パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

逃走車 ★★★

2013年02月28日 | アクション映画ータ行
全編“車載カメラ”の視点で構成されたカーアクション。ヨハネスブルグを舞台に、国家ぐるみの犯罪に巻き込まれた男の逃走を描く。監督・脚本は、南アフリカで多くのCMを手掛けたムクンダ・デュウィル。出演は「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカー、歌手・詩人としても活躍するナイマ・マクリーン。

あらすじ:アメリカ人のマイケル(ポール・ウォーカー)は、最愛の別れた妻を追って世界一危険な都市といわれる南アフリカ共和国・ヨハネスブルグへと辿り着く。セダンを予約したはずが、手配されたレンタカーはさえないミニバン。
だが地図を片手に先を急ぐマイケルは、その車内から携帯電話と拳銃を発見。不審に思った矢先、その携帯に刑事を名乗る男から電話がかかってくる。おとり捜査中の手違いで配車を間違えたので、すぐに交換してほしいという。
戸惑いながらも指定された場所に向かうマイケルだったが、その途中、車が泥道にはまった振動で後部座席から縛られた女が転がり出る。彼女は、自分がある重大事件の証人だと話すのだった。
そんな中、突如車が襲撃され、混乱しながらヨハネスブルグを爆走するマイケル。知らず知らずのうちに事件に巻き込まれ、警察に追われながら見知らぬ土地を逃げ回るマイケルは次第に追い詰められていく……。 (作品資料より)

<感想>主演を務めるのが「ワイルド・スピード」シリーズを主演の一人として大ヒットに導いたポール・ウォーカー。でも釈然としないものもあります。そうなんですよ、「ワイルド・スピード」がシリーズを重ねるごとに、ポールの存在感が薄くなってくる。まるで噛み続けたガムの味のように。普通はシリーズもののセンターって、どんどん有名になっていくものなのに。ハンサムで女子人気は高いのですが、男のニーズ的には、彼の魅力やハンサム度って、ヴィン・ディーゼルとかに負けている。いや負けてはいないと思うけどね。
今回は制作も兼務して体張って主演ですよ。でも見たんだけどちょいと惜しいですよ、内容が飲酒運転で事故をおこして服役。仮出所となった彼が、別れた妻アンジーって名前で、電話の声だけで姿は見せずの女。その元妻が暮らす南アフリカ、ヨハネスブルグへやって来た。自分に愛想をつかした嫁とよりを戻すために。
安っぽい人物像に、ここから始まるドラマでは、さらにポールの魅力が半減する展開が、・・・まずは元妻のもとへ向かうために借りたレンタカー、ここでちょっとしたアクシデントが発生。「元妻は、いつになったら会いに来るの、」とおかんむりだ。
電話の向こうで嫁が激怒しているし、それにポールは土地勘がないから、交通事情の慣れない南アフリカで地図を見ながらウロウロ。もう前見て運転しなさいよ、危ないったらないんだから。それに車の中に携帯電話と拳銃があって、そんなの捨ててしまえばいいのに、拳銃もね。それがお人好しのポールはケータイが鳴るのを取って、話を聞いて届けることに。これは何かワケありだよ。
それにトランクの中に縛られて隠れていた女性が出てくる。この時点でもうしどろもどろのポール。もう、車から降りたい、でも降りたらそこは犯罪多発の地帯。子供だってアメリカ人を金ずるとしか思ってない。スラム街のトンデモないところへ来たもんだ。
その拉致監禁されていた女性、レイチェルと言ったかな、秘書だったそうな。女性の話を聞くと、少女買春を警察署長や、その上層部のやつらがかかわっているとのこと。それを告発するため証人として裁判所へ行く途中に拉致されたらしい。とにかくパトカーに追われるし、車の運転得意なのに、この映画の中ではてんでダメ。危なっかしい運転で、怒涛のカーバイオレンス・ムービーへと変貌します。とにかく大型トレイラーにぶつからなくて良かった。

車内搭載カメラ撮影による、ハラハラ、ドキドキもんのオンパレード。災難だらけの車から降りられないポール、ガソリンスタンドで洗車機に入ってパトカーから逃げるし、車を安く(自分の時計で)塗装してもらい、見たら真っ赤な色で、目立つじゃないの。それでも、ポールは車から降りてしまうこともある。そんな時は、車の中からポールの姿を撮るわけなんですね。
とにかく、裁判所へ行こうと車を走らせるも、元嫁も大使館の中にいればいいのに外へ出るから危ないし、大使館へ行ってみるポールが嫁を見つけるも、警察の狙撃兵が狙って、証人の女に命中してしまう。瀕死の重傷ながら彼女がポールのケータイに録音してくれといい、話終わると息を引き取ってしまう。
困ったポールは裁判所へと、目の前が裁判所なのに、警察が取り巻いて証人を殺した殺人犯として逮捕するとか、署長は撃ち殺してしまえと言うし。そこにマスコミの男がいるのを、すかさず車の中へと人質みたいに。ところがスナイパーが撃ってきてポールの足に銃弾が、そうだと、いい考えがある。ポールは人質の男のマイクに向かって、亡くなった女の証人としての録音を流す。これが南アフリカの人たちや裁判所の判事に聞こえて、ポールは英雄になってしまう。ポールのカースタントは見れたけど、そんなに凄いってわけでもないし、有名な俳優って、ポールしか知らないし、安上がりなB級作品です。
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