全世界で36%、日本国内で29%のユーザがソフトを違法コピーしている、との
BSA(Business Software Alliance)の報告が上がった。
のはいいが、それが即、ソフトウェアメーカーの290億ドルの逸失利益になるという報道には疑問を覚える。どうせ、大半はパッケージソフトの違法コピーなんだろうけど。
パッケージソフトの場合、高ければ使わないけれども、タダだから使うってのが基本じゃなかろうか。少なくとも20年前に一太郎を違法コピーで使っていた時には、エディタでガリガリ書いて制御コードをCtrl+Vで埋め込んで書くより楽なので使ってはいたが、数万円払えと言われたらエディタを選んでいたと思う。いずれフィルタソフトを書いて楽にしようという事にはなっただろうけど。
仕事関係のソフトにしても、予算が余れば新しいMSOfficeを使ってみる気になるけれど、新しく追加された機能なんざ使ってない(むしろクリップアートギャラリーはOffice2000の方が使い易かった)気がする。
むしろ、パッケージソフトに関しては、プラットホームになる部分はどんどん低価格化して、使い勝手の向上や、追加機能部分をばら売りする時期にさしかかっているんじゃなかろうか。
違法コピーに汲々とするより、ムキになってでかいバージョンアップを繰り返すのをやめたらどうかと思う今日この頃。