プラネッツ鍼灸院笠間

プラネッツ鍼灸院の近況、アストロプラネッツの選手情報、生活習慣のアドバイス、西洋・東洋医学的知識の共有など

代替医療との付き合い方

2025-01-25 11:07:07 | 健康・生活

こんにちは。年を重ねてくると徐々に身体への負担が積み重なり、何かしらの症状を抱えて生活している人も多くいると思います。肩こりや腰痛、肩の痛みなどの症状であれば、代替医療と呼ばれる鍼灸、整体、接骨院、骨盤矯正、マッサージなどの店舗に通う方もいるでしょう。しかし、いろいろなお店に通ったけれど、なかなか自分に合ったお店が見つからないという方はいませんか?

 

もちろん、施術者側の技術や経験がその症状を改善するに至っていない場合もあると思いますが、原因はそれだけではなく、施術を受ける側の考え方にある場合もあるでしょう。

 

本稿では、以上のような観点で、簡単に代替医療との付き合い方について私なりの考え方を書いていきます。

 

  • 一度施術を受けたが全く効果がなく、翌日以降も変化がなかった。

 

このケースは、そのときに受けた施術はあまり効果をなさなかったと言えます。受けた方は店舗を変えることを考えるのもやむを得ないでしょう。ただ、施術者も変化がないと言われればアプローチを変えるはずなので、2回目までは受けてみても良いと思います。それでも効果が無ければ、店舗を変えて良いでしょう。

 

  • 施術を受けた直後は変化がなかったが、翌日以降に効果が現れた。

 

 このケースは、施術は合っていると言えるでしょう。症状解消まで継続的に施術を受けて良いと思います。症状が解消されるまでの期間はその問題の深さによるので、たとえ直ぐに完治しなくても、その店舗に粘り強く通うと良いでしょう。睡眠、食事、運動などの生活習慣を見直すとなお効果的です。

 

  • 施術直後は効果があったが翌日あるいは数日で元に戻ってしまった。

 

このケースが、最も誤解が多いケースだと思います。施術の効果はあったけど、その効果が長持ちしなかったということです。症状の深さや頑固さが原因なので、施術者の技術がなかったとは言い切れません。あきらめず、施術を受ける頻度を上げると、施術効果の持続時間が徐々に延びていき、次第に症状が緩和されていくことが多いです。具体的には、症状がある程度緩和されるまでの短期間、施術頻度を週2~3回に増やすと良いでしょう。週1回でも通うのは大変なことも理解できますが、状態の深さによっては週1回の施術では効果が不十分な場合は数多く見られます。

 

  • 1回目の施術は効果があったが、2回目はあまり効果がなかった。

 

 このケースも判断が難しいのではないかと思います。初めて通う店舗の初めて受ける刺激によって、1回目は大いに身体が反応したが、2回目はそれほどでもなかったというケースです。この場合、①1回目の施術者のアプローチは適切だったが、2回目はすでに身体の状態が変化していて、同じアプローチでは適切ではなかった。②施術の刺激に対する身体の馴れが起こり、身体があまり反応しなかった。以上のどちらかだと思います。実際、私が施術をしていても、1回目は驚くほど変化があったのに、2回目はあまり反応が良くなかったということはよくあります。この場合、施術の効果は出ているが症状の完治までは時間を要することが多いです。あきらめず、継続的に施術を受けると少しずつ状態は改善していくでしょう。

 

 いずれにしても、代替医療の施術を受けた後どのような身体の変化があるのか自身の身体を観察することは非常に大切です。施術は身体の自然治癒力を刺激し、回復を促しているのであって、ほとんどの場合、施術を受けたその時点で治るわけではありません。自分の身体がどのような状態で、どうすれば改善するのかを施術者のサポートの元、改善に努めるようにしてください。その症状が現れた原因を排除することも忘れてはいけません。施術によってある程度回復しても、その原因となっている習慣を続けていると症状が戻ってしまうことは明らかです。施術者に相談し、睡眠・食事・運動・姿勢・入浴・生活環境などの生活習慣を見直し、原因を排除するようにしましょう。

 

本稿は以上です。

ご相談等あれば当院で対応しますのでご連絡ください。

 

********************************************************************

プラネッツ鍼灸院 笠間

09035934997

kohsuke.satoh.ac@gmail.com

https://planets-shinkyu-kasama.hp.peraichi.com/top (ホームページ)

https://www.instagram.com/planets_shinkyu/(インスタグラム)

*********************************************************************

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の生活習慣で気をつけること

2025-01-11 14:04:05 | 健康・生活

こんにちは。今回は「冬の生活で気をつけること」についてお話しします。

 

新年を迎え、皆さんいかがお過ごしでしょうか。冬休みも終わり、通常の生活に戻っている方も多いかと思います。年末年始は食事量が多く、運動量が不足しがちなので、体重が増えてしまったり、内臓に負担が掛かってしまったりで、腰痛や胃腸の不調、人によっては内臓の不調からくる免疫低下で風邪やインフルエンザに罹ってしまう方もいるかと思います。実際に、今年はインフルエンザも流行っているようですし、今後も続く寒い冬の生活において注意した方が良いことがいくつかありますので、今回は確認も兼ねてご案内していきます。キーワードは寒さ、乾燥、免疫低下の3点です。

 

  1. 冬の寒さ対策

  当院がある笠間市も最近は冷え込んでいます。特に明け方は氷点下の気温になる日も多く、暖房を点けないと布団を出たくないほどです。対策としては、温かい服装を心がけ、外出時は手袋、マフラー、帽子などを活用することはもちろんですが、お腹や足を冷やさない対策が大切です。お腹が冷えると健やかに生きるために重要な様々な内臓器が冷えてしまい、免疫力低下、消化吸収機能低下、循環器系の機能低下、ホルモンバランスの乱れなど様々な悪影響が懸念されます。また、足の冷えも内臓の冷えに繋がります。足は心臓から遠く離れているので循環機能が低下しがちで、冷えた血液がめぐることで間接的に内臓を冷やすことになってしまいます。

 

衣服の対策としては、腹巻、股引、レッグウォーマーの着用をお勧めします。上記したように、お腹と足を温かく保つことは健康のために非常に大切なので、これらの防寒着は非常に有効です。

 

また、日々湯船に浸かり、しっかり身体を温めることも大きな効果を期待できます。しっかり肩まで浸かり、全身を温めてください。お風呂の温度は好みの温かさがあると思いますが、40度から42度でしっかり温まれる温度にしましょう。ただし、長風呂には注意してください。夏にプールで運動すると非常に疲れると思いますが、皮膚がふやけるほどの長風呂は身体を疲れさせるリスクがあります。皮膚は生き物の身体の防御システムの一つですが、ふやけた状態では防御能力が低下し、お風呂上がりの湯冷めなどにより風邪を引くなど体調を崩す原因になります。以上のように考えると、30分以上の長風呂はあまりおススメしません。だいたい10分から15分程度でしっかり温まれる温度に設定し、長風呂にならないように注意しましょう。

 

  1. 乾燥対策

冬は空気が乾燥しやすい季節です。空気が冷たいと空気中に気体として水分がとどまることができず、液体にとして地表に降りてしまうためです。たとえ雪が降っていても、空気は比較的乾燥しています。また、寒さ対策として暖房器具を長時間使用するため、屋内もすぐに乾燥してしまうでしょう。乾燥の身体の悪影響は様々ありますが、皮膚の乾燥や目、鼻、口などの粘膜が乾燥することで、肌荒れ、皮膚炎、ドライアイ、鼻炎、口臭、口内炎の原因となります。皮膚と粘膜は身体にとって重要な防御システムなので、それらが不調に陥ると外から体内に雑菌やウイルスの侵入を防ぐことができず、風邪を引いたり、インフルエンザやコロナウイルスに感染したりすることにも繋がりかねません。皮膚と粘膜は適度な潤いを保つことが大切です。

 

対策としては、加湿器や濡れタオルを使って室内の湿度を50~60%に保ちましょう。また、保湿クリームやリップクリームを使い、肌や唇の乾燥を防ぎましょう。お風呂後は身体が乾く過程で一段と乾燥するので、早めに保湿ケアを行いましょう。

 

水分補給も大切です。冬は汗をかきにくいですが、気づかぬうちに体内の水分は失われています。注意点としては、常温の水の補給です。冬は常温でも10度以下の低温の水を飲むことになります。冷たい飲み物は喉の通りがよく、おいしく感じますが、胃腸にとって冷えは禁物です。少し面倒でも、火にかけ、暖かい飲み物やスープで水分を補給することをお勧めします。低くても体温以上(約40度以上)の水分を取ると身体に優しいでしょう。

 

  1. 風邪・感染症予防

 すでに上記したように、冬は寒さと乾燥で免疫力が低がりやすい季節です。加えてウイルスは熱には弱いですが、寒さには強いものが多く、冬に流行しやすいです。実際に今年もインフルエンザ感染は流行っているようです。

 

シンプルな対策ですが、手洗い、うがいは有効です。外出後や食事前に丁寧にしっかり行い、体内へのウイルス、病原菌の侵入をできるだけ未然に防ぎましょう。

 

また、身体の防御力を上げるため免疫力対策も大切です。白血球などの免疫細胞をしっかり身体が作れるように、タンパク質、脂質、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛を含む食品を摂取しましょう。一般的にビタミンCとビタミンDは免疫力に重要と知られていますが、動物性の脂質も非常に大切です。コレステロールは免疫細胞を作るために必要な材料だからです。調理法として、鍋料理やスープは身体を温める効果も期待できます。動物の骨や髄を使った出汁は腎機能を整える効果を期待でき、冬は腎機能が低下しやすい季節でもあるのでこちらもおススメです。

 

適度な運動も冬を健康に過ごすために重要です。寒いと運動不足になりがちですが、防寒対策をして散歩またはジョギング、軽いストレッチや室内でできるエクササイズで血液循環を促し、筋肉をつけ、活動的な身体を維持しましょう。筋肉があり、身体が活動的であれば、基礎代謝が上がり、体温も上がり、免疫力低下も防ぐことができます。冬に風邪を引きやすいのは、運動不足によって身体の働きが滞り、毒素が蓄積しがちであることも原因です。

 

十分な睡眠も重要です。睡眠時間を確保し、体力を維持しましょう。寒い冬は布団を温めるために湯たんぽ使ったり、厚着したりすることで暖かくして寝るようにしましょう。靴下を履いて寝るのも良いですが、緩い靴下を選び、血流を妨げないようにしましょう。朝目覚めたときに靴下の痕が付くような状態なら、締め付けが強すぎるでしょう。股引やレギンスも締め付けが強いなら循環の妨げになり得ます。緩いものに変えるか、着用しないことをお勧めします。

 

冬は心の健康ケアも非常に大切です。冬は日照時間が短く、気分が落ち込みやすい季節だからです。朝に自然光を浴びることで体内時計を整え、気分の落ち込みを防ぐことは良い対策です。朝日を浴びながら散歩やランニングするのもよいです。太陽が昇る午前中は自然のエネルギーで充実しているので、その時間に運動することにより心も身体もより活発になることでしょう。他には、趣味やリラクゼーションを取り入れてストレスを解消するものよいでしょう。

 

  1. おわりに

冬の環境に適応するためにいろいろなことに注意が必要ですが、しっかり生活習慣を見直すことで心身ともに健康に過ごしましょう。今回の内容が少しでも皆さんの生活の助けになれば幸いです。

 

*****************************************************************************************

プラネッツ鍼灸院 笠間

トレーナー佐藤

09035934997

kohsuke.satoh.ac@gmail.com

https://planets-shinkyu-kasama.hp.peraichi.com/top (ホームページ)

https://www.instagram.com/planets_shinkyu/(インスタグラム)

*********************************************************************

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冷たいものを食べること・飲むことによる身体への悪影響

2024-12-27 15:23:54 | 健康・生活

こんにちは。今回は「冷たいものを飲む・食べることの身体への影響」についてお話しします。

 

現代は様々な嗜好品を気軽に口にすることができる環境です。冷蔵庫が各家庭に当たり前に置かれて数十年経ちますが、簡単に冷たいものを食べたり飲んだりできます。冷たいものを身体に入れることが身体に悪いことは多くの人が知っていると思いますが、どのような悪影響があるのかということが今回の内容です。

 

早速、冷たいものの身体への影響をどんどん上げていきます。

 

まず、胃腸が冷えることで腸の働きが悪くなり消化不良を起こす。消化酵素の働きも悪くなり消化不良を起こす。大腸の働きが悪くなり便通が滞りやすくなる。腸内細菌のバランスが崩れ免疫力が低下する。組織が冷えることで血管も冷え血行が悪くなる。便通が悪くなること、血行が悪くなること、免疫力が低下することなどにより、肌の代謝が低下し、乾燥やくすみが目立つようになり肌荒れの原因にもなる。

 

初期症状としては以上のようなものが代表的です。そして、それらを気にせずに長期的に冷たいものを摂る習慣があると、

 

免疫系の問題によりアレルギー体質を招く。内臓の緊張が原因で慢性的な首こり、肩こり、腰痛、胃痛、逆流性食道炎などを引き起こす。免疫低下により風邪を引きやすくなる。血行不良から冷え性を招き、さらに就寝時の下肢の筋痙攣(ふくらはぎの攣り)や関節痛(悪化すれば変形性関節症)、免疫系の働き低下によりウイルス性の感染症に罹りやすくなる。

 

まだまだ挙げたらきりがありません。

 

とはいえ、冷たいビールや炭酸飲料、アイスクリーム、アイスコーヒーなど、冷たいものは皆が嗜好するものばかりなので、簡単にやめられないと思います。アイスクリームが大好きなお子さんに、もうアイスクリームを食べちゃいけないと言ったら、人生が終わったような表情になってしまうでしょうし、夕食で冷たいビールを飲むことを楽しみに生活している大人も多いでしょう。

 

そこで一つ、どうしても冷たいものをやめられない方にアドバイス。冷たいものを食べた後に、温かいお茶、あるいは、みそ汁などの温かい汁ものやスープを飲むようにしましょう。冷たいものの飲食で冷やした胃腸をすぐに温めるように心がけてください。そうすれば、ひどく身体に悪影響を与えることは避けられます。

 

ただし、これはあくまでも、どうしても止められない方やたまに冷たいものを飲食した場合の対処法です。できるだけ、取らないようにした方が身体の負担が少ないことには違いありません。よく、常温の水なら良いか聞かれますが、冬場の常温水は十分冷たいので気をつけてください。冷たいまま飲まずに、体温以上に温めて飲むことをお勧めします。ぬるい水を飲むのが好きでないなら、しっかり温めて飲むようにしましょう。

 

今回のお話は以上になります。

 

*****************************************************************************************

プラネッツ鍼灸院 笠間

トレーナー佐藤

09035934997

kohsuke.satoh.ac@gmail.com

https://planets-shinkyu-kasama.hp.peraichi.com/top (ホームページ)

*********************************************************************

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

習慣化するために大切なこと

2024-12-22 15:11:34 | 健康・生活

こんにちは。今回のテーマは「新たなパターンを習慣化させるために大切なこと」です。

 

寝不足が続いて日中の集中力がなくなれば、もっと早く寝ようと思うでしょう。少し身体に肉が付いてきたら甘いものを控えようと思うでしょう。また、運動不足による体力の低下を感じたら少し運動した方がいいかなと思うでしょう。

 

思い立つのは簡単ですが、生活習慣を変えることは思いのほか大変です。早く寝るためには寝るための準備を早めに済ませる必要がありますが、仕事から帰って少し寛いだりテレビやパソコンでYouTubeを見たりしているとあっという間に時間が経ち、いつもの寝る時間になってしまいますし、普段から甘いものを食べている人が甘いものを控えようと思っても、食料品をいつもの通り買いに行ったら、甘いものが陳列しているコーナーに無意識に足が向いてしまいます。運動はいざ始めようと思っても、動くのは億劫で強い意志が必要です。

 

上記の事柄以外でも、生活習慣は身体や脳に染み付いた習慣なので、長く続いた習慣ほど変えるのは難しいと思います。例えば、就寝時間に焦点を当てると、日本人の若い年齢層で12時以前に寝る人は非常に少ないようです。施術後にアドバイスとして10時から11時頃の早い時間に寝ることを勧めることがありますが、20代の日本人にはそれはできそうにないと言われることが多いです。仕事で帰りが遅いから難しいなら仕方ないですが、家には居るにもかかわらず、そんなに早く眠れないと言います。私はカナダのトロントで生活していた期間がありましたが、カナディアンは寝るのが非常に早い人が多いです。人によっては9時や10時に寝てしまいます。日本人の中年・高年の方で早く寝る人はもちろんたくさんいますが、カナディアンの場合、若くても早く寝る人が多い印象です。

 

なぜ一般的な寝る時間がこんなに違うのか、確かな理由はわかりません。ただ、それだけ根付いた就寝時間の習慣を変えることは短期間では非常に難しいということでしょう。

 

私は茨城アストロプラネッツの専属トレーナーとして選手をみていますが、選手の競技者として何か問題点を解決する場合に、アドバイスとして選手の行動のパターンを変えるように勧める場合があります。例えば、とある選手が練習前に各自でウォーミングアップを行う際に、人によって取り組み方が異なり、その時間の初めは喋ったり、寛いでるようにしか見えない選手がいた場合、その時間が効率的ではないから、その時間にできることを案内したりします。それでも、選手によって育ってきた環境が異なり、行動の習慣も異なるため、何をするにも、動き出しが鈍い選手は必ずいます。少しアドバイスした程度では直ぐに習慣は変わりません。オフィスで働く社会人も、人によって仕事モードのエンジンが掛かるまでの時間は人それぞれだと思いますが、それと同様の問題です。

 

前置きが長くなりましたが、習慣を変えるために必要なことは、①習慣を変えるために自発的な意志を持つことと、②粘り強く約3週間は新たな習慣に妥協せずに取り組むこと、そして③自身の変化に敏感になることです。①は、周りからいくらアドバイスを受けても、自分自身が変わろうと思わないと習慣は定着しません。アドバイスが引き金となり、意識が変わることは確かにあります。それでも、基本的に本人の意志が最も大切です。②は新たな習慣がその人にとって当たり前になるまで、最低3週間は必要だということです。三日坊主ということわざがあるように、3日間ほどはある程度頑張れますが、それ以降も続け、習慣化させるところまでたどり着くのは簡単ではありません。

 

運動の技術習得や日常の癖を取り除くことが難しいのは、感覚の馴化が一つの原因です。取り組み始めたころは強く変化を感じられるけれど、続けているうちに変わっているのか変わっていないのかわからなくなってきます。そして、次第にもともと自分自身が持っている感覚に戻り、技術は習得できず、癖もそのままです。習慣の変化も、最初の数日はうまくいきますが、当初と比べて日に日に意志が弱まり、変化に対する感覚も馴化し、その効果を感じにくくなり、いつの間にか変化させることを止めてしまいます。そこで大切なのが③です。自身の変化をしっかり感じ取り、習慣を変化させたことによる小さな効果を日々少しずつでも感じることができれば、小さな達成感の積み重ねで感覚馴化することなく、やがて新たなパターンを習慣化できます。

 

今回の内容は以上になります。人は何かを達成することに強い喜びを感じ、その積み重ねで成長できます。生活習慣においては、これは身体によくないこととわかっていてもやめられないことは人それぞれ何かあると思います。それは自分の人生において非常に大切だから絶対やめないとか、ストレスを貯める方が身体によくないと考える人も多いです。その人の考え方なので、そのような強い意志があるのならその習慣を変える必要はないでしょう。一方で、もし変えたい習慣があるというのであれば、自発的な意志もち、3週間ほど粘り強く継続し、自身の変化と向き合いながら習慣の変化に取り組んでみてください。

 

*****************************************************************************************

プラネッツ鍼灸院 笠間

トレーナー佐藤

09035934997

kohsuke.satoh.ac@gmail.com

https://planets-shinkyu-kasama.hp.peraichi.com/top (ホームページ)

https://www.instagram.com/planets_shinkyu/(インスタグラム)

*********************************************************************

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高血圧についての考え方

2024-12-14 11:21:02 | 健康・生活

こんにちは。今回は血圧についての考え方についてです。異なる考え方を持っている方もいると思いますし、あくまで個人的な意見ですのでご容赦ください。

 

最近20年以上もの間、脳血管障害は日本人の死因の構成割合において多くの割合を占め、近年は悪性腫瘍(がん)、心疾患(高血圧性を除く)、老衰に次ぐ4番目に多い死因となっています。高血圧症が脳血管障害の原因の一つと考えられているため、高血圧の診断基準値である最高血圧140/最低血圧90mmHg以上になると、降圧剤の服用が検討されるようになります。現在の基準値は2000年か採用されている基準値ですが、1970年代は最高血圧が年齢+90mmHg以上になると高血圧とされていました。1987年には、旧厚労省が180/100mmHgを高血圧の基準と定めました。1970年代の死因の割合で最も多くの割合を占めていたのが脳血管障害でしたので、年々高血圧の基準値を下げていったのでしょう。基準値を下げ、薬を服用することで一定の成果が上がり、近年の脳血管障害の死因に占める割合は4位まで下がりました。ただ、一方で、悪性腫瘍とともに心疾患による死亡者の割合が年々増加しています。心臓も脳血管も当然、循環器系に括ることができますので、血管に起きていた身体の不調が心臓に起こるようになったと考えても良いかもしれません。

 

血圧はなぜ上がるのでしょうか?血圧の役割は何なのでしょうか?血圧とはその名の通り、血管内に流れる血液の圧力です。水道のホースのように狭くなれば血圧は上がりますし、血液成分の割合が変化し粘性が増しても血圧は上がります、血管が硬くなっても血圧は上昇します。我々の身体の血圧を感知している圧受容器は頚部の頸動脈洞と心臓に近いところにある大動脈弓にありますが、これらの圧受容器が血圧の状態を監視し、血圧を上昇させたり、下降させたりします。血圧を上げる必要がある理由は、脳への血液の供給が不足している場合、というのがひとつあります。いうまでもなく、脳は生命を維持するために非常に大切な器官なので、脳に対する血液量が不足していると受容器が感知すれば、身体の働きとして血圧が上昇します。

 

加齢・老化とともに体内の水分の割合が減り、あらゆる組織が硬くなり、血液の粘性も増していきます。つまり、食事や運動を継続し、若々しい身体を維持することができていないと、加齢・老化とともに血圧が上がるのは当然です。そこで血圧を下げる薬を飲んでも、本来必要な脳への血液供給が不十分になるだけでなく、薬によって人為的に血圧を変動させるので、心臓、循環器系の機能低下を招く恐れがあると考えてよいでしょう。

 

左肩の凝り、肩甲骨の間の辺りの原因不明の痛み、動悸などは心臓の機能が低下しているサインかもしれません。もし、これらのサインがあれば、食習慣を見直し、運動部億であれば、適度な運動が必要です。また、頚部や背中をマッサージするだけでなく、鍼灸による施術がおススメです。もし食習慣、運動、鍼灸についての質問があれば、当院にご連絡ください。

プラネッツ鍼灸院 笠間

トレーナー佐藤

09035934997

kohsuke.satoh,ac@gmail.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする