京成バラ園の三代目の育種家、武内俊介氏が創り出す薔薇たちは、ほのかに
日本的な繊細さを漂わせて、独特の魅力を醸し出しています。
しのぶれど、浪漫、薫乃、快挙...そうそう昨年秋の新作、春乃。
花びらの1枚1枚に、武内氏の情熱と愛情が注がれているように見えます。
しのぶれどは、ほっそりとしたしなやかなステムがそよ風にも揺れ
薄紫の軽やかな花びらが、ひっそりと重なって繊細な印象ですが、
花付きも花持ちもよくて、元気のよい薔薇なのです。
一見淑やかでも芯の強い大和撫子のような薔薇なのかもしれませんね。
゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+ * 薔薇の園2016 * 24 * しのぶれど * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
しのぶれど 2006年 日本 京成バラ園芸 武内俊介氏作出 | |
作出から、今年でちょうど10年を迎えます。 | |
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
有名な平兼盛の歌は、胸に秘めた恋心が知らず知らず溢れるように表れてしまう...
誰もが通る恋の道を美しく詠みあげています。
しのぶれどは、恋の薔薇ですね。
京成バラ園で撮影をしたのは、5月13日(金)です。
京成バラ園のサイトです
武内俊介氏をご紹介した記事です:京成バラ園初代育種家鈴木省三氏からの系譜が分かり易く書かれています。
台風一過の青空でしたが、天候はまだ不安定です。
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