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比較詩学 & ゴジラ映画史・兵器・東京と南洋 Poetics of Screen ―ゴジラは,現代日本の『神曲』である…

久々に『秋日和』

2015年07月08日 | ゴジラ映画史(公開用)
久々に,小津『秋日和』(1960年)を見た。デジタルリマスター版のブルーレイ。
アグファカラーの赤色の感じは,冒頭の東京タワーで見ると,DVD の方がフィルムに近いかも。少し赤がきれい過ぎる。

小津は,もしかしたら,ゴジラ映画よりやはり素晴らしいかも。ちょっとそんな感じが,不覚にもしてしまった。
新潟国際映画祭で,フィルムで2回見た頃のことを思い出したからかも知れない。

http://www.human.niigata-u.ac.jp/~blog/bunkomi/2009/02/1960.html
http://www.human.niigata-u.ac.jp/~blog/bunkomi/2009/02/post_93.html

デジタルリマスター版では,原節子の白いマニキュアや,榛名山のロープウェイがはっきりと見て取れた。
原節子と司葉子が,銀座「若松」で結局何を食べたのか,分からない(「若松」は,うまいもの屋とあるが,とんかつ屋?)。やはり,「タの字」「タラコ」(原節子が嫌な顔をする)の会話が,何を意味しているのか,分からない(隠語だという説もあるが)。


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