何かを求めるようにライブハウスに向かうのだった…。
皇紀弐千六百七拾弐年壱月弐拾六日(木)
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またもや渋谷ラストワルツに降臨。今月2度目。
友人の企画したライブをチョロっと観てきた。
チョロっとね、どうせ新宿に居たし。
そんな理由なので出演者の情報は全く皆無。
逆に中途半端にあるよりは先入観がなくていいかも。
頭の中がニュートラルだったら自由に受け止められるし。
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『スナックゆとり』
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『天国』
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『服部チルド』
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『天野ちひろ』
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『さそり』
フォーク&ニューミュージックありシャンソンあり詩の朗読はあり
どのジャンルにも当てはまらない音楽あり昭和歌謡ありの
まさに表現のバトルロイヤル状態!
結論から云うとピアノの感情表現の豊かさを感じたライブでした。
他の楽器も豊かなんだがピアノはグンと抜きん出ているような。
喜怒哀楽は勿論の事、其れ以上の細かい感情も
下手な歌手より表現しちゃうんですぜ!?
それよりもだ。
友人の観察眼と云うか何と云うか。
何処から異色…いや個性豊かな表現者を
見つけてきてはブッキングするのだろうか?
しかもジャンル問わず一つのイベントにぶち込むのである。
いわゆるひとつの闇鍋の発想だね、ある意味。
観るほうも演じるほうもお互いドキドキ、スリルある。
きっと友人はSに違いない、間違いない(笑)。
あとトリの『さそり』さん。
一時期、『アーバンギャルド』界隈をウロチョロしていたので
名前は知っていたんだが男性だったんだ… フヘッ(゚Д゚)
ずっと女性だと思ってた、見た目で判断してた。
そしてシャンソン歌手だとは知らなんだ。
さそりさん…正直、スマン!!(某鬼嫁の旦那風)
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遠くの東京タワーのイルミネーションと
何処までも続く赤いテールランプが綺麗で(パクり)
其れを横目に駅まで向かう。
青山霊園に行きたい衝動を抑えながら(笑)。
(友人曰く「呼ばれてる。」らしい)
皇紀弐千六百七拾弐年弐月壱拾弐日(日)
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珍しく下北沢に赴く。
しかも教会になんかに出掛けちゃったりして。
懺悔しに来たのではない(しなきゃいけない事もありそう)。
ましてや洗礼を受けに来たわけでもない(向こうが拒否)。
『Caccinica』のライブ…いや単独演奏会ですのよ、奥様!!
Caccinicaが教会で演奏会なんて願ったり叶ったり!!
しかも彼らが演奏会するのが1年振り。
自分にとっては前回のに行けなかったので
1年半以上は経つのだろうか?
一度は一瞬の差で予約受付を締め切られ絶望したんだ。
だが其れから毎日毎日、湯澤さんのブログをチェックして
キャンセル待ちをした末の勝ち取った観賞。
喜びも楽しみも嬉しさも人一倍なのだ!ヒャッハー!!
Caccinicaを初めて観賞する友人を引き連れ教会に潜入。
バレンタインデーが近いのでオリジナルのチョコを貰う。
嗚呼、チョコを貰うなんて何時以来だ!?
記憶が確かならば最後に貰ったのが4~5年前。
ちびまる子ちゃんのオープニングではないが
其のOP曲に出てくる某駅売店で働いていた頃、
従業員のオバチャンの娘(当時、中学生)に頂いた以来だ。
…だからどうした!?
まあ、そんな老いぼれの話はシカトして頂いて
率直に感想を飾らずにストレートに語ろうか。
うん、語る事にしよう。語らせたらたいしたもんだ(何故に長州風?)。
…ケツが痛い。
あの教会の木で造られた長椅子と云うのだろうか、重厚なアレ。
硬いんだよねぇ、敷いてあるクッションみたいなのが薄いんだよねぇ。
演奏会終了後、友人とお互い顔を見合わせ
演奏の感想よりも開口一番の第一声が上の言葉だもの(笑)。
…下らない話はさておき、ちゃんとした感想でも。
自分が見てきた演奏会の中で三本の指に入る素晴らしいライブでした!!
いやこう書くと語弊があるのです。
常にハイクオリティなんだがアレなんですよ。
一時期、常打ち会場として利用していた
『南青山マンダラ』での演奏会も其れは其れで素敵なんだが
其れとは微妙に違うニュアンスなんですよ。
今まで観に行った演奏会の中でも
浅草橋の『浅草橋パラボリカ・ビス』での演奏会、
渋谷の『マリアの心臓』での演奏会に続く
Cacccinicaの世界観と会場の雰囲気が
見事にマッチした絶妙な演奏会だったんですよっ!!
会場が会場だから讃美歌も歌う湯澤さん。
其の声量で三ツ又の燭台に灯された蝋燭の火がユラユラ。
華奢な指でAyaさんが奏でるピアノの音圧でやはり灯火がユラユラ。
何か幻想的かつ浪漫溢れる状況だったので
ウットリと聴き惚れていました。
嗚呼、何時までも此の場に居たい…。
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始まりがあれば必ず終わりがある。
夢見心地だった演奏会も終演を迎え我々は教会から離脱。
いつもより曲数多め、いつもよりMC少なめでした。
余韻に浸りつつも下北沢の某居酒屋で食事しながら
何故か『仁義なき戦い』や昭和特撮の話をして解散(笑)。
なにはともあれ、お疲れさんでした。