日時:11月21日(土)14時半開始(14時開場)
会場:東京ウィメンズプラザ視聴覚室A
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/
参加費:1500円
※POSSE会員・雑誌『POSSE』を定期購読されている方・非正社員・失業者・30歳未満の若者は1000円
今回のPOSSE読者セミナーは、今年『ストリートの思想』を出版された、文化研究が専門の毛利嘉孝さん(東京芸術大学准教授)がゲストです。
本誌第5号のインタビューでは、「パンクは新自由主義に敗北したのか」と題し、日本の80年代とイギリスの80年代以の降音楽シーンの歴史を比較しながら、新自由主義や福祉国家について分析していただいています。
本セミナーでは、映像や音楽を実際に流しつつ、『ストリートの思想』や本誌インタビューの論点を織り交ぜながら、新自由主義に対抗する文化の実践についてご紹介いただきます。
80年代、世界的に新自由主義の波が世界を覆いつつあるなか、それに対抗する文化が台頭していました。
大仰で抽象的な「知識人」の議論が影響力を失う一方で、それに代わる「ストリートの思想」の登場です。
音楽や映像、マンガ、ダンスカルチャーなど、論壇でもアカデミズムでもない場所で、権威や消費主義に対抗する小さなコミュニティやシーンが形成されていきました。
アメリカやイギリスのパンクカルチャーに代表されるような、大学教授や政党から権威的に指導されるのではなく、
ビジネスが振りまく「ストリート的な」広告やメディアでもなく、
複数の無名の人々がボトムアップで作り出した「おもしろさ」や「快適さ」の運動です。
こうした対抗的なポップカルチャー、サブカルチャーは、伝統的な「政治」の領域を超えた、70年代以降のポストモダン思想の「実践」でもありました。
実は、同時期の日本でも同じような運動が始まっています。
バブル経済と「ニューアカデミズム」に代表される80年代の日本でも、インディーズ文化において、興味深い実践がいくつも行われていたのです。
こうした取り組みはどんな様子で、どんな背景をもとにしていたのでしょうか。
そして現在、そうした運動はどのような局面を迎えているのでしょう。
特に、今の日本を席巻する「オタク的な思想」や「ロスジェネの思想」は「ストリートの思想」になりえているのでしょうか?
音楽や映像を交え、毛利さんに具体的な文化運動を解説していただきながら、こうした背景や今後の運動の課題についても議論します。
ポストモダン思想も、ストリート文化も、興味あるけどそんなに詳しくは知らない、という方にもぴったりの入門的なセミナーです。
ぜひ、お気軽にご参加ください。
■タイムスケジュール
14:00 開場
14:30 開始、主催者あいさつ
14:35~15:35 毛利嘉孝さんによる「ストリートの思想」解説
15:35~15:45 休憩
15:45~16:25 『POSSE』編集長との対談
16:25~16:45 質疑応答
16:45 終了
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