鬼首山へ
夕張山地南部の山
おどろおどろしい名前には伝説があります。
昔、夕張川を堰き止めて反乱させた魔神を夕張岳の神様が山を噴火させて生き埋めにし、埋まった所が山になったのが鬼首山だそうです。
読み方は「おにくび」のようですね。
(夕張市図書コーナーより)
そして横溝正史好きの僕にはたまらないネーミング!悪魔の手毬唄でしたね。
まあ、こっちは「おにこうべ」でしたが。
カムイミンタラの山ではオ・ニクル・ウシペであり「川尻に林あるもの」となっています。
なんの案内も無い地図とコンパスだけが頼りの山ですが、2等三角点(紅葉山)があるので点の記を参考に登りました、ルートもおなじです。
もちろん登山道などないので最初から最後までヤブこぎです。
こういう山は獣道があるものですが、稜線に出ても全く無く、林道も無く時にはオーバーヘッドのヤブ、それに加えて先日の台風の当リが凄まじく、まさに当リ祭り!
パン祭りと違ってお皿ももらえず、ひたすら時を削られる恐ろしい祭りでした。
頂上付近は展望も良く、夕張岳などをのんびり眺めながら痩せた細尾根を落ちないように登って行きます。
頂上には鉄板で作った初めて見るタイプのヘヴィメタルな看板ありテンションあがりました。
下山後は時間あったので清水沢炭鉱のズリ山へ。
登った鬼首がカッコよく見えて大満足!
ズリ山(ボタ山とも言うようです)には手作りの椅子や階段があって、財政破綻した夕張で市民の方が頑張って整備しておられるのを感じて胸が熱くなりました。
そんな手作りの良い山でした。
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