手打蕎麦 さかさい

こんにちは
関東地方もいよいよ梅雨入りが宣言されましたね。例年より2週間ほど早いようで、この分だと明けも早くなるのでしょうか。いずれにしてもなかなか収束しない原発事故対応に悪い影響が出ないよう祈らんばかりです。もう東電と政府の「言った・言わない話」や与野党の政局がらみの大批判大会にはいい加減ウンザリです。今後の本格的な補償の問題から、当然、事実関係と責任の所在を明らかにする必要はあるのでしょうが、今一番何が必要なのかを報道するマスコミも、それを受け止める私たちも考える必要がありますね。

　本題ですが、美味いものカテ、恒例の蕎麦屋巡りです。去年の9月だったか、残暑でバテ気味の体を癒しに清里方面へ避暑ドライブがてら、手打蕎麦「さかさい」さんへお邪魔してきました。
ナビを頼りに道をはずれ、別荘が点在する森の中の未舗装路を進むと・・・

　見つけました。森の中に溶け込むように景観を考えた店構え・・特に大きな看板もなくナビがなければちょっとアクセスは難しそうです。クチコミだけでお客さんが集まるのでしょう。。特に八ヶ岳あたりの蕎麦屋さんはこんなシチュエーションのところが多く、見つけ難いお店を探すのも楽しみの一つなのかと思います。迷って迷ってようやく辿り着いて、蕎麦が美味しかったとくれば、もう自分だけの秘密のお店になるワケです。でも決して秘密にはせず、美味しさが何倍何十倍にもなってウワサが拡がるんです（笑）

　お店の外にはテラス席があり、清々しい森の香りとともに蕎麦が楽しめます。もちろん、ブ～ンと森の住人さんもいろいろと集まってきますが、そんなことは気にならないくらい気持ちが良いです。

料理を注文すると、炒った蕎麦の実がつきだしで出されます。料理が出てくるまでのちょっと退屈な時間も楽しませてくれる、なかなか気の利いたサービスですね。。ポリポリ・・・

　お店それぞれの個性が出る「そばがき」　三葉と柚子を浮かべた湯に浸かって出てきました。口に運ぶまではそれほど蕎麦の香りは強く立ちませんが、モチモチとしていて薬味の大葉や鰹節とともにいただくと上品でとても美味しかったです。子供がえらく気に入ってました。

「せいろそば」細く縮れた蕎麦がこんもりと盛られて出てきます。箸で手繰るとふわっと穀涼やかな香りが鼻の奥に抜けていきます。森の香りと蕎麦の香り・・なんとも絶妙なハーモニーです（＾＾；

蕎麦アップ　この縮れが中に空気を留めて香りを引き立てるようです。この細さですからズズ～ッと心地良く口に入っていき、喉越しが良いです。細いのでコシはそれほどでもありませんが、なかなかツボを押さえた好感の持てる蕎麦です。つゆはダシと醤油のバランスも良く、縮れた蕎麦によく絡んで美味しく食べれました。ただちょっとだけ残念だったのが鴨せいろ。つゆがあっさりし過ぎてるのかなぁ。。もうちょっとこってり気味の方が美味しいというか、ウケるんじゃないかと。まぁ、好みの問題かも知れませんが（＾＾；
この近辺は蕎麦の量が少なく値段も若干高めのお店が多いですが、ここは普通盛りでも十分な量で値段も良心的。店のロケーションなど総合的に非常にバランスのとれたいいお店だなぁと感じました。十分、蕎麦だけを食べに出かける価値のあるお店だと思います。

娘達も私に似てかなり蕎麦好きのようではありますが、やはりジャージーハットのソフトクリームにはかなわないようです・・・

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