その編隊は先頭から見事な長さと「く」の字が乱れず、青空に映えていました。
毎年この時期『北帰行』と思いますがこの編隊は南に向かっているので「渡り」(南下)かと思い直します。
どこまで行くのでしょうか?
鹿児島県出水市辺りまで?もっと南まで?
そこで冬を越して今度は「北帰行」です。
「渡り」には力強さが感じられます。
もうひとつ、定住しないで方々を渡り歩いて生活する人を渡り鳥とか渡り者とか言いますが力強さは感じられません。
そしてこの季節いつもこの歌を思い出します。
『北帰行』 作詞作曲 宇田博
昭和36年(1961年)小林旭の大ヒット曲ですが
小林旭が歌うから渡り者の歌になってしまった^ ^
なんたって「渡り鳥シリーズ」だからね。
原曲は5番まであります。
旅順高校を放校になり、孤り親の家のある奉天へ帰った若き日の挫折を歌った曲です。
旅順高等学校関係者によれば、この歌は自由への解放を歌い上げたものであり、単なる流浪の歌として理解されるべきではないとされる。
宇田博は後に「ボッキ行」だと冗談言ってたようですが。