笑顔でHappy!!

生徒さんの「たのしい!」「できた!」「うれしい!」の笑顔のために
今日も笑顔でレッスン頑張ってます!!

Apple製品について考えてみました。

2010年10月10日 | その他
初代のiPod shuffleからiPadまで、様々なApple製品を愛用し、生徒の皆さんにご紹介してきましたが、いつも説明に困ることがあります。それは、他のメーカーの類似製品とApple製品の違いです。

通常、製品の違いと言えば、機能の違いや価格の違い、外観などをご説明するだけで理解していただけるのですが、iPodとWalkmanの違いとなると、外見や操作方法などは僅かな違いにもかかわらず、その使用感は天と地(どちらが天でどちらが地というわけではなく)ほどの差があるのです。

これは、製品に対するコンセプトの違いからくるものであることは間違いないのですが、じゃあそれが「どう違うのか?」をご説明しようとすると、適切な表現が今までできなかったのです。

たとえば、
『iPodでは、「iTunes」に納められている曲を一時的に持ち歩くためのもので、「Walkman」のように、完全にコピーしてしまうのではないのですよ。』
と聞いて理解できますか?

何となくは分かっていただけるのですが、本当に合点がいっているかと言うと、多分答えは「No」でしょう。

私自身、良い表現とは思えていませんでした。

毎日Apple製品を触るたびに、「これは結局何なんだ?」といつも自分自身に問いかけていました。

そして、ふと思い至ったのが、「これは『出力装置』だ!」ということです。

「出力装置」とは、たとえば「モニター画面」や「プリンター」といった、コンピューターの処理結果が人間にわかるように表示する装置のことです。

パソコンに入っているデータを外出先で見たい時、今までは持ち運びができるパソコン、つまりノートパソコンにデータをコピーしていました。USBメモリーにコピーして、外出先のパソコンで見る。という手が無いこともありませんが、それでは移動中に見ることができません。

この方法の欠点は、
1.パソコンという高機能で高額な機器を持ち運ばなければならないこと。
2.帰宅時に家のパソコンに再びデータをコピーしなければならないこと。
3.2のためには、どのデータを外出先で変更したかなどデータの管理に気をつけなければならいこと。
等々・・・

「ノートパソコンを、メインパソコンにすれば解決するじゃないか。」とのご意見もあるでしょう。
佳久の法則(笑)の一つに、「外に持ち出すものは、一度は落とす。」というものがあります。
実際、ノートパソコンが入ったカバンを落としたことは、一度や二度ではありません。幸いにして、大きな被害はありませんでしたが・・・小さな被害はおお有りです。(汗)
ですので、常にメインパソコンを持ち歩くというのは、とても気がひけます。

解決策を考えると・・・
コンパクトな「モニター画面とキーボードとマウス」だけ持ち運べて、パソコン本体と無線で繋がって、どこにいても会社(家)のパソコンを操作できればいいと思いませんか?

でも、現実問題として、「どこでもつながる」というのは、今のところ不可能です。
そこで、登場したのがiPadです。
メインパソコンに接続するだけ、必要なデータが自動的に(今はまだ完全に自動とはいきませんが)コピーされ、帰社(帰宅)して、メインパソコンに接続すると、外出中のデータが自動的に(これもまだ完全に自動ではありませんが)戻される。そして、パソコンに向かうと、いつでもデータは最新の状態になっている。

これがiPadです。(本当かどうかはわかりません。(笑))

家のパソコンに保存した音楽を聴くためにパソコンにヘッドホンをつないで・・・
そのまま外出できたら便利ですよね。そのための無線ヘッドホンがiPodです。
現状では、無線でいつでもどこでも家のパソコンと繋がる・・・というのは不可能ですので、iPodに音楽をコピーして持ち出します。コピーするにはiPodをパソコンに繋ぐだけ。iTunesで外出中に聞きたい曲を選択(いわば「リクエスト」ですね)すれば、外出先で家のパソコンの音楽か聞けるようになるのです。

iPodで聞いているのは、家のパソコンの音楽なのです。

-------以下、裏付け資料なし。佳久の偏見による文章です-------

Apple以外の製品は、外出先でも家庭や職場と同じパソコン環境をいかに構築するかを目指しているのに対し、Appleは、将来無線環境が充実し、家庭や職場のパソコンを直接操作でるようになることを見越して、その準備をしているのではないでしょうか。

いつも5年先、10年先のITを考え製品を開発してきたAppleですので、そうであっても不思議はないと思うのです。目先の環境にとらわれているMicrosoftが、未来を切り開こうとしているAppleに、技術やコンセプトで追い付けないのは当然のような気がします。

惜しむらくは、もっと早くAppleが商売上手になっていれば、今頃はMicrosoftとAppleは逆転していたかもしれませんね。

(佳久)