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平穏?な一日。映画「ボブという名の猫」

2017-09-22 21:17:33 | 日記
平日のだけど仕事は休みだったので、映画を見に行った。

開演まで時間があったので福岡県の伝統工芸展に立ち寄った。

7月の豪雨の被害があった東峰村の小石原焼も素晴らしい作品が出品されていた。

博多織の実演体験もされてもらった。緻密で美しい帯が出来るまでの長い課程を聞くと

博多織だけでなく、どの工芸品も辛抱と努力が一番かな~と職人さんたちに頭が下がる。

今日の映画館は今時の大手映画館がやらない、いい映画を選んで上映する地元TV局がやっている小じんまりした劇場だ。

ここはまだ二度目だけど、今日は割りと多かった。しかも結構年配の人達が多い。

映画のタイトルは「ボブという名の猫」。ロンドンが舞台で、主人公は薬の中毒から立ち直ろうとしているストリート・ミュージシャンの若者だ。

ある時たまたま迷い込んできた野良猫と暮らすようになるが、自分が食べるお金さえない。

でも、怪我をしている猫を助け一緒に仕事にも連れていくようになり、肩に乗せたりして歌っているうちに世間の注目を浴びるようになる。

薬の誘惑にも勝って、彼が小さい頃離婚して、別の家族と幸せに暮らしている父とも和解する。

私は猫が大好きというわけではないけど、今まで何度か飼ってきた。

この猫のボブがとても可愛いし賢い。主人公の俳優さんも魅力的だった。また少し前まで熱心に見ていた

NHKの海外ドラマ「ダウントン・アビー」に出ていた女優さんが出ていたので嬉しかった。

この映画は実話を元に作られてそうで、ボブは本物の猫、そして原作を書いた本人も最後に顔を出した。

エンドロールの間、歌が流れ「あきらめない~♫」と何度も繰り返す。

見終わって涙が滲み、ニッコリと笑顔になる映画だった。

爽やかな気分で帰宅したのに「ロケットマン」や「老いぼれ」と言って挑発しあっているニュースを聞いて

こんな平穏な日々がいつか突然壊れる日がくるかもしれない、と不安になった。