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【映画】海賊とよばれた男…血縁の無い前妻を思って旅立つ創始者の物語を観る(読む)一族の気持ちを慮る

2021-08-27 23:03:05 | 映画
本日2021年8月27日(金曜日)は映画鑑賞記録です



「海賊とよばれた男」🚢⛽️
監督 :山崎貴
出演 :岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太
制作年:2016年
制作国:日本🇯🇵

2021年3月13日(土曜日)にBS日テレで放送されたものを録画。
少し温存した後の2021年8月25日(水曜日)の深夜から日付が変わった26日(木曜日)の0:40頃までにかけて鑑賞しました。



概要
出光興産創業者の出光佐三をモデルとした百田尚樹の小説「海賊とよばれた男」の映画化。
1945年、太平洋戦争での日本敗戦後、焼け落ちた東京に中で焼け残った石油販売業の国岡館、店主の国岡鐵三(岡田准一)は、店員らを解雇せず全員一致して社業を再興させよう、仕事がなければ作ると言い、早速石油統制配給会社に乗り込み鳥川卓巳総裁(國村隼)に石油を回してもらうよう談判するが、戦時中の遺恨から鳥川は、国岡を馬鹿にするような発言をし、追い返す。
1922年、27歳の鐵三は、一早く石油に目をつけ、九州の門司で機械油の代理店“国岡商店”を営んでいたが、営業先からは袖の下を渡さなければ相手にされず、またライバル業者から嫌がらせを受けるなど上手くいかずにいた。出資者の木田章太郎(近藤正臣)に謝りに行くが、木田は別荘を売ってでも工面してやる、ダメなら一緒に乞食にでもなろうと激励される。その後鐵三はダボついている軽油を灯油の代わりにポンポン船の燃料として、縄張りのない海で下関の漁師たちにまで売り始め軌道に乗り始めが、他の業者からは“海賊”と呼ばれ嫌われる。そんな鐵三の元には、彼に憧れた元取引先の社員 東雲忠司(吉岡秀隆)や元漁師の長谷部喜雄(染谷将太)といった人材が集まり、兄の国岡万亀男(光石研)の口利きでユキ(綾瀬はるか)という伴侶を迎えることになる。



感想
そういえば数年前にこの小説買ったけど読んでいません😅

1922年〜の舞台は私の住んでいる門司。
この当時(チョイ後)、私の祖父は漁師なので(といっても門司の裏側でだけど)、出光佐三と接点があった可能性もゼロではないのです。
うちの爺さんは、戦後、漁業組合の会長を経て、何か(知らんが)選挙にも出馬したことある人物で、その後電力会社の(何らかの)子会社とかやっていたので、会うぐらいはしているのかも知れんです
1920年代当時の海の風景は、私が毎日通勤時に観ている海の風景と同じなのかな…街並みを消し込んだCGなのかそれっぽい違う場所のロケなのかは特定できず…あとで調べました…ロケ地は違う場所みたいです。
映画ロケ地誘致に躍起な北九州市が、門司が舞台の映画では誘致していない(と思う)のはやや皮肉ですね😅

と地元から始まるこの物語ですが、あんまり地元感はないというか、出光ってそこまで地元密着とか地元愛じゃないんよね。
商売するために(今だったら東京本社作るみたいに)当時は都会だった門司に出店しただけの会社という感じと認識しています。

なので、地元の話でも地元ロケでも無いこの映画…

逆に冷静に観れたと思っているのですが、それでもまぁまぁ面白かったと思います
というか、面白いので史実どうりでもなく、大きく脚色しているんじゃ無いかと思われます。

日承丸=日章丸事件🚢あたりだけが、ややリアル寄りなのかもですね。
多分、百田尚樹が描きたいのここだろうし。

他の人情と根性みたいなものがどこまで史実かは分かりません

ここはリアルでは無い方が良い部分は…
一族郎党数多くいるはずの主人公が、一族と全く血の繋がっていない前妻のこと思い出して天国に旅立つ演出ってどうなんですかね😅
出光一族は気持ちよく無いよね💦💦
…というか、ここがあるから架空の人物名での物語だったりして

あとは、アポロのマークが、アテナのマークになっているのは面白いし秀逸でした


出演者は、ワザとらし過ぎる演技の吉岡秀隆を除き💦、皆さん上手い演技でいい感じ
岡田准一の老けメイク&演技も自然で、素晴らしかったです
(流石に90歳台は嘘臭かったですけどね)


点数は4点(5点満点中)です。



蛇足
出光興産って、
この映画で描かれているパワフルさと比較して、ここ20年ぐらい大人しい企業ですよね。
結局アメリカメジャーの粛清受けちゃったって事は無いよね💦



では、このあたりで



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