ひとりごと

難聴 Auditory Neuropathy
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オカリナ
最近内容が「ひとりごと」から外れてる時多いです〜

耳の精密検査

2009-11-02 11:05:11 | 病院


行ったのは大病院で、さぞ混んでいるだろうと思っていたが、意外と静かでさほど混んではいない。すべてが紹介予約制のせいからかな?地域にある総合病院の方がよほど混んでいて待たされるようだ。

予約通りの時間に呼ばれ、中に入ると診察の前に聴力検査をした。
これは何度もやってるやつで、今更説明は必要ないかな。
次に診察。
私は低い声が聞こえにくいので、先生(男性)の声がちゃんと聞き取れるか不安だったが、やっぱり耳専門医だけのことはあって、顔を見て、ゆっくり話してくださるのですべて聞き取れてありがたかった。
この時に過去の病歴をプリントしたものを渡したので、非常にスムーズに進んで良かった。
耳の中を見ますと言われ両耳覗いて「鼓膜はきれいですね」

「次は、”CT”と”OAEという検査”と”言葉の聞き取りの検査”をします。」
と言われ、まずCTを。
生まれてはじめてCTというものをしたけど
初めてとはいってもドラマとかでよく見てるし寝てるだけの検査なので緊張する間もなくあっという間に終了。
すぐに元の耳鼻科外来に戻り・・・

次は小さなお部屋に通された。
ここは検査技師さんと私が一緒に入り、ゆったりとしたソファーにすわらせてもらう。
完全防音設備の部屋なのか、ドアも2重で部屋の壁がひだのようになっていた。
この部屋の特性もあるんだろうけど、技師さんの声がはっきりと聞こえ、聞きとりにまったく困らない、ヘッドフォンした状態で後ろから「気分悪くないですか?」とか別段声を大きくされてる様子もなく聞いてくださるけど、その言葉がはっきりと聞こえる。素敵なお部屋だな~~、我が家も家全体がこんなだといいな~なんてしょうもない事を考えしばしうっとり。

・・・とうっとりばかりもしてられなくて、さっそく検査。
まずは言葉の聞き取り。
これはヘッドフォンをして片耳ずつ、「あ」とか「す」とか聞こえると自分の口で「あ」とか「す」とか言うもの。
反対側の耳からは雑音が聞こえる。
私はこれが音を大きくするとすべて言葉の判別不能、聞きとり0%
散々たる結果である。
技師さんが音を小さくしてくれたら、なんとか一部聞き取れるようにはなったけど、それでも35%
後ろで話す技師さんの声はヘッドフォンしててもすべて完ぺきに聞き取れるのに、
これだから・・・電話が全く使えないはずだわね~、
それにしても機械を通すとなぜこんなにも聞き取りにくくなってしまうんだろう。
今回の検査でそこらへんだけでも理由が知りたい。

さて、お次はOAEという検査。
後で調べたら「耳音響放射検査」というものらしい。
これは楽な検査だった。
椅子に座ったまま、イヤホンを片耳ずつ入れて、ピーとか鳴ってる音をただ聞いておくだけ。
しかし楽とはいえ、いったい何やってるのか不安になり
「あの、これってこうやってただ聞いてるだけで検査になってるんですか?」と片耳終わったところでお尋ねする。
「はい、聞いていただいてるだけで検査になってるんですよ」と。
そ~なんだ、いったい何がわかるんだろう???と、不思議であった。

さてさて、そんなことで指定された検査は終了して最後にまた先生の診察室へ。

検査結果のCT画像をまじまじ見ながら「どこも悪い所はないですね~~」
「え、そうですか?」
そして驚くことに「貴方の場合は蝸牛までの器官はすべて異常がありません」
と言う。
外耳、鼓膜、耳小骨、蝸牛まですべて、蝸牛の中にある有毛細胞も全く正常です。と言う。
なぜそれがわかったかというと、アレ・・あの座って音を聞いておくだけのOAEという検査、あれでそれがわかるらしい。
音というのは耳から入った音が蝸牛から反射して戻ってくるんだって。
なんだかやまびこみたいだ。
その戻ってきた音は、蝸牛までのどこかが悪いと正常な音で戻ってこないとか・・・
しかし私の場合、ちゃんと正常に戻ってきてるらしい。
「へっ?」ってなもんです。
あの検査でそんなことがわかっていたとは・・・オドロイタ。
それに私の耳が蝸牛まで異常なしということにも・・・。

で、残る異常は神経ということになりました。
神経が悪いと治療法はないようだけど、「最後までどこが悪いのかしっかり調べようと思いますが、いいでしょうか?」と言われたので「はい、お願いします」と頭を下げた。
そして次の検査はMRIとABR
これはどちらも予約がいるので、この日は予約をとり帰宅となった。

この日の費用、10000円支払いおつりは小銭が少々・・・びっくり。

終わってホッとしたらお腹ぺこぺこ。駅前で遅いランチ。コーヒーとサンドイッチを食べた。


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