こんにちは。
最近はだいぶ気温が下がってきましたね。天気予報では、今週の笠間市の最低気温は-4度だそうで、真冬の気温ですね。私は昨年までカナダのトロントで生活していましたが、トロントでは真冬の朝方の気温は-15から-20度まで下がることがありましたが、そこまで下がると空気が肌に触れると沁みるような痛みを感じました。日本の関東地方でそこまで気温が下がることはないと思いますが、冬は健康に厳しい季節ですね。
さて、今回は冬の睡眠環境、特に室温と湿度についてお話ししたいと思います。人間・哺乳類は恒温動物なので、自らの身体で熱を作ることができます。身体の臓器、機関、組織を機能させるためには、熱・エネルギーが必要です。変温動物は熱を自ら産生することができないので、食事の後、消化するためにバスキング(日光浴)を行ない、必要なエネルギーを賄います。本格的に気温が下がる冬には活動できないため、冬眠して冬を越します。恒温動物は熱を賛成できますが、外気温が低いとき、熱エネルギーを作るための身体の努力量は大きくなり、それだけ身体の負担となります。若く活力が充実している世代ではそれほどの問題になりませんが、年を重ね、体力が落ちていたり、若くても病気などで体力が落ちていたりする場合はその負担が健康に悪影響を及ぼすかもしれません。特に影響を受けるのは免疫力です。身体は体温が下がると免疫力が低下します。例えば、多くのウイルスは熱に弱く、低温を好みます。そのため、ウイルスに感染すると人は高熱を出し、ウイルスを撃退するのですが、冬の室温が低下していると、明け方の冷えで風邪を引く可能性が高まるでしょう。
ということは、冬であっても温かい部屋で寝ることは健康のために非常に重要です。光熱費について考えなくてよいなら、冬の睡眠時の室温は25度から26度の間程度が望ましいといわれています。ただ、現実的に日本の住居環境では難しいと思います。それでも、23度から25度の間には収めてもらうと、明け方に冷えを感じることなく、免疫力低下を防ぐことにもなるでしょう。暖房器具で室温を上げると心配なのは湿度の低下です。人にとって快適な湿度は50から60%と言われていますので、洗濯物を部屋干ししたり、加湿器を使ったりすることにより、睡眠中の湿度もコントロールすると尚良いでしょう。
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