我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

私の心だって 知らずにいたの

勤務中によく虫がたかるんだよねー。
あの蛾のような蝶が。
オラ、乙女に好かれたいよー。虫より。


9月6日。日曜日。

個人的な新境地開拓である。
やっぱり現世に存在する限りは色々なモノに触れたいし
色々なモノを見てみたいという欲求はあるのよ。

自分ね、恐ろしいほど出世欲というモノがなく
人の上に立とうという気持ちが全くない。
このままじゃ、ヤバイじゃないかなと思うくらい。

胸を熱くする何かと楽しい友人達の笑顔と
生活できるぐらいの少々のお金があれば問題ないのである。
…奇麗事を並べてみたがどうだろう?(笑)

さて本題である。私が向かった地は場所は大宮。
あまり埼玉には行かないのだが関東近県で
一番近い場所が此処だったので。


さいたま市民会館おおみや。
ライブというかコンサートだよね、
こういう所でやる催し物のニュアンスって。

イメージ的にはアイドルとかやりそうだけど。
ま、この方は自分の中ではアイドルに近い。

トークライブ。このキャパの会場でだ。
自分、初めて。トークライブでは。

其の方がコノ方!↓

『稲川淳二』氏の怪談ライブ。

自分にはケッコウ因果関係が深い方でしてね。
まず…親父がソックリ!(笑) …あ、若い頃ね。

あと、恐がりなんだけど中学生時代から
稲川氏の監修するゲームに目がなかった。

特にPCエンジンの『百物語 ほんとにあった恐い話』と
セガサターンの『古伝降霊術 百物語』は
アホみたいに時間を費やした。アホだから(笑)。

そして…あれは数年前の選挙だった。
衆議院選挙。九段の坂である。
英霊の眠る靖国神社を左側に見て。

後方から選挙カーが近付いてくる。そして聞き覚えのある声。
…稲川氏だ、ハコ乗り淳二が颯爽と登場。

友人の応援に選挙カーに乗り込んでいた模様。
自分は自転車で新宿から帰宅途中。

選挙カーってのはゆっくり走るんだな、ゆっくりと。
気付いたら横に。
そして…併走。スピードが同じなのだ、自転車の自分と!
とりあえず手を振ってみた。

ま、九段坂を下ると必然的に交差点に出ますな。
自分は左折…選挙カーも左折。曲がっても併走。
…お互い気まずくなりずっと微笑んでた(笑)。


…前フリが長すぎたですねぇ。


内容はというと…ツアー中なのでネタバレ禁止という事で。
ネタバレしてもまずくない程度の内容で。

客入れのノイズともメタルともとれるBGMで感動(そこかよっ)。
あの曲、もっと聴きたいなぁ。
既成の曲かな?それともあのためだけのオリジナルかな?
音源が売っていたら即購入したい。情報求ム!

ライブの開始にライブ中の諸注意を語る女性が。
いつもよりトーンの低い声、そして髪型や雰囲気。
何処かで見覚えあるなー、聞き覚えあるなー。

…『歌姫楽団』の舞さんだ!
彼女のブログをチョロチョロ見ていて
稲川氏がどうのこうのと書いてあったがこういう出演なんですか。
へぇー、なるほどね。

確かに…人形や座敷童子に見えるよね(爆)。
つい稲川氏の名作怪談『生き人形』を思い出した。

彼女はオカッパだし着物だし小さいし…キレイだし。
舞さんは可愛いというより洗練された
スタイリッシュな顔立ちだから綺麗な人だよね。


…スゲェー、関係ないっぜぇ~い(汗)。


ま、なんだかんだで始まり始まり。
稲川氏が入場した所で客席から
「淳二ぃ~!」や「稲川先生ぃ~!」の声援につい吹く(笑)。
いやノリが分からないからさ、初めてだし。

…しかし、こういう会場の雰囲気は初めて。だから新鮮。
『水を打った静けさ』というが、まさにこの状況。

客が全員、老いも若きも男も女も固唾を飲んで
稲川氏の吐き出す言霊、一挙手一投足を見守ってる。
もちろん自分も静かに彼を真剣に見つめていたよ。

話も静々と例の口調で淡々と語り…
ひとつの話が終わった時にどう対応していいのか分からない!!

通常のトークライブなら話が終われば拍手喝采で終わればいいけど
怪談の場合はどうすればいいの!?

あと分かった事は稲川氏の話が終わる時は
回想した感じでしみじみ終わるのが多いなと。
ま、例外も幾つかあるけれども。
で、急に次の話が始まるんだ、数秒間の間が終わった後に。

…最後に切なくて悲しくて、でも心温まる
怪談というよりは奇談に近い不思議な話。
ずーっと恐い話が続いたもんだからね。いきなりハートフル。

…そりゃ、瞳から生理食塩水が流れかけるよっ。
アルコールが入ってれば声を上げて大号泣したにちがいない。

そんな客席は大喝采の中でその場の空気を気にせずに
次の企画の心霊写真コーナーに淡々と切り替える
稲川氏についつい大爆笑(笑)。

稲川氏の所有している心霊写真。恐かった。
見慣れている(?)自分でさえ其の写真が紹介された時。

ま、此処もアレなのネタバレしないような感じで書きますわ。

稲川氏が不思議な写真と言う写真は
「アレ!?」と思うぐらいで恐怖感も何も感じないのだが、
彼が正真正銘の心霊写真と言われる写真は…息が詰まる!

彼曰く、本物の写真はテレビでは紹介しないそうだ。
本物は電波を通して拡大していくからヤバイとの事。

あと心霊写真は置いておくと育つ(?)という事。
最初はボンヤリとしているのだが段々と輪郭がハッキリと…。

稲川氏の紹介する、其の写真を見て驚愕。
それ+何処ぞの明治時代の廃病院の写真。
パッと見は民家には見えるんだが病院。その心霊写真。
2階の窓に…。

繰り返して言うが、こういうのに馴れてるハズなんだが。
馴れているハズなのに珍しく見た瞬間に
「うわっ!」とか「コレ凄い…。」と独り言を呟き
隣りのお客さんに申し訳ない事をしました(笑)。

いやー、楽しかった。
恐い話なのに楽しかったって表現おかしいかな?かな?
しっかし、大満足。リピートしたいわぁ~。

今回はたまたまチケットが取れたんで良かったが
ケッコウな人気だからね。
ホントは東京公演行きたかったが
あっという間にソールドアウトしてしまったんで。

帰りは思ったより早めに終わったんで
お宝探しin大宮を決行。
友人が喜びそうな8cmCDは発見。後日、プレゼント。

自分のはなかった。…残念。
ネットで探せばある事はあるんだがプレミアついているからな。
ちょっと地方の古本屋なら其の物の価値を分からんから
きっと安価で手に入るんではないかと(失礼)。

チキショー。


夢で終わらせない!!
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