#山之上もぐらの詩集 新着一覧
宇宙の果ての記憶
宇宙の果ての記憶未来を指して 刻が流れているのではない過去を遡って 刻は流れている父は 時の流れは螺旋を描いていると言っていたその時自分は 螺旋を描きながら上昇する軌跡を思い描いていたジェ
母の遺言
母の遺言母は 秋が来るの待たずに死んだ病院の屋上で仰いだ雲は 低く灰色に湿っていた...
俺と野良猫たちの関係
俺と野良猫たちの関係こんな腐った世の中で飢えずに暮らしているだけでもそのありがたさに ...
人間の知性と理性と本能と感性
人間の知性と理性と本能と感性麦を蒔かず 爆弾を撒くイモを埋めず 地雷を埋める魚を捕らず...
老いととも
老いとともに老いとともに 生への執着が薄れてゆくのは好いことだ老いとともに この世が疎...
世迷い言
世迷い言極楽の門は地獄の扉地獄の門は極楽の扉菩薩の顔が鬼の顔鬼の顔が菩薩の顔方便の嘘も...
幸いな人生
幸いな人生いつ死んだって幸せな人生だったと言えるが同じ人生を もう一度生きるのはまっぴ...
幻滅
幻滅幻滅と言うものを始めて体験したのは万華鏡を壊した子供の時だった小さな筒の中に広がる...
老婆独言
老婆独言この世は 幸福地獄 罪業天国光のお姿が 影の衣を纏っているように闇の怪体も 綺...
僕たちの青春は Beatlesと共に始まった
僕たちの青春は Beatlesと共に始まったそれぞれの人に それぞれの青春があるそれぞれの時代...
腐った世の中
腐った世の中こんな腐った世の中で出世し 金を儲け 成功している それだけでそいつが ど...