#山之上もぐらの詩集 新着一覧
蜂の巣
蜂の巣地球の生命力は 明らかに失われているそれは 人間の振るまいの精なのかそうではない理由のためなのかあるいはその両方なのか 私は知らない人間の振るまいの精だったとしても人間
自殺怪談
自殺怪談自殺という言葉を 規制しても自殺は 無くなりはしない「」自殺という言葉を 無く...
父母のまなざし
父母のまなざし病室の窓から見える朝空ぽっかりと 一つだけ色の違う雲が 浮かんでいるまる...
うずくまっていた自分
うずくまっていた自分『素敵な十六歳』を 私は十三の歳に聞いた『悲しき六十歳』を聞いたの...
シュレディンガーのねこ
シュレディンガーのねこその家に生まれ その家に育ち大きくなったとしてもねこには 飼い主...
芋のうた
芋のうた蒸し芋の 病みせし部位の 愛おしき除きて食める 我もまた持つ蒸し芋の 固きとこ...
老人は十五で死ぬ
老人は 十五で死ぬ私の手は 老人の手だアル中で震えていた 血管の浮き出た大叔父の手だ私...
月のうた
時代の手に 縊るらし 我れが首眼球を磨く Dusr my bloom鉄とゴムに生き 硝煙を知らず月の海 パロロ DNAの踊り払暁の ダリの海に 月辷る夜嵐の 明けて
穴
穴幾つものチューブを差し込まれ穴から這い出てきたおれはやがて穴に戻っていく穴を厭い 穴...
春の日だまりの中で
春の日だまりの中でまた むかしのように春の日だまりの中でおまえたちと 遊べたらいいなあ...
卒塔婆小町
卒塔婆小町大病院の会計の待合所の椅子に腰掛けて僕は 順番待ちの列に並んでいる婦人方の後...