スターシードシンドローム ~月光、銀河を照らすとき~

セーラームーン(90年代)に関する研究等あれこれと。特に200話=スターズ最終話の話ならいくらでも話せる性分です。

【感想】セーラームーンCrystal Act.8『美奈子 -Sailor V-』

2014-10-25 21:00:00 | セーラームーンCrystal
 Act.7のクライマックスで颯爽と現れたセーラーV(以後、V)だった・・・というくだりから始まったAct.8。
セーラーVのお陰で窮地を脱したセーラームーン達セーラーチーム、戦いが終わり歩み寄ってきた本物のVに感謝する仲間達。
当のうさぎはV本人に会えたことがよほど嬉しかった様子でした。
しかし、その後ファンが待ち望んだシーンが・・・

1)自発的な変身解除を扱ったAパート
セーラーVが何の前触れもなく変身を解いたではありませんか!
いやいや、Act.6で実現しなかった「自発的な変身解除」がこんなところで拝めるとは思ってもいませんでしたよ!
というわけでこの変身解除に関してじっくり検証しましたw

ポイントはVが変身を解いて美奈子の姿に戻る際、規制対策のためセーラースーツの下から一瞬で私服に入れ替えながらセーラースーツを形成するエナジーを身体から離しているところにあります。
90年代シリーズにおいて自発的な変身解除を披露したのはSでのウラヌスだったのですがその時は背中を向けながらではありましたがちゃんとセーラースーツが解けた後には一瞬だけ裸体が見えています。(そこ、決して規制云々とは言わない)

これがAパートのぼくにとっての見所でした。

2)変身の原型観が覆されたBパート
次いでBパートに話題は移りますがダークキングダムの謀略で東京中の電力が強奪され、異変の元凶が東京タワーに在ると知った美奈子は単身戦いを挑むつもりでいたものの仲間達も一緒になって戦うと共闘を申し出たもののこれを固辞。
そういえば・・・美奈子が月のプリンセスそのものだって説明していた気がしましたっけ?

1人東京タワーに辿り着いた美奈子がVに変身しましたが・・・
月のプリンセスの変身らしく変身ペンからリボンを放出してそれを纏ったではありませんか!!
更にじっくり検証したところ、うさぎの変身よりも明らかにリボンの量が少なかったのですがそれを全身各箇所に纏い、Vへの変身を完了している!?
あの少ない量のリボンをどうやってセーラースーツに変換しているのか、妄想してみました。

まず、変身アイテムがブローチと変身スティックという時点で内包出来るエナジーの量には限りがあるのでは?という疑問を抱きました。
となると、限られた変身用のエナジーを工夫してセーラースーツを組み上げる能力、ないしは相応のエナジーが体内に宿っていないとあの変身は完成しそうにありません。

と、ここで兼ねてから考え続けてきたセーラー戦士の変身の原型に関する考察を書き連ねます。
ここで言う変身の原型とはうさぎの変身に繋がるものであることを予めお伝えしておきます。

90年代シリーズの変身の原型は水をリボンのように扱い、自らの身に纏うマーキュリーがオリジナルだと考えてきました。
そこへ来てこのAct.8では少量のリボンを変身ペンから放出しそれに対して自らのエナジーで補完しセーラースーツを形成するVの変身方法がCrystalにおける変身の原型の概念が大きく変わることになりそうです。

Act.2の感想でも書いたことではありますがCrystalでのマーキュリーの変身が水のエナジーをリボンのように扱っていなかったのはもしかするとマーキュリーの変身がCrystalでの原型ではなくなっていたから?なんてことを考えました。

そうなるとうさぎの素性(真の月のプリンセスってのは敢えてここでは書かない、自粛!)にあった変身方法として90年代シリーズ・Crystal共にブローチから放出されるリボンを隙間なく敷き詰めてレオタード等の部位を形成出来るようになった?とも受け取れます。

これもまたうさぎと美奈子がプリンセスとプリンセスの影武者(の皮を被った奇行者)という間柄故、無せる業・・・だったのかもしれません。
・・・はっきり言ってこのAct.8はセーラーVの変身シーンと自発的な変身解除シーンにばかり気が向いてしまったため、それ以外のことは覚えていませんw

P.S
ところで、予告編でのバンクと本編でのバンク・・・実は変身時におけるエフェクトが予告編では三日月の形が飛び散っていたのに対して本編ではVを象徴する星形に差し替えられていたのに気付いた方はいらっしゃいますか?

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【感想】セーラームーンCrystal Act.7『地場衛 -TUXEDO MASK-』

2014-10-11 21:00:00 | セーラームーンCrystal
 前回の感想でセーラームーンCrystal自体が月刊連載のコミカライズを忠実に再現したものであることに言及しましたが、今回はサブタイトルからもお分かりの通り、前回に引き続き衛メインのお話。要は前後編のような扱いです。
今回も気になった点についてぼくなりの考察を書かせていただきたいと思います。

1)正体バレの重みと意味
セーラームーンに限らず変身ヒロインにつきまとう宿命なのが『正体バレ』の存在です。
ヒーロー・ヒロインは正体を知られてはいけない、という不文律が一部の作品には存在しますがセーラームーンにおいても重要な局面では必ず『正体バレ』が鍵になってきました。
ただ、厳しく言わせていただくならばAct.7でのそれは重みがない。

うさぎがいきなり衛に対してアイマスクをあてがって衛=タキシード仮面だと気付く場面がありましたが見ていて「そんな確認の仕方があるか!?」と頭を抱えました。
月刊連載の都合上、あまり正体がバレないでいる展開を引っ張るわけにもいかなかったから前回、うさぎ=セーラームーンだと衛が気付く展開とワンセットにしたことでお互いの正体を知るような流れにしたのだと思いますがもっとこう・・・重みが欲しいんですよね。

ところで、正体バレのカタルシスを敢えて逆手に取って誰もがヒロインの正体を知っていることを売りにしたのが『MOVIE大戦アルティメイタム』でリメイクされた美少女仮面ポワトリンでした。
こちらは原典とは違い、正体を知られることに対するペナルティは一切なく寧ろ町内で騒動が起きた時に駆けつけるポワトリンの追っかけが居る始末。
ここまで潔い正体バレの扱い方はあまりありませんでした。

※ちなみに・・・セーラームーンの90年代シリーズにおいて正体を知った敵幹部はもれなく正体を知った回・ないしは次の回で退場する宿命を背負っています・・・

2)現代風に置き換える
ちょっと違った視点で考察をしますがセーラームーンの放映された90年代はレンタルビデオ店があちこちに有りました。
しかし、現在ではレンタルビデオは殆どなくなりDVDやBlu-Rayが主力となっています。劇中でもレンタルDVDとして洗脳ソフトを貸し出して人々を洗脳してセーラームーンを探させる流れになっていました。
また、亜美がノートパソコン以外にもiPadと思われる道具を持ちだしてセーラーVの動画を見るシーンもありましたがこちらもコミカライズ版にはないシーンでした。

前々から思っていたことなのですが90年代シリーズをそのままリメイクするのではなく原作コミカライズをそのままアニメ化するにあたって現代世情にそぐわない点を改変するというのは製作スタッフなりの意地、なのかもしれません。

3)尺の使い方
ただでさえ展開の早い月刊連載のコミカライズを1話の中で全部書き切ろうと思っても正直、不可能な話です。
何を描いて、何を描かないか、取捨選択に苦労しているのが伺える点が気になりました。
特に・・・うさぎ以外の3人は変身シーンすらなくいきなりセーラー戦士の姿になっている!?

CM等の時間を考慮すると本編に使える時間が実質、20分前後しかなかった25分枠時代のスーパー戦隊をよく知るものとしてはどんなに展開が早くても必ず変身シーンを入れてくる、と思っていただけに肩透かし(泣)
その代わり、うさぎの変身シーンはちゃんと入れてくれたのでいいのですが・・・

と言っていたら悲観しなくても良いシーンがあったのも事実。
うさぎが首を締められて腕の力が抜けていくシーン・・・こういうのを見たかったんですよ、ぼくは!
そうこうしているうちにAct.7は終了かと思われたその時・・・思わぬ救援が!
内部最後のセーラー戦士にして、最初から活躍していたセーラー戦士・・・セーラーV!

更には予告編ではダメ押しとばかりに変身シーンまで・・・っておい、まさかのムーンと同じタイプの変身・・・だと!?
展開が目まぐるしいとか言っていられませんよ、姐さん(誰だ)!?
アニメではプリンセスの影武者といったのは最初の内、後はうさぎ以上のマイペースキャラと化してしまった美奈子が影武者に相応しいうさぎと同じような変身をした、というショッキングな出来事しか覚えてませんw

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【感想】セーラームーンCrystal Act.6『タキシード仮面 -TUXEDO MASK-』

2014-09-28 21:00:00 | セーラームーンCrystal
※私情により何の予告もなく公開が1日ズレこんでしまい申し訳ありませんでした。
 Act6の感想を書く前にまず皆様にお詫びしなければいけないことがございます・・・
今まで、ぼくはセーラームーンCrystalを見るにあたって90年代アニメシリーズとの比較に着眼点を置いてきたのですがじっくり見返してみるとあるとんでもないミスを犯していたことに気付きました。

実はセーラームーンCrystalは漫画の展開をアニメ化するというのが趣旨でしたがどうもその展開自体が『元々、月刊連載向けにアニメの内容をコミカライズした作品を再びアニメ化しようとしていることによりよって様々な点で駆け足になっている部分までもがそのままアニメ化されている』のです。

故にそもそも90年代シリーズと比較すること自体が愚かだったんです・・・(泣)
今後は原作コミカライズも見返した上で言及する点を絞っていきたいと思いますので長い目で見てやって下さい。
それでは、Act6『タキシード仮面 -TUXEDO MASK-』の感想に参りましょう。

1)「悩む」うさぎ
今回の話で一番気になったのが戦士として「悩む」うさぎの姿。
90年代シリーズでも時折悩む姿を見せたうさぎですがそれは自分の周囲に対して危惧し、時に案ずる姿でした。
Crystalで初めて見せたうさぎの「悩む」姿は自分自身の在り方について、特にリーダーに選ばれたことに対するものでした。
果たして自分がリーダーに相応しいのかどうか?ちゃんと向きあおうとしている点は変わっていなかったのですが、Crystalにおけるうさぎの性格を考えると判断が難しいところです。

しかし、街中で倒れそうになったところを救ってくれたタキシード仮面に対して打ち明けるシーンがあるのですが1人では何も出来ないことを自覚し、どう向き合っていけばいいか考えるうさぎ。後に銀河を照らすほとの輝きを持つ女神としての土壌はCrystalでも失われてはいなかったようです・・・
(いやいや、スマイルプリキュア!は一番最初にプリキュアになったからって理由だけでリーダーになったって前例があったもので・・・)

※「リーダーシップ」に関しては色々な点で見てきている経験則から単独で記事が書けると思いますのでおいおい書きます。

2)周囲を振り回す者、振り回される者
本編中盤ではタキシード仮面の犯行予告(?)によって「幻の銀水晶」の存在が世に知れ渡り、世間を騒がせる展開になりました。
(今だったらTwitterの話題のトップを飾っているだろう事象ですね)
それに便乗する形で暗躍するダーク・キングダムの計略によってTVを見た人々が洗脳され、「幻の銀水晶」を探し回る流れはある種の恐怖感を演出するには十分な内容でした。

時を同じくしてセーラー戦士も「幻の銀水晶」の存在を認識しますが、星1つを容易く破壊するほどの力を持つと聞いて愕然とする。
そして調査に乗り出したセーラー戦士のためにルナがクラウンの地下にある秘密基地を披露し、原因を突き止めようとしますがタキシード仮面の犯行の可能性を疑う仲間に対してうさぎは1人、否定します。
1人飛び出していったうさぎを探しに行かず、異変の元凶にたどり着いた3人でしたが圧倒的な力の前に為す術もなく苦戦するばかり。
そして登場するクイン・ベリル・・・やはり、月刊連載で展開していた尺の都合上大ボスがもう登場となりました。

絶望的な状況に駆けつけたのは悩みを吹っ切り、決意を新たにしたセーラームーン。
戦闘で大事なところを持っていくのはCrystalでも変わっていませんでしたがその後がまずかった。
タキシード仮面は疲弊しきった仲間には目もくれずセーラームーンを連れてどこかへ行ってしまうし、セーラームーンもセーラームーンで仲間を大切にしたいと思ったのであればせめて仲間にも気を向けるよう一言言ってやっても良かったのでは?

どうにも不足している情報を的確に補完することが疎かになりがちで肝心な部分での描写が不足しがちになっているのが見始めてから気になっています・・・
そんな中でぼくが不意に思ったことを一言。『セーラーVがしゃべった!』(某アルプスの低燃費系少女風に)

3)原作コミカライズからカットされたシーン
※チャットにいらっしゃったお方からの発言で情報提供していただきました。ありがとうございます!
ところで、本編冒頭に関して原作コミカライズとアニメ本編とで大きな違いがありましたがお気付きでしょうか?
具体的に言いますと・・・

冒頭にあったはずの自発的な変身解除シーンが丸々カットされている!
変身シーンが好きなファンにとってこれ以上の絶望があるでしょうか・・・?
90年代シリーズでもあまり見られなかった戦闘終了後の自発的な変身解除が見られるまたとないチャンスだったのに!
これは流石に絶望してファントムを生み出しかねない精神状態に陥りました。
このままいけばR編でもあった戦闘終了後の変身解除シーンも削除されてしまいそう(泣)

更に言わせていただきますとラストでタキシード仮面に連れて行かれた後、セーラームーンの姿からうさぎに戻っているのですが・・・
これってもしかして、タキシード仮面=衛は変身が解けてセーラームーンからうさぎの姿に戻っていく過程を見ていたのか!?
と思わずにはいられませんでした。
もしこれが事実ならば90年代シリーズにおいて83話でプリンス・デマンドが見ていたであろうあの変身解除を先んじてCrystal(原作コミカライズ)は手を付けていた!
という既成事実が出来上がることになりますよ、これ・・・

今までの見方を糺した上で過去の話を見返していかなければなりませんがAct.6の感想はここまでです。
ご拝読頂き、ありがとうございました。

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【感想】セーラームーンCrystal Act.5『まこと -Sailor Jupiter-』

2014-09-13 21:00:00 | セーラームーンCrystal
 1週間のインターバルと1話分の間を置いて内部セーラー戦士4人目のセーラージュピター、木野まこと登場回でございます。
3週間待ったせいか、見所をどうしようか考えながら見ていたのですが今回は納得のいくことと納得のいかないことに纏めてみました。

1)納得のいった小清水ジュピター
新キャストが決まって以来、ずっと楽しみにしていたのが他でもない小清水さんの演じるジュピターでした。
小清水さんといえば「明日のナージャ」でデビューしたての頃は本当に初々しいながらも1年間主役をやりきり、その後様々な作品に出演し続け8年の月日を経て再び日曜朝の時間帯に戻ってきました。
そう・・・三石さんがマスコットを演じたことで話題になった「スイートプリキュア」
です。
変身シーンで様々なことが言われ続けるプリキュアシリーズですがスイートのに関しては一番お気に入りだったりします。

それ故にその時と同じような演じ方(奇しくも響とまことって外見がボーイッシュな点)でよく似ている部分もあったためか、違和感なくすぐ移入できました。
そんな小清水ジュピターですがちょっとだけ力が入りすぎたのかな?と思える箇所が見えたのが勿体無かったです。

2)納得のいかないことに対する雑感
90年代シリーズとの比較を丁寧にしながら見ることを信条としているため、どうしても納得のいかないことがあれば都度都度言及してきました。
まず一つ目は変身シーン、今回特に納得がいかなかったのがジュピターの属性である雷を強調しすぎたせいで変身時の代名詞と言える透過光に包まれた肢体がちっとも見えなかったこと(泣)
そして何故か遠目のカメラ位置にさせられているせいで余計に見辛い箇所が・・・

2つ目にこれまであまり言及してこなかった戦闘シーンについて。
プリキュアを見ている世代の方には理解出来ない部類になるかもしれませんが、セーラームーン90年代シリーズと言えば戦闘時のテンポを盛り上げるためにあえて戦闘中にギャグ的なノリを導入していたのです。
無論、徒手空拳による派手な戦闘はそこにはありません・・・途中でタキシード仮面が登場して救援をし、最後はムーンが必殺技で締めて戦闘終了が基本形でした。

しかし、Crystalではどうでしょう?90年代シリーズ同様、派手なアクションは一切見せないでいるものの戦闘時のギャグ的なノリが一切排除されてしまい相手の攻撃を受け流したら反撃して終了・・・正確に時間を図ったわけではありませんが体感的に90年代シリーズの半分しか戦闘シーンの尺がないのでは?とすら疑っています。

そして、3つ目。これまでの話をちゃんと見ていればお気付きかとおもいますが、タキシード仮面=衛の行動原理がさっぱり分かりません。
何の予告もなく現れるのは90年代シリーズと一緒なのですが90年代シリーズとは違い、セーラー戦士を助けるというよりかは寧ろ状況を引っ掻き回していく第3勢力とも言うべき存在に。そして、そんな存在になっているにも関わらず何の疑いも持たずについていったり、乗せられてしまううさぎは一体何がしたいのか・・・?

これまでの流れを見てもうさぎと衛自体の交流らしい交流といえば数えるほどしかありません。衛も銀水晶を探していると名言はしているものの、それよりも奇行が目立ちすぎてとてもじゃないですが何をどう言えばいいのやら、でございます(泣)

3)ムーンスティックの処遇
(※此処から先の事項は実は過去に投稿しようとして忘れていた記事を復活させているため一部、文言を加筆・修正しております)
そして、何よりぼくが一番納得のいかなかったこと。劇中の戦闘終了後、ルナが何の前触れもなくいきなりムーンスティックを出してきたこと。
しかも、ムーンがリーダーだからこのムーンスティックを扱える・・・?
2014年4月に発売された「PROPLICA ムーンスティック」のライナーノーツには90年代シリーズでのムーンスティックの処遇に関してこう記してあります。

『月の王国シルバー・ミレニアムの血を継ぐ者だけが使用できるアイテム。』

それを何の前振りもなく、さしたる劣勢に立たされていたわけでもない状況下で投入してしまっていいのでしょうか?
更にライナーノーツを読み進めると90年代シリーズ無印25話で登場した際、同話から登場する妖魔が元々人間である設定のため、完全に消し去ってしまうわけにはいかなくなったため、ルナがムーンスティックを授けた、とあります。
この顛末だけを見ていると一番最初に戦士になったのがうさぎだったからリーダーって流れ・・・うん、「スマイルプリキュア」で見たぞ?
(確かあれも一番最初にプリキュアになったのぞみがそのままリーダーの座に居座っちゃってましたし・・・)

前回の話でもそうだったのですが妖魔の戦闘力に対して一方的にセーラー戦士側の戦力だけが増強されていて、戦力バランスが著しく悪化しています。
それを補うために原作コミカライズでは早々に退場していった四天王を生存させているのかもしれませんがそれでも不十分。
この先、どうなるのか不安で仕方ありません。

・・・等と言っていたら次回予告ではティアラでの攻撃!?でも、あれは不発フラグでしかないのでしょうね(泣)
でなければ、ムーンスティックの使いどころがないですからね(吐血)

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【感想】セーラームーンCrystal Act.4『仮面舞踏会-Masquerade-』

2014-08-23 21:00:00 | セーラームーンCrystal
 Act.3までで3人のセーラー戦士が揃いましたが今回は一呼吸おいてのパーティー回でした・・・
が、書く素材に非常に悩んだので4話までを見てちょっと気になった点を2つほど考察します。

1)ゲームセンター クラウンの稼働状況とアーケードゲーム事情
セーラームーンの90年代シリーズ・並びに原作コミカライズが連載されていた1992年当時、アーケードゲームで何が流行っていたか調べてみたところ格闘ゲームブームの真っ只中にあり、不動の人気を築き上げた『ストリートファイターⅡ』の新作『ストリートファイターⅡ’』を筆頭に『龍虎の拳』『ワールドヒーローズ』と言った競合タイトルがひしめき合う年でした。

※参考資料 アーケードゲーム年表(1992年) 『レトロゲームラボ』様

ここで劇中何度も出てきたクラウンのシーンを見返してみると映っている筐体はセーラーVのベルトアクションゲーム、固定式のガンシューティングゲーム(タイトル不明)、そして今回出てきた電子ダーツは確認出来ました。
ベルトアクションゲームに関しては1992年に不朽の名作『天地を喰らう2 赤壁の戦い』が稼働開始したのでまさに時流を得ていたといえるのですがガンシューティングゲームに関しては固定式のガンシューティングからケーブル有線型の『リーサルエンフォーサー』の登場により潮流の変わり目が訪れていました。
このことから考えてみるにクラウンではビデオゲームは最新のものを導入していたものの大型筐体はまだ入れ替える前だったのかな?なんてことを妄想しました。

ところで、Act.3に一瞬出てきたダーツ型の筐体・・・あれはエレクトリックダーツに見えました。
エレクトリックダーツ自体、確か1990年代当時はまだダーツバー等で見かけるくらいだったはずなのですが・・・まあ、現在はどこのゲーセンにも置いてある代物故、今の解釈に照らし合わせれば間違ってはいないのですが。

余談ですが90年代シリーズでもSuperで美奈子がレースゲームに興じるシーンがありますが奇しくも1994年は『デイトナUSA』が世に生まれた年でもあります・・・
それから20年経った現在は『WCCF』や『戦国大戦』に代表されるカードゲームやオンライン対戦式ゲームが主流となっています。

2)作画について
Act.1の時はそれほど気にならなかったのですがAct.2以降徐々に気になり始めたのが作画の問題。
正直・・・回を重ねるごとに劣化が酷くなっているのが気になっていました。
一番、見るに堪えたのがAct.2の作画だったりします。Act.3も今回のAct.4もこれでいいのだろうか、と心配せずにはいられない程の作画でした。
今後もこの調子が続くのであれば見るかどうかに関わるレベルになってくるでしょう。
製作スタッフには今一度奮起していただきたいです。90年代ファンのわがままですが・・・

本編クライマックスでは雷雲を背に1人の少女がまた登場・・・木野まことその人であります。
次回は内部4戦士の中で一番期待している小清水ジュピター初登場です。

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