【感想】セーラームーンCrystal Act.3『レイ -SailorMars-』

　まず初めに。
前回の予告でチラっと見たマーズの変身シーン、明らかに火力が200％増量（90年代アニメシリーズ比）してませんでした？（泣）

冒頭に出てきた巫女装束のレイ、どうみても実写版で北川景子さんが演じたことによる補正も加味してクールさが増してますね。
百合妄想で考えてみると絶対、新井里美さんが演じるだろう後輩の影が見え隠れw

ダーク・キングダムが仕向けた「魔の6時バス」による神隠し騒動が今回の肝。
うさぎと亜美が何気なく乗っているバスが件のバスではないか、と疑いますが当初はスルー。
しかし、事件が発生したことでそうも言っていられなくなりました。

そんな中で出会ったのが火野レイ、セーラーマーズその人です。

そこで疑問1。【高校2年生の衛の座り方、どこかおかしいことありませんか？】（と思ったのはぼくだけかも）
言い出したらキリがありませんが衛は長身故、あの姿勢でなければ画面の中に収まらなかったのだとしたらもっとやり方があっただろうに、と言わざるを得ません。

途中、無理解なモンスターペアレントがレイにありったけの文句をぶつけますがそいつは筋が違うだろ、と抗議するうさぎに対してレイはありのままに自分の霊感体質を打ち明けます。
このシーン、劇場版Rで印象的だったレイの位置付けと全く同じでありこの段階から言及してきたことに意味があるのだと思います。

うさぎが単身バスに潜入して（というよりもしがみついて）行った先は異空間。
ルナとはぐれてしまったためにどうすることも出来ず右往左往。

ここで疑問2。【タキシード仮面はうさぎがキャビンアテンダントに変装する瞬間を見ていたのか？】
タキシード仮面の反応が明らかに異空間へ入っていくバスにではなく変装したうさぎに向いていたとしか思えないんです・・・

その後、異空間内にいるうさぎに連絡は付いたものの場所が特定しきれずどうするのか、と思った次の瞬間・・・
位置を割り出すために変身のエナジーを逆探知するという90年代アニメシリーズではしてこなかった手法でうさぎに対して変身を要求する亜美とルナ。
Act.2でもそうでしたが明らかに亜美が変身の主導権を握っているようにしか見えませんw

ここで亜美も一緒に変身していますがせめてうさぎの位置を特定してからも遅くなかったのでは？と思いました。
あるいは・・・一緒に変身することでエナジーを共鳴させてより正確な位置を割り出すためだとすればそれもそれでありだと思いますがw

そんなこんなで言われるまま変身するうさぎ、亜美も逆探知して異空間へ突入しムーンと共闘するものの腕を凍らされてしまいます。
プリキュアだったら構わず足技で攻め立てるところですがこの作品はセーラームーン、そういうわけにもいかず大ピンチに。

そこでレイがセーラーマーズとして覚醒し、いざ変身。
予告で見た通りの火力200％増量（90年代アニメシリーズ比）の火の輪がセーラースーツ等を形成し、変身完了。
MAD職人様なら間違いなくウィザードライバーの変身音声と合成しそうな素材でございます、はい（泣）
気になった点は以下のとおりです。

＜90年代シリーズ＞
・火の輪の間からちゃんと肢体が見える

＜新シリーズ＞
・明らかに火の輪の火力が増している
・カメラの位置が非常に近くなっている
・変身後の個人名乗りが非常に美しく見える

セーラーマーズの技で消し炭にされかけるジェダイトは原作そのままの展開、とだけ言っておきます。
次回は仮面舞踏会、パーティー回です。さて、どうなることか・・・？

   

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【感想】セーラームーンCrystal Act.2『亜美 -SailorMercury-』

　第1話で変身シーンに対する絶望を植え付けられそうになりかけましたが何とか持ちこたえました（泣）
何故か？他の仲間の変身シーン・うさぎのピンチシーンを見るまでまだ本当の絶望に落ちる訳にはいかないから（きっぱり）

というわけで第2話の感想に入ります。
※今回、かなり厳しいことを書きますが率直に思ったことを書きますのでご容赦下さい。
同時にぼくにとっての旧アニメの位置づけがどんなものであるか、お察しいただければ幸いです。

いきなり結論から言います。『金元さんの亜美は亜美じゃない。』
金元さんなりにセーラーマーキュリーを勉強してきたと思われますがまだまだ・・・物足りません。
「マーキュリーパワー・メイクアップ」の呪文では期待させる点こそありましたが久川さんと比較すると亜美本来の魅力である、大人びて落ち着いた雰囲気が歳相応の少女めいた雰囲気に落ち着いてしまった店で少々不満が残ったのは事実です。

あ・・・亜美がルナと出会うシーンでの一言はルナに対してではなく、寧ろうさぎに対してのものだと脳内変換したいｗ
（旧アニメでは神々しいまでの天使になったのが他でもない、うさぎでしたからねw）
で、うさぎに手が触れる瞬間亜美の脳裏に映った前世の記憶が呼び覚まされる演出・・・旧アニメではなかった気が？

前回の話を見た後、気になっていたチグハグな時代考証について触れます。
うさぎが亜美をゲーセンに誘った後、映ったカット内にあった筐体の数々、良く見て下さい。
その中に明らかに時代背景が間違っていると思われる、固定式のガンシューティング筐体がありました。
固定式のガンシューティングに何があるかは、検索していただくとしてセーラームーンの世界観である1990年台は固定式ではなく有線式のガンシューティングに切り替わった後のはず？

それからもう一つ、亜美が通った塾で使われていたROMをうさぎが解析する場面がありますがノートパソコンをいっちょまえに扱ううさぎにどこか違和感を感じました。
レトロゲーム主体の店舗かと思わせてしまったクラウンのシーンを見た後だと尚更錯覚しそうです・・・
ところで、あのノートパソコンは一体誰のものなのでしょうかね？少なくともうさぎの私物ではなさそうな気がするのですが・・・だとすれば育子ママのもの？う～ん、ヒントが少ないのでよく分かっていません（汗）

そして・・・いよいよお楽しみ、ないしはさらなる絶望の淵へと叩き落とされるかもしれないマーキュリーの変身シーンについて
＜旧アニメについて＞
・距離感がカメラにかなり近い
・水のエナジーを纏ったリボンによる変身であることを強調している
・全体の部位を同時に、一気に着用している
・透過光に包まれていても身体の輪郭がよく見える

＜新アニメについて＞
・距離感が遠目に感じる
・脚の閉じ方、変身スティックの振り方に上品さが出ている
・変身スティックから放出される水のエナジーがリボン状ではなく水しぶきそのもの
・フィギュアスケートを意識してか、ブーツ→グローグ→レオタード＋スカートの順に着用していく
・透過光に包まれながらも口が見えるため、より細かい表情が見えるようになった

とりあえずぼくの予想は外れてくれたのでいいのですがリボンの質感が失われてしまったのはどうにも・・・
ちなみに、今回一番気に入ったシーンは亜美を救うべく塾へ乗り込んだ際、ルナから変身するよう指示された後、「亜美ちゃんの前で変身するなんて」と一瞬躊躇するセリフがあったこと（吐血）
これを「友達に自分の正体が知られることに対する恐怖心」と捉えるか、あるいは「友達に自分の肢体を見られることに対する羞恥心」と捉えるか、皆様はいかがでございますか？
ぼくは・・・無論、後者でした（金の力爆）

   

第3話の予告で見せたマーズの変身シーン・・・もしかして、火の輪が太く（旧アニメ比200％）なっていません？
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【感想】セーラームーンCrystal Act.1 『うさぎ -Sailor Moon-』

　7/5から全世界同時配信が始まった『美少女戦士セーラームーンCrystal』第1話の感想です。
冒頭のシーンで映し出される静寂な銀河・・・カメラの視点が動くとそこには内部太陽系が映し出される。
動き方の差こそありますが「劇場版 機動戦士ZガンダムⅠ 星を継ぐ者」を何処か連想させる演出に見えました。

宇宙が映し出されたかと思いきや場所は変わってうさぎの自宅。「いつものように」うさぎが派手に遅刻する様子がw
時代が変わってもうさぎの寝坊グセは変わっていないようで何よりでしたwそして、うさぎの「普通の女の子」としての日常が描かれてルナとの運命の出会いが訪れる・・・
その前後から何度も浮かんでは消えていくプリンセス・セレニティの幻影。一度は完結した物語故か、最初から包み隠さず全容を明らかにしていく描き方が旧アニメとは違った方向性とも解釈出来ます。

物語が進み、ルナから変身ブローチを受け取って、そして待望の変身シーンへ・・・！
「ムーン・プリズムパワー・メイクアーーーーップ！」

美しい透過光に彩られたうさぎがレオタードを着るあの変身シーンが眼前に現れ、レオタードを身に付ける・・・と同時に透過光がうさぎの身体から消えた！？
旧アニメの変身シーンではレオタードを着用後もスカートが現れるまでずっと透過光が身体を包んでいたので、これだけでも大きな進歩と言えますよ！（鼻血）

しかし、レオタードが現れた後にはスカートがつくと思われるラインまで一緒・・・ここは悪い点ですよ（泣）
もう一つ、賛否が分かれる点としてはレオタードとワンセットだった胸リボンがレオタード着用後に現れる点・・・これも恐らくプリキュアの影響なのでしょう。
そういえばBGMも担当者が変わったせいかどこかプリキュアを意識したものになっているんでしたっけ？変身ヒロインものとしては15年も前の大先輩なのに何故後に現れた変身ヒロインシリーズと雰囲気が似通っているのか・・・う～ん。

そしてレオタードを身につけて回転はしていますが所々でうさぎのチャームポイントといえるお団子頭から伸びる長髪が視界を遮り、肝心な部分で妨害しにかかるんですよ（泣）
せっかくの透過光なしレオタードをこんな形で台無しにしてもらっちゃ困りますよ、まったく（泣）
更に気になった点を挙げるとするならばレオタードがうさぎの体型に合うかどうか判断に迷うローレグになっていること・・・ですかね？
Vラインの鋭さなら旧アニメのほうが優っています。

というわけで新旧変身シーンまとめ。（赤字は中の人が気に入ってるポイントです。参考までに）
＜旧アニメ＞
・レオタードと胸リボンはワンセット、スカートが翻るまで透過光は消えない
・レオタードはまっさらな平坦でスカートのラインは見えない
・カメラアングルは正面から捉える視点が多い
・お団子頭はカメラの視界を遮っていない

＜新アニメ＞
・レオタードを身につけた時点で透過光は消える
・レオタードはローレグでスカートのラインがくっきり映っている
・カメラアングルはお尻を中心に様々な角度から捉える視点が多い
・お団子頭がカメラの視界に割って入るシーンが幾つかある

大体こんな感じでしょうか？あとは・・・2話以降の仲間の変身がどうなるかが気になるところ。
ぼくの勝手な予想を書かせていただきますと・・・

マーキュリーは水しぶきが舞い上がり、水を浴びた箇所が戦闘服に変化する
マーズは火の輪が身体の周囲を多い、通過した箇所から戦闘服に変化する
ジュピターは雷鳴が当たった箇所が戦闘服に変化する
ヴィーナスはうさぎと同じように透過光に包まれた裸体の周りを流星雨が降り注ぎ、カメラの前を通過した後戦闘服を着用

になるのでは？と予想しましたが・・・当たる保証は何処にもございませんので信用しないでくださいw

   

新アニメ開始と同時に感想を書かせていただきましたが旧アニメのプレビューも頑張っていきます。
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セーラームーンシリーズの時系列に関する考察

　セーラームーンシリーズは5年間に渡って放送された作品ですが時系列に関してはシリーズが変わる毎に、シリーズを重ねる毎に上書きされていった背景があります。

これはシリーズ物の宿命でもあるのですが、当初はなかった設定や後に追加された設定が増えたため生じる矛盾も少なくありません。
今回はセーラームーンシリーズの時系列をまとめてみたいと思います。
※尚、当ブログでは主にアニメ版準拠のお話を展開するため、原作をよくご存知の方にとって大幅に矛盾が生じる恐れがあることをご了承下さい。

1）敵組織の変遷
無印の敵　ダーク・キングダムは大昔の地球の預言者、クイン・ベリルに太陽黒点から生まれたクイン・メタリアが憑依して地球の人々を洗脳しシルバーミレニアムに宣戦布告して、セレニティとエンディミオン共々亡き者にした後クイーン・セレニティによって封印されました。
その後、現代に転生したセレニティ＝うさぎによって再び封印されます。

無印の時点での戦いは「前世から繰り返された因縁に決着を付ける」意味合いが大きかったと言えます。

R編はアニメオリジナルのエイルとアン、ブラック・ムーン一族という2つの組織と戦う流れでしたがエイル＆アンとの戦いは生まれ変わったうさぎが衛と再び巡り会い、その過程でエイル＆アンが愛することの大切さを知ることで地球への干渉を止めて銀河へ旅立つのが大まかなあらすじ。

ブラック・ムーン一族との抗争は30世紀でちびうさがうさぎの銀水晶を持ち出してしまい、そのためにブラック・ムーンの奇襲に対応しきれず大きな痛手を被る格好になります。その後、すぐクリスタル・トーキョーが巻き返したことでこれ以上攻め入ることが出来ず、またちびうさが過去の20世紀にいることが分かったことでワイズマンの策略により20世紀も侵略することになります。

当初、うさぎもちびうさもお互いの素性を知らず名前が同じもの同士ということでひとつ屋根の下で居候することになります。ブラック・ムーンの狙いが幻の銀水晶とちびうさにあることが分かってからはセーラー戦士はちびうさを守りながらブラック・ムーンの侵攻に対応することになりますが終盤においてセーラー戦士がクリスタル・トーキョーへ行ったことでちびうさがうさぎと衛の娘だと判明、この時点でうさぎ達を初めとしたセーラー戦士、ひいては1000年後の未来について既定路線が生じたことになります。

S編の敵　デス・バスターズはタウ星系から飛来したファラオ90とミストレス9を中心とする外敵に当たります。ブラック・ムーンはアニメ版において地球を離れた犯罪者の子孫達という扱いのため、原作設定を無視すればシリーズ初の地球外からの敵組織になります。
（エイル＆アンはあくまで2人が魔界樹のためにエナジーを欲したため組織だった行動は一切見せておらず、『組織』として扱うかどうかは判断が難しいところですが）

S劇中でうさぎが「救世主（メシア）」ではないか、と言われたのは恐らく30世紀における彼女の立ち位置＝クリスタル・トーキョーを中心とした世界を治める者としての視点を引き継いだのではないか、というのがぼくの考察です。

SuperSの敵　デッド・ムーンはペガサス並びにゴールデン・クリスタルを狙う敵として現れましたがネヘレニア自身が永遠の美しさを求める小惑星の女王であったためか、不老不死のうさぎ＝セレニティから憐れみの目で見られることを極度に嫌がる描写が終盤で見受けられました。

一度は逃亡するもののスターズ序盤でエターナルセーラームーンの力を得たうさぎによって悪しき心を浄化されたことでかつての優しい女王に戻りました。

スターズの敵　シャドウ・ギャラクティカは数多くの銀河を滅ぼしたシリーズでも屈指の戦力を誇る組織という位置付でした。
スターズ劇中で火球皇女によって語られたのが全銀河を巡って繰り広げられた「セーラーウォーズ」の存在・・・但し、それがいつ、どの時期に行われたのかは言及されていませんでした。

2）セーラーウォーズについて考える
では、「セーラーウォーズ」がいつ、どの時期に繰り広げられたのかについて考察してみたいと思います。
194話において火球皇女がうさぎ達に「セーラーウォーズ」のことを説明した際、それが全銀河を巻き込む規模の争いだったことが明かされます。
ところが、うさぎはおろかルナやアルテミスですら「セーラーウォーズ」に関して口を開くことはありませんでした。

ぼく自身、この件が長きにわたって引っかかっていた疑問だったのですがある仮説に行き着いた時、漸く納得出来る回答に辿り着けました。
『実はシルバー・ミレニアムにはセーラーウォーズに関わる文書や資料は実在した。
ところが、シルバー・ミレニアム時代にセーラーウォーズ発生が起こった後、間を置かずしてダーク・キングダムの蜂起によって崩壊した際、それらの文書や資料はその殆どが失われてしまった。』

そう考えてみると外部戦士が火球皇女を警戒していたのも自然と説明が付くのです。
外部戦士にしてみれば無用な争いを太陽系内に持ち込まれてしまう恐れがあったわけですから、警戒したのも分かりますがかと言って太陽系内さえ平穏ならばそれでいいのか？と言えなくもありません。

3）タイムパラドックス
話は変わって過去・現在・未来、一つの長い時間軸を扱う作品でよくあるのがある時点で生じた出来事によって予め定められていた未来が改変されてしまう、所謂タイムパラドックスが生じることです。

セーラームーンにおいてもタイムパラドックスと思われる状況がいくつか考えられまして・・・まず1つ目はちびうさがセーラー戦士の正体を知ること、に当たります。
詳しい過程は劇中で一切明かされなかったのですが、恐らくセーラー戦士の正体を知る者は30世紀の時点では極わずかに限られていたのではないか？と妄想します。

また、30世紀のセーラー戦士は伝説として語り継がれるほどの戦闘能力を有していると言われており、4戦士の力とクリスタル・ポイントの加護により最初の奇襲を除いてはブラック・ムーンの驚異を完全に防いでいたことが分かります。

・・・というのがRまでの時間軸で話した時に言われていたこと。
後に制作されたS・SuperS・スターズでもうさぎはパワーアップしていき最終的にはエターナルセーラームーンにまで進化しますがここでもまた
タイムパラドックスが発生しています。

Rで語られる「大変動」によってそれまでの世界が全て崩壊し、うさぎがネオ・クイーン・セレニティに即位して地球を統治するようになったことが明らかになりますが何故うさぎだったのか？

ここでうさぎと衛の前世からの間柄が生きてきます。20世紀に存在した政治・経済の骨格が「大変動」によって完全に機能しなくなった後、紆余曲折を経て銀水晶を持つうさぎの力で世界は救われることになります。

これは図らずも前世からの宿命で結ばれた月の女王・うさぎと、地球の王子・衛の2人でなければ実現出来なかったことだと言えます。

そして、人々はうさぎを救世主と崇めうさぎ自身も世界を救ったという揺るぎない事実のために否が応でも「大変動」後の世界を束ねる象徴へと祭り上げられるのです。その後はクリスタル・トーキョーを中心に世界を復興させ、銀水晶により不老不死となった人々とともに30世紀の世界が形成されました。

仮に、うさぎが「大変動」後もエターナルセーラームーンの力を維持したままブラック・ムーンと対峙したらどうあがいてもブラック・ムーンに勝ち目はなかったでしょう。
とはいえ、S以降の世界観は30世紀につながっているとはうさぎと衛が結ばれる路線以外は間違いなくRまでで語られていた30世紀とは全く別の未来になっているでしょう。

ところが、「大変動」で被った地球の被害は計り知れないものであった可能性が高くうさぎ自身もエターナルの力を失うほどの消耗を強いられたのではないか？というのがシリーズ全部をひっくるめて考えた妄想だったりします・・・

オマケ）
もうひとつ、夢小説を読みあさった経験がある方なら納得していただける仮説なのですがもし仮にスターズでうさぎが星矢と恋に落ち、そのまま結ばれたならちびうさは生まれただろうか？ってことはよく考えられるタイムパラドックスの最たる例です。

　　　

いや～、時間軸を考えて考察するのってかなり大変ですよね・・・（汗）
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変身は最大の防御にして、最大の攻撃手段？

　先日、とある作品の変身シーンに関して的確な言及があり詳しく
調べてみると変身を敵からの防御手段として利用していたことが判明。

もし、セーラームーンにおいて変身を防御や攻撃の手段として利用
出来るとしたら、と置き換えて妄想してみました。
※諸般の事情で作品名は伏せさせていただきますことをご容赦下さい。

1）変身はそもそもリスクを伴う
変身ものについて回る初歩的な疑問として敵は何故、変身中を狙わないのか？
に対するぼくの考えを明らかにしておきます。

まず暗黙の了承として変身を「正体を隠すための手段」として用いる場合・・・
セーラームーンを中心とした作品はよほどのことがない限り、敵の前で変身せず
変身してから敵の前に現れるケースが多いです。

対して正体を隠さない場合、敵の前で変身することが「自分の名前を名乗る手段」
として用いられることが多く変身したあとで敵が正体を知るようなことすら
少なくありません。

ここで重要なのが「変身はそれ自体が自分の正体を知られるリスクが伴う」こと。
敵がこちらの素性を把握した上で戦うような作品ならいざ知らず正体がバレては
いけないセーラームーンのような作品の場合、正体を知られることで執拗に
付け狙われたり私生活にまで影響を及ぼすことが十分考えられます。

変身一つをとってもここまでリスクがあるなら変身せず、素の戦闘能力を向上させれば
いいんじゃない？と思いたくなる人もいるかもｗ

2）効率のいい変身とは？
では続いて変身するにあたって要する時間はどうなの？と思った方も多いでしょう。
ぼく自身、これについては色々と考えがあってうまく纏められていませんが
変身時間に対する考え方に言及します。

結論を先に言うとセーラームーンの変身は時間がかかる部類に入るってこと、
ブローチからリボンが放出されてうさぎの身体にレオタードとして纏われる
までの時間は他者からはっきり見られるほどのもの、その証拠に変身を目の当たりにされた
うさぎの方が赤面し、ちびうさはうさぎが変身するところを見て初めてセーラームーンだと
気付く描写が明確に描かれています。

なので変身のフィールドは形成されるものの可視可能な部類に入るのかな？と
妄想したことは数知れず・・・
しかし、そのために危ない目に遭ったのがスターズ187話でした。
うさぎは変身するところをセイレーンにしっかり見られてしまい、更にそこから
うさぎが真のスターシードの持ち主だと気付かれてしまう事態に至ります。

一方、変身を一瞬で終わらせる宇宙刑事ギャバンのような方式の場合必ず
変身を終えたあとにシークエンスの解説を織り込むことで視聴者は変身に
要した時間の間何が起こっているのかを覚えた方も多いはず。

既にお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが敵に妨害されずに
変身したいならば極限まで変身時間を短縮するのが一つの解決策となります。

3）変身で使う力をあらゆる方面で活かす
もう少し妄想を突き詰めてお話を進めてみます。
変身で無防備な姿を晒すなら必ず何らかの形で自衛手段を取らなければ話になりません。
着ている服を脱いで裸体になってから戦闘服を身につけるような変身ヒロインものでは
これは至上命題になります。

さらにこの命題を語る上で絶対に出てくる意見のひとつが
「変身中を攻撃したらどうなるか？」でございます。
当然、変身時間を分析しその間隔を狙う場合は必要条件になりますし過去にはいくつも
変身の瞬間を妨害しようとした作品はあります。

大抵の場合、変身の妨害にこそ成功するものの変身そのものを無力化するまでには至らず。
ぼくが知る限りでは変身の妨害・無効化まで完全に成し遂げた作品はないのかな？
と思うのです（この項、この作品だったらというものがありましたら教えてください）。

セーラームーンだとリボンをブローチから放出している変身中に妨害でもされたら
確実にリボンが宙を漂い、裸体を晒す格好になるのは避けられませんがｗ

4）変身を変身のためだけに使わせない
では、変身を単純に姿を変える以外に使う方法はないか？という本題に入ります。
先に結論を言えば大別して攻撃か防御か、の2択になります。

一例を挙げるならば仮面ライダーブレイドは変身時に展開されるフィールドを
通ることで変身しますが、敵の目の前でフィールドを発生させて敵を弾き飛ばす、
敵の攻撃をフィールドで防いでおいて変身する等守勢に回っても変身出来る例に挙げられます。

一方、攻撃に使う例があまり多くはなかったのですがキョウリュウジャーは銃を
変身アイテムに使っている都合からか、ファイアの号令でスーツを打ち出して
敵を怯ませる＝攻撃しておいてからスーツを着用する使い方をしていました。

そう考えてみるとバクチになりますがセーラームーンでも銀水晶の浄化力を
最大限活かして敵の目の前で変身することで変身時に発生するフィールドで
敵を浄化しておしまい、なんてことになったら・・・
変身が一番危ない攻撃手段になってしまい変身ヒロインの存在意義がなくなりますね（泣）

　　　

久しぶりに記事を書きましたがいかがだったでしょうか？
もし、よければクリック一つよろしくお願いします。