映えない。
爆裂火口は、よく見えた。
こんちは、久しぶり。
ちょっと待ったが、雲が切れそうにないので下山開始。
下からはぞくぞくと登ってくる。
5~10人のパーティが多い。
赤岩の頭まで戻ってくると、なんと雲が切れて八ヶ岳オールスターズが再び顔を見せてくれた。
この写真を今回のベストショットとしましょう。
ちゃっちゃと下山して10時45分に赤岳鉱泉まで戻ってきた。
ここで12本アイゼンを外して装備を片付け。
アイスクライミングを練習している人々を眺めながら、ボトルのお湯と行動食をむしゃむしゃ食べて大休止。
それにしても暖かい。
まるでゴールデンウィークごろの穏やかさだ。
名残惜しいが帰りましょう。
八ヶ岳くん、また来るからね。
13時30分に美濃戸口に着いた。
八ヶ岳山荘でお楽しみのコーヒーをいただいた。
うーん、沁みる。
厳冬期とは思えない好天だったが、八ヶ岳ブルーを満喫できたので100点満点だ。
よい山初めができた。
昨シーズンはあまり雪山に行けなかったので、今シーズンは少し回数を増やしたい。
ピッケルに錆が浮く前に、次の山を物色せねば。
霧氷、シュカブラ、エビのしっぽの三点セットを堪能できましたか?
赤岳鉱泉のステーキ、この日は出なかったのかしら?
こんにちは!
好天に恵まれた雪山を楽しめました。
霧氷・シュカブラ・エビのしっぽ、もちろん見ましたよ!
でも、年末寒波以降は雪が降らなかったことで、いずれも小規模なものでした。
八ヶ岳はこれからが本番ですね。
赤岳鉱泉の夕食のメインは、ビーフシチューでした。初めてでしたが、美味しかったです。
本音を言うと、ステーキを期待していたんですけどね。(笑)