豊根村が昨年夏から、茶臼山高原スキー場のゲレンデ東側斜面に整備している芝桜花園「天空の花回廊・茶臼山高原芝桜の丘」の一部がこの春、開花する。5
カ年計画の初年度で総面積の20%に満たないが、赤、白、ピンク、淡青、青紫などのきれいな花を空気の澄んだ環境で楽しめそうだ。記念して5月11日から
芝桜まつりを開催する。
芝桜は、芝のように地をはい、春に小さな花が地面を敷きつめるように咲く。常緑で寒さに強く、土質を選ばず乾燥にも強い。豊根村では春から初夏にかけての目玉づくりにしようと、植栽を計画した。
植栽するのは明るいピンクのオータムローズ、真っ赤なスカーレットフレーム、鮮やかなピンクのマックダニエルクッション、純白のリトルドット、スカイブルーのオーキントンブルーアイ、ピンク(薄紫)に白い縁取りのキャンディーストライプ(多摩の流れ)の6種。
07年度は4000平方メートルに10万株を植栽した。今後08年度、6250平方メートルに10万株▽09年度、6250平方メートルに10万株
▽10年度、2000平方メートルに3万2000株▽11年度、4250平方メートルに6万8000株を植え、合計で2.275ヘクタールに40万株を植
栽する。
同村では「雑草の抜き取りなど整備を進めている。天候にも左右されるが、期待したい」と話している。
芝桜まつりは開花にあわせ、5月11日に開幕し、6月22日まで。6月1日には、モデルを囲んで撮影会を開くほか、期間中、絵作品展や写真コンテストを予定している。