第三の眼 開眼？

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■私のスピリチュアル実践記　その６


瞑想中に見える光の色を変化させることに気づいてからは、毎夜のように色の変化や形の観察をしていましたが、しばらく時間が経つと飽きが来てしまいました。そこであえて色を変えるのではなく、自然に任せてみることにしたのです。自分の意思を持たず、視界の中に現れるものをただ客観的に観察することにしました。私の場合、自然にまかせていると紫色か緑色しか、出てこないことが分かりました。

瞑想中に見える様々な色や光を「丹光」と言います。どうもオーラの光と関係があるらしいのですが、いろんな資料をあたっても、あまり詳しく述べられていないようです。また医学的にもこの光の正体はよく分かっていないようです。

前回に書いたように、この光は眼を閉じた状態だけで見えるものでもなく、精神を集中させれば、暗闇の中に眼を開けたままでも出現させることが出来るようです。古神道の「宮地神仙道」に伝わる「霊胎凝結法」という行法には、視界の中に現れた色や物を様々な色の童子の姿に変えていくというものがあります。

さて瞑想を自然に任せていくうちに、私に見える世界はとても賑やかなものになってきました。突然白い閃光や金色の光のようなものが瞬き始めました。光のフラッシュの次は、風景や、物や、人の顔などが、リアルなカラー映像で浮かんで来るようになりました。

瞑想を始めた頃は、ただの真っ暗闇の世界だったのが、突然、新宿の歌舞伎町に飛び込んだかのような様相を呈し始めました。しかし見える映像には何のメッセージ性もないような気がしました。少し興味本位に瞑想を行っていることを反省し、初心に戻って、余計なことを考えずに瞑想を行う事に専念しました。

元の穏やかな瞑想に戻ると、視界全体に、金色に輝く帯状の光の中に緑のラインの幾何学模様のようなものが現れ始めました。当初それはマヤの象形文字の様に見えたり、あるときは楔形文字のようにも見えました。

さらに瞑想を続けていると、その模様にオレンジ色が加わり、より不可思議な図柄に変化し始めました。最初はこの模様がなんだか良く分からなかったのですが、ふとある事に気がつきました。それは古代シルクロードの石窟に描かれるような仏画の色使いであり、よくよく見ると「曼荼羅図」に見えるではありませんか。

この「曼荼羅図」が見え始めたころ、またひとつ不思議な出来事が起きました。ある夜の瞑想中のことです。突然部屋の様子が見えたのです。一瞬眼を開けてしまったのかなと思ったのですが、そうではありませんでした。私は電気を消した真っ暗闇の寝室で就寝前に瞑想を行っています。眼を開けてみても部屋は暗闇です。

眼を閉じたままの状態で手を顔の前にかざしてみると、うっすらと手が見えるのです。手を動かすとその動きも見えます。万一部屋に光が漏れていてその光が、瞼を透かして手が見えることも疑いました。そこでアイマスクをしてみたのですが、前と同じように部屋の様子も手の動きも見えるのです。

どうやら第三の眼、ヨガで言うところの眉間にある「第６チャクラ」が開き始めたのでしょうか。

「続く」


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