5歳の時、小さな貸家から、ほんの少し大きな貸家に引っ越しした。
ほんの少しだから、結局は、小さな貸家になる・・・
そこは、幼い私にとって、秘密基地のような、夢いっぱいの家だった。
こんなに大人になって、想い出してみても、ワクワクするほどだ。
まず、玄関が広い!2枚扉でガラガラと引き戸になっている。
一枚ドアの玄関の倍の広さがある!!もちろん横幅だけではあるが・・
そこを入ると、段々と2回、段をのぼり、ガラス戸を開け部屋に入る。
幼いわたしは、段をのぼるのに、一苦労したが、そこがまた、
すごく大きなお家のお嬢様になった気分で、ぴょんぴょん跳ねて大喜びした。
そして、秘密基地だ!!
玄関の脇に、木戸があり、木戸を開くと、細い路地の入り口になっている。
足元の地面は、しっかりとした土だった。
路地の途中に、洗濯機置き場があり、左横に振り向くと小窓。
小さな台所についた小窓で、そこから、こちらを見下ろせるようになっている。
小窓から、洗濯機がグルグル回っているのを眺めるのも好きだった。
段々と2回上がっての部屋だから、だいぶ高く家が建てられている。
お陰で、格好の縁の下もあるのだ!!もちろん、小さな私は簡単に潜れた。
その路地の突き当たりは、左に曲がり、曲がると6畳くらいのお庭・・?
トタン屋根が付いてるから、お庭というより、物置き場だったのだろう。
でも、子供の私には、雨の日も遊べる場所で、しかも土がある。
ちょっとした、泥んこ遊びが、裕にできる絶好のお庭だった。
トタン屋根のお陰で、雨の降り具合が、すぐにわかるのも楽しかった。
ドンピシャドンピシャと賑やかな音の時は、かなり降っている。
でも!でも!
私は、そのお庭で、地面に絵を描いたり、土で、かたいボール球を作ったり、
路地から、6畳ほどの小さなお庭まで、駆け抜けたり、電車ごっこをしたり・・・
雨でも、なんでも出来たお庭だった。そこは、まるで秘密の遊園地のようだった。
8畳と3畳間、2畳程度の台所の小さな家に付いてた物置き場は、
梅雨空の下の小さなお庭となり、たくさんの雨の音を聴かせてくれて、
たくさんの夢を育ててくれたように思う。
私は、いつも、台所の小窓の下に、踏み台を置き、洗濯機置き場を覗いては、
洗濯機がグルグル回る音を聴いていた。
幼い私は、洗濯機が回っている間は、路地に行ってはいけないと言われていたのだ。
だから、台所の小窓から覗いては、ずっと、見ていたのだった・・・そして、、
そこにも、確実に夢が広がっていた。洗濯機のグルグル音が、まるで前奏曲のように。
梅雨空の下の小さなお庭に行けるのは、洗濯が終わってからなのだ!!
私は、洗濯機が止まると、急いで踏み台から降りて、夢いっぱいの路地裏に走ってゆくのだった。
お天気が良い日も、大活躍した梅雨空の下の小さなお庭は、小さな私の秘密基地になっていた。
ほんの少しだから、結局は、小さな貸家になる・・・
そこは、幼い私にとって、秘密基地のような、夢いっぱいの家だった。
こんなに大人になって、想い出してみても、ワクワクするほどだ。
まず、玄関が広い!2枚扉でガラガラと引き戸になっている。
一枚ドアの玄関の倍の広さがある!!もちろん横幅だけではあるが・・
そこを入ると、段々と2回、段をのぼり、ガラス戸を開け部屋に入る。
幼いわたしは、段をのぼるのに、一苦労したが、そこがまた、
すごく大きなお家のお嬢様になった気分で、ぴょんぴょん跳ねて大喜びした。
そして、秘密基地だ!!
玄関の脇に、木戸があり、木戸を開くと、細い路地の入り口になっている。
足元の地面は、しっかりとした土だった。
路地の途中に、洗濯機置き場があり、左横に振り向くと小窓。
小さな台所についた小窓で、そこから、こちらを見下ろせるようになっている。
小窓から、洗濯機がグルグル回っているのを眺めるのも好きだった。
段々と2回上がっての部屋だから、だいぶ高く家が建てられている。
お陰で、格好の縁の下もあるのだ!!もちろん、小さな私は簡単に潜れた。
その路地の突き当たりは、左に曲がり、曲がると6畳くらいのお庭・・?
トタン屋根が付いてるから、お庭というより、物置き場だったのだろう。
でも、子供の私には、雨の日も遊べる場所で、しかも土がある。
ちょっとした、泥んこ遊びが、裕にできる絶好のお庭だった。
トタン屋根のお陰で、雨の降り具合が、すぐにわかるのも楽しかった。
ドンピシャドンピシャと賑やかな音の時は、かなり降っている。
でも!でも!
私は、そのお庭で、地面に絵を描いたり、土で、かたいボール球を作ったり、
路地から、6畳ほどの小さなお庭まで、駆け抜けたり、電車ごっこをしたり・・・
雨でも、なんでも出来たお庭だった。そこは、まるで秘密の遊園地のようだった。
8畳と3畳間、2畳程度の台所の小さな家に付いてた物置き場は、
梅雨空の下の小さなお庭となり、たくさんの雨の音を聴かせてくれて、
たくさんの夢を育ててくれたように思う。
私は、いつも、台所の小窓の下に、踏み台を置き、洗濯機置き場を覗いては、
洗濯機がグルグル回る音を聴いていた。
幼い私は、洗濯機が回っている間は、路地に行ってはいけないと言われていたのだ。
だから、台所の小窓から覗いては、ずっと、見ていたのだった・・・そして、、
そこにも、確実に夢が広がっていた。洗濯機のグルグル音が、まるで前奏曲のように。
梅雨空の下の小さなお庭に行けるのは、洗濯が終わってからなのだ!!
私は、洗濯機が止まると、急いで踏み台から降りて、夢いっぱいの路地裏に走ってゆくのだった。
お天気が良い日も、大活躍した梅雨空の下の小さなお庭は、小さな私の秘密基地になっていた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます