心から思う訳でして、ハイ。
友に…「ありがとう。」と素直な気持ち。
皇紀二六七〇年弐月壱拾壱日。木曜日。
旅の初日。
昨年の秋頃から誘われていた旅が現実に。
通り過ぎる事はあったが行く事のなかった地に。
岡山県。
正直、桃太郎のイメージしかないが違うのである。
(自分は『THE MOMOTAROH』の大ファン)
岡山といえば９０年代、アニメ業界を席巻した
メディアミックスの祖とも言われるアニメ
『天地無用！』の舞台となった土地なのである。
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これはOVAのオープニング。
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こっちはTV版のオープニング。
そのファンの間では聖地と言われ
アニメの舞台のモデルになった場所に赴く事を聖地巡礼と言われる。
野良狗路くんの起っての希望と
自分もそういうのが大好きなので一緒に巡礼。
日程を考えた人間は土壇場でキャンセルしたが(爆)。
自分もチョロチョロ見てたし面白いからね、天地無用！。
イケてない学生グループに所属していた自分にとっては
あの境遇は羨ましすぎると感じ…(以下、省略)。
…オホン。
気持ち悪い話は三途の川の向こう側まで放っておいて。
早朝、羽田空港に集合。
テンション上がっていて早めに入ろうと考えたが
なんだかんだやっていたら集合時間ピッタリ(汗)。
いつもいつも申し訳ない、腹切ります(切れ)。
そしていつも通り荷物検査に捕まり(ブツはありゃせんぜ)
結局、時間が迫ってくるの。フライト時間。
ブーツは仕方ないとしてベルトは何で!?
同じ様なのをしている野良狗路くんは平気なのに
自分は何故!?１００％捕まるんだが、昔から…。
機械までも自分を不審者扱いするのだろうか。
…チキショー、文明の力！
ま、久しぶりのフライトなので(高速バス専門)
いつも以上にテンションが上がり(酒のない状態で)
キャッ、キャッ♪と子供のように喋くりまくり到着。
…雨。しとしと雨が降っている。
振り返っても雨が降っている。
何をしようが雨が降っている。
…アイツのせいだ！
↑此の旅の重要キーワード
しかし、岡山空港に降り立った瞬間
一人だけ(自分)テンションが上がる。
此のお店にだ。
名前は幼少の頃から知ってはいたが
実際見るのは初めて。
東京で完全に見かけないからなぁ。
変にテンションを上げている自分らを見て
不審に思う観光客の方々。
都会の雑踏から離れノンビリと行こうと話し合っていたが
バス亭のオジサンに煽られ、そのまま乗車。
「お前等のせいで発車が遅れただろーが！(怒)」な
空気が漂う車内の雰囲気。
…違うって。乗る気はなかったんだって(汗)。
追い討ちをかけるように運転手に
「空いてる席ありませんか？座ってください。」と注意される。
…そうか、これが生きっ恥というやつか。
運良く座らせてもらい岡山市内に。
…アイツのせいだ！
岡山駅前。
さすがは岡山。桃太郎一色だな。
そして初日の目的地に向かう…前に
腹が減っては戦は出来ぬ(樹雷王家とではない)。
まずは腹ごしらえをしないといかん。
何を食べるか？
瀬戸内海も近い。行く方向の途中に第一の目的地がある。
それじゃ渡るしかないでしょ!?でしょ!?
で、瀬戸内海を此の電車で渡る。
本場の讃岐うどんを食べようと。
自分にとっては四国に渡るのも初。
初物づくしだ、こりゃめでたい。
ついでに同じホームに停まっていたアンパンマン電車。
確か四国にミュージアムがあるんだっけ？
で、到着。『ヒカシュー』ではない(分かってる)。
駅から降りてすぐにあるのだ。
即行で見つけたが待て待て。
もう少し空腹感を倍増させればもっと美味いだろう。
という事なので滅多に来ないと思われるので
街を散策しようと提案。
きっと面白いモノが見つかるはず！
…
……
………
…………
……………。
…これが地方の惨状なのか。
最後のイベント広場なんて『エナジースペース』という名だが
エナジーのエの字も感じないどころか
多分、看板だっただろうモノが落ちていて
しかもステージに無造作に
キャスター付きの椅子が転がっている。
…昔の光、今いずこだ。
完全に脳内BGMが『荒城の月』。
頭の中で勝手に昭和の時代の
古き良き回想シーンが流れたよ。
何をやっているんだ、行政は(怒)。
誰からお金もらってオマンマ食べてるのよ、政治家も。
初めてみたさ、あんなのを。
アーケードに看板は残っているんだが
其処に目をやると更地だったり建売り住宅だったり。
特に東映系列の映画館の跡地を見たら
この地に思い出もない違う土地の人間だが
物凄く寂しさを覚えたもの。
…お前らの血は何色だ!?
～続く～
