作曲の中でメロディーについで重要な要素となるのが伴奏ですよね。
伴奏は曲の雰囲気を作るものなので、メロディーが素敵なものであっても、伴奏がいまいちだと、曲が全体的にいまいちになってしまいます。
伴奏を作るには、コード進行についての音楽理論が分かっていないといけません。
コード進行と言うのは、複数のコードを組み合わせて作るコードの進み方の事です。
コード進行によって、その曲の伴奏が作られるのですが、コード進行についての音楽理論を学習するには、まず、ダイアトニックコードについて理解しておかなければいけません。
コード進行とダイアトニックコード
コード進行は、ダイアトニックコードを組み合わせて作られるのが基本です。
ダイアトニックコードというのは、キーの主音から始まるナチュラルメジャースケールのそれぞれの音を根音にして作るコードの事です。
また、メジャーキーの場合には、ナチュラルメジャースケールのそれぞれの音を根音にしますが、マイナーキーの場合には、ナチュラルマイナースケールのそれぞれの音を根音にして作るコードがダイアトニックコードになります。
ダイアトニックコードを作る際には、根音の音に三度音程で音を積み重ねますが、積み重ねる音は、メジャーキーなら、そのメジャーキーの主音から始まるナチュラルメジャースケールの音のみを使い、マイナーキーなら、そのマイナーキーの主音から始まるナチュラルマイナースケールの音のみを使います。
そうする事で、調性を崩すことなく、その調で使う音による一定の雰囲気を保ったコードだけが作り上げられます。
逆に言えば、そうして作られるコードが、そのキーでの調性を保つことが出来るコードになるので、そのキーのナチュラルメジャースケール、もしくは、ナチュラルマイナースケールの調性を維持するコードを作ろうと考える、必然的にダイアトニックコードになります。
ディグリーネームを覚えよう
ダイアトニックコードは、ディグリーネームという番号名で表すことがとても多いです。
コード進行を学習する場合にも、ほとんどディグリーネームで理論の説明を進めていく事が多いと思います。
- Ⅰ (主音のコード)
- Ⅱ(第二音が根音のコード)
- Ⅲ(第三音が根音のコード)
- Ⅳ(第四音が根音のコード)
- Ⅴ(第五音が根音のコード)
- Ⅵ(第六音が根音のコード)
- Ⅶ(第七音が根音のコード)
こんな風に、ローマ数字の番号でダイアトニックコードが表されます。
この番号の事をディグリーネームと言います。
コード進行についての学習を始めてみた時、音楽理論の教本などで、大体はディグリーネームを使って説明していたので、私と同じく初心者の方は、まず、ディグリーネームとダイアトニックコードを覚えて、それから、トニックやサブドミナント、ドミナント、代理コードなどについてのコード進行理論を学習していった方が良いと思います。
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