皇紀二六七〇年弐月四日。木曜日。
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此処の橋の下からスタート。
この橋も何度渡ったんだろうか。
あと何度渡るのだろうか。
良い感じに老朽化(褒めてる)して
良い味を醸し出しているが物質的には劣化してるだけか。
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その橋の脇の階段を降りるや鎮座しますのは
滑り台兼砂場の遊具。
だが違和感が。
滑り台には足場が出来、砂場はコーティングされ
もはや砂場ではない。謎の広場だ。
世間の色々な流れは察するが
これじゃ過保護すぎるでしょ!?
もはや遊具としての存在を否定してますが。
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その裏にはある小川というか何というか。
懐かしい。此処で遊びまくったよ。
アホ映像も残っているし(笑)。
意味もなく立て札を抜きぶん投げる。
ダンボール箱を浮かべてその中に入り
「僕、チャトラン。」と言いはる(古過ぎ)。
コマ送りでクレイアニメのような撮影を試みる。
数々のアホアホな事を
無謀にもチャレンジしたもんだよ、アノ頃(要するに馬鹿)。
何だろうね、箸が転がっても面白い世代だよ。
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もう少し歩くと池とローラー滑り台。
この時も少年達が遊んでいたが
右に同じく我々も此処で遊んだ遊んだ。
馬鹿な同級生は俺の度胸を見よと言わんばかり
ローラー滑り台を自転車で疾走したり
他の子達は立って滑ったり
思いっきり全力疾走して逆走したり…。
夏は比較的拓けているので花火をするのは此処。
もう少し錦糸町寄りに行けばもっと拓けているのだが
中学生といえば『学区=テリトリー』みたいな空気があり
小学生時より粋がっているので必ず絡んでくるんだよね。
当時から大人しいというか今で言う草食男子、
いやアキバ系の我々は花火といえば此処でやった。
だってからまれたくないもん。
腕っぷしには全く自信はなかったし。
まあ、逃げ足は一番だったけれどさ(笑)。
二連奏のドラゴン花火を箱から出して
(危険ですので真似はしないで下さい)
剥きだしのまま着火したら花火が噴き出る勢いが
そのまま推進力となり
クルクル回転して空に向かい飛んでいく…
まるでガメラのようだと呑気に見上げたり
今となっては誰も理由も分からないし
誰がやろうと言ったのかも分からないが
野良狗路くんの自転車の上でドラゴン花火をして
サドルが溶けるという残虐ショー(笑)。
自分は自分で火を点けた煙玉を池に沈め
コポコポと色付きの泡を発生させるのが
なんかマッドサイエンティストの研究室チックで
好きだったんだが…
…それから数年後、
我々が泥水に浸かり清掃するとは…。
因果応報である、小さい小さい(笑)。
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そのまま終点まで総武線を
あらぬ方向から見たりして到着。
終点は竪川に合流する形で。
その後はすぐ側が錦糸町なので
其処で飯を食べようとなり物色。
タイ料理も良かったが
ピクルスに釣られ某ハンバーグ屋に。
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…向かって右側の野菜というか実はなんでしょね?
なんかえぐ味があるというか渋いというか。
我らには「うーん。」という感じだったので
結局は秋葉原に向かい
ついでに仕事帰りのドロドロドロマウンテン氏も呼び
ゲームバーでピクルスを食べながら
ファミコンをやり長い一日が終了。
…どんだけピクルスが好きなんよ!
結論。
…時代が変わろうが自分は変わらん。
~完~
魔裟蛇華先生の次回作にご期待下さい!