柄谷行人がいうように、マルクスの「資本論」は、カントール、あるいはゲーデルの「数学基礎論」、フロイトの「心理学批判」、ソシュールの「言語学批判」と通底する基礎論的な問いの書であり、マルク...
「商品」の分析からはじまるマルクスの『資本論』は、単に経済学の書ではあり得ず、経済学と...