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“999”スリーナインに乗って逝った父

2024-06-20 20:02:32 | Kuraraストーリー
いつも、わたしの誕生日が、「いいな。」と云っていた父。
わたしの誕生日は、1月8日、父の誕生日は、10月28日。
   
父の説明によると・・・
数字を足すと、わたしの誕生日は「9」・・・カブで、
父の誕生日は、いずれも「10」・・・ブタさんと云う。。花札の世界らしい。。
わたしの誕生日が、来る度、
「よ~~~し、死ぬときは、”9!”カブぞろで、逝くぞ!」と云っていた父。

おみごと! 9月18日!!
9月の「9」と、18日の「1」と「8」を足して「9」のカブぞろで逝った。
父の家系は、とても丈夫で、みんな長生きなのに・・・
父だけ、妙に早く逝った・・・父の兄弟が、唖然としていた。
もちろん、わたしが、一番・・・
当時、寝たきりで居た私は、父に逢うことはできなかった。

天井を見て、なぜ・・・2007年・・・・・あ、これも足して「9」!!
「すごいなーー!父!!」と思って、涙が止まらなかった。

そういえば、学生の頃、父がアニメを観ていて、驚いたときがあった。
銀河鉄道999(スリーナイン)・・・
わたしは、苦手だったので、一緒に、観たのは、一度だったか・・・
終わった後に、居間に行くと、必ず、
「また、いいところで、終わっちゃったんだ。。」
と云っては、頭をかく父が居て、わたしは、頑固な父の面白い一面、
父なのに、可愛らしい一面に触れた気がして微笑んでいた。

いつも、「死は、決まっている」と云っていた父・・
父は、まるで、自分で決めたかように、早く、逝った・・・
”999” 大好きなスリーナインに乗って、銀河の旅に出たんだ。。
ほんの少しだけ、早過ぎる死を認められて・・
病床から独り、父を見送った私だった。

父のスリーナインの旅は、続いている!!
わたしが、逝ったときには、「おー!よく来たな!!いいぞ〜!!」
と得意げに云って、隣に招いてれるだろう。
嬉しそうな父の笑顔が、今日も夜空で光ってる。


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