今回は鍼・灸・徒手施術の使い分けについてをテーマを記事にします。
身体の不調を整えたり、身体のメンテナンスをしたりするためのお店はいろいろありますが、皆さん、どのようなお店が自分に合っているのか選ぶのが難しいと思う方もいるのではないでしょうか。具体的には、整体、マッサージ、整復(接骨)、指圧、姿勢矯正、カイロプラクティック、鍼、灸、カッピング(吸い玉)、ストレッチ、理学療法、物理療法など、挙げれば沢山あります。
当院では、鍼、灸、整体・マッサージ、カッピングを用いて、施術を行っていますが、複数の施術方法を用いているのは理由があります。その理由は、身体の状態によって、適切な施術があるため、使える方法が少ないと対応できない症状が必ず出てきてしまうからです。
例えば、
【鍼】
鍼による施術は心配事、不安、恐怖、怒り、悩みなどのような日ごろの精神的なストレスが身体を蝕み、それが原因となって現れた症状に非常に有効な施術です。肩こりや腰痛の原因は精神的なストレスが原因とも言われており、実際に、とある学会の報告では腰痛の80%以上は精神的な要因によるものという研究結果を発表しています。つまり、鍼は現代ストレス社会において、非常に有用な施術です。
【灸】
灸による施術は、身体の組織に何らかの損傷が現れている場合に有効と考えられています。つまり、肉体的損傷がある場合に有効な治療です。例えば、日ごろの仕事が忙しいことによる肉体的疲労、不十分な睡眠、あるいは暴飲暴食などが原因で現れた症状には灸による施術がより高い効果を期待できます。
【徒手施術:整体・指圧・マッサージ】
整体やマッサージのような徒手施術は筋・骨格にアプローチする施術になるので、鍼灸に比べると、影響を与えられる組織が浅く、期待できる施術の効果も浅くなります。ただ、問題が身体の内側ではなく、外側にある場合は、徒手による施術の方が大きな効果を発揮します。例えば、脱臼や捻挫の場合、ずれた関節の位置を正しく戻すことが重要なので徒手による施術が必要です。
【カッピング】
於血と呼ばれる血液の流れが滞っている状態に有効で、血液をきれいにし、血液の流れを良くします。カッピングによって血が皮膚の表層に集められ、赤い痕が現れますが、皮膚は浄化作用が非常に強い組織なので、皮膚の機能により血液を浄化してくれる効果が期待できます。
以上のような考えで当院では施術を使い分けています。当院で用いていない施術方法についても万能なものはなく、何かに非常に有効であり、その他の状態改善には不向きなはずです。例えば、整体やマッサージを受けても症状が一向に良くならないという方は数多くいらっしゃると思いますが、それは施術者が上手ではないということではなく、その状態を改善するのに整体・マッサージが適切ではないのかもしれません。まず、自身の身体の状態を正しく見極めることが大切で、見極めるためには知識や経験が必要ですが、正しい施術を施せば改善しない症状は無いと思っています。
今回の内容は以上です。ご興味がある方は、ぜひお気軽に当院にご連絡ください。
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プラネッツ鍼灸整体院 笠間
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