薔薇の園 * ２０１６ * Vol.２０ * カフェラテ *

ブラウン系の薔薇たちは、落ち着いた佇まいの中に優雅な気配を漂わせて
私たちを魅了します。

バラ園を散策していると、男性たちや比較的年配の女性たちが、時折り
「枯れているみたいな色．．．」と、残念な感想をお話している声が
聞こえてくることもあります。
初めて耳にした時には、私には思いがけないことでしたから驚きましたが、
最近では、どんなものも好き好きですものね．．．と思うようになりました。
絵画でも、音楽や演劇の世界でも、何も感じないよりは、たとえ
否定的な感想でも、何も感じることがないよりは、人の心に訴える何かが
あるということなのだと思います。

コーヒーや紅茶に例えた名前を付けられることが多いブラウン系の薔薇たち。
ほっと一息、安らぎのひと時を愉しむ．．．もしかしたら色味からだけではなく、
そんな時間によく似合う薔薇たちなのかもしれませんね。


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	カフェラテ ２００５年　オランダ　de Ruiter社作出
控えめに波打つ花びらの優雅な佇まいが魅力的です。
	艶やかなダークグリーンの葉色が、繊細な色彩の 　花びらの美しさを引き立てています。

素晴らしい見頃に出会えたカフェラテに、しばしうっとりと見惚れながら撮影した日の
初夏の陽射し溢れるバラ園を思い出しています。　


　京成バラ園で撮影をしたのは、５月１３日（金）です。


　京成バラ園のサイトです


　今日も熱中症にご用心の１日でした。