パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ガッチャマン ★★

2013年09月30日 | アクション映画ーカ行
1972年にタツノコプロが生んだSFヒーローアクションアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」を実写化。謎の侵略者により、わずか17日間で地球の半分が壊滅した21世紀初頭。人類は絶滅を回避するため、「石」と呼ばれる不思議な結晶体に望みを託す。「石」の力を引き出せる「適合者」として集められた若者たちは、特殊な訓練を強制され、やがて「石」を操る忍者「ガッチャマン」として侵略者との過酷な戦いに身を投じていく。松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平が5人のガッチャマンに扮する。監督は「ごくせん」「カイジ」の佐藤東弥。VFXを「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの白組が担当。短編アニメ「劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン」(約3分)が同時上映。

<感想>1970年代に人気があったテレビアニメシリーズを、旬の若手俳優を起用して実写化する企画が悪いとは思えないのだが。しかしだ、人類を絶滅の危機に追いやる侵略者のギャラクターの正体や「石」の力を引き出すことが出来るガッチャマンの超能力が説明不足で、途中からついていけなくなってしまう。
全世界の半分がギャラクターに支配された2030年代の街並みとして、平然と映し出される、2013年まんまの新宿御苑辺り。おいおい、それはないだろうに、壮絶な既視感と脱力感でダブルパンチをくらったようだ。

それに、カークランド博士を名乗る光石研など、全篇に渡って見る者を小馬鹿にしたような描写や、設定、展開が続くのにはガッカリ。
ハリウッドのヒーローものとは比べものにならないバジェットではあるが、アニメ再放送に触れ、タツノコプロのころのかつて中島哲也がSMAPを起用して撮ったガッチャマンCMは、ほんの数秒だったが、さらにイイ線いっていたと思う。

脇役ではあるが「HK 変態仮面」で頑張っていた鈴木亮平が手堅くていい感じ。そして、剛力彩芽のハマりっぷりには、輝いて見えた。

俳優もキャラもそれなりにカッコイイのに、正義の闘いというよりも、何故か仲間同士の内輪もめに見えてしまうのが残念でならない。巨大なタイヤの兵器などは迫力あるのに、CGやVFXがもったいない気がした。
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