我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

何にもしないで生きるより 何かを求めて生きようよ -其ノ四-

疾風怒濤の茨城の旅も佳境に近付く!!
またしばしのお付き合いを!!



皇紀弐千六百七拾弐年壱拾月弐拾五日(木)


お早う御座います。
友人に平謝りしつつも(前回の日記を参照)
朝食を大量に胃袋に詰め込んでホテルを出発。
いやぁ、一人頭が3000円のホテルだが快適だった(自分だけ)。

今日は確実にメインとなる廃墟&廃線巡りだ。
だがしかし友人C氏がケツカッチンで
訳あって東京に夜の7時までに戻らなければならない。
なんかピチカートファイブみたいだぁ(懐かしい)。


基本的におおまかな流れだけ予定して
あとは適当なほぼノープランの旅なので
今日も風の向くまま気の向くまま。

まずは何処に行きましょうかね?
友人C氏曰く海が見たいとの事で早速太平洋に向かいレッツゴー。
我々は鹿島方面に東へ東へと舵を取るのでした。



到着。季節外れの砂浜。薄暗い空。
幾度も幾度も寄せては返る波、波、波。
テンションを上げる要素が全くない。


無理矢理テンションを上げてみようと
健闘するS氏を横目にボーッと砂浜をウロウロ。
やっぱりと云うか彼は自分を海へ投げ込もうとしやがった!!


此の男は前科があるからな。あれは18の頃か。
波打ち際で自分を首だけ埋めて放置。

潮が満ちてきてジワジワと迫り来る恐怖を味わう自分を
遠くから見て笑っていたドSの彼だ。
其の時も確か鹿島の海だった!!



何とか必死に抵抗して逃げ切ったら向こうのほうで
C氏が何やら描いているので自分も真似して魔法陣を描いてみた。
こんな所まで来ても脳が毒されているのがお分かりだろうか?
エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!!


…いいえ、特に訴える事がありません。


とりあえず3人揃って記念撮影。
あまりにも恥ずかしい写真なので非掲載。
男3人で水面を眺めていると何故だか虚しくなる(笑)。
此の空のせいだ、きっと。それか奴のせいだ!!(誰?)


海岸線を眺めながら南へと車を走らせる。
次はS氏の案内による廃線。
工業地帯に向けて南下。

海岸線の国道をひたすら走ってるといっぱい並んでる。
マンションやら家やらパチンコ屋やらの廃墟。
走ってるから撮影出来なかったが廃墟が点々と続く。

昨年の地震による津波の影響だろうか?
ヤバいくらいに壁をブチ抜かれたマンションや
崩れかけている民家とか真っ黒に焦げた居酒屋とか(これは違うか)。

何だろうか、ゴーストタウンの様に人も全く見かけないし
我々は異空間にでも迷い込んだのかと錯覚を覚える。


そんな車中では我々3人は中学の同級生だから
当時よく聴いていた曲を聴きましょうと
車内ではずっと『globe』をダダ流し。

今聴いてみるとそんなに激しくないのね。
だいたいがミディアムテンポかバラード曲。
そして歌詞をよくよく聴いてみるとほぼ失恋ソング。

今にも泣きそうな空に誰もいない街、そして灰色の海。
余りにも上出来なシチュエーション過ぎたからか?
自分が色々とあり過ぎたからか?
昔付き合った、好きだった人の顔が脳裏に次々に浮かんでは消える。


…結果、物凄く切なくなる。



ようやく到着。まずは廃線ではなく廃駅。
連れて来られたが言われなきゃ分からないよなぁ。
何となく何かあった感じはするが。

此処は神栖駅。今でも一応あるんだけどね。
でも残ってるのは貨物専用。

話によると1978年(昭和54年)7月25日から
1983年(昭和58年)12月1日に廃止になるまで
短い期間だが旅客営業してたみたいだ。





此処まで来ると何となくあったんだと思える名残りの物が。
此の短い階段はきっとホームに上がる階段なのだろう。





当時のままのホーム。でも線路は現役。
覗いてみたら目の前に貨物列車が止まっていた。

現役の頃の此の駅を全く知らないのだが共鳴したのだろうか、
何故かノスタルジックな気分に浸り三人とも会話もせず
ただただ目の前に広がる光景を黙って見つめる。

たまには良いよね、こんな時間があっても?
目に見えない何かに追われ日々生きている現代人にとっては
かなり貴重な時間を過ごしたと思うよ、うんうん。



参考に現役当時の旅客用の神栖駅。
うーん、小さくて可愛らしい駅ですな。
まるで童話に出てくるような。




…しかし、鉄塔を見るとゴジラしか思い出せない
しかも第一作目のモノクロの方を。
自分はやっぱり相当病んでいるんだと自覚。


なんだかな~。
中二と云うより小学生レベルの頭と化してるな。
段々と脳がある意味若返っている事はアレか、
既にボケ始めてるのか?(苦笑)



~続く~
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「想い出回想録」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2021年
人気記事